みこみこ☆すとりっぷしょー

金の為ならなんでもする幻想郷一のドケチ女博麗霊夢です。

「みこみこ☆すとりっぷしょー」と書かれた看板を鳥居の所に立てかけて疲れたわなんてちょっと一息つきませう。
もう何回目になるのでしょう、金の為ならなんでもする幻想郷一のドケチ女であるわたくし博麗霊夢がストリップショウを始めたのは。
最初は恥ずかしかったものの私は常軌を逸した忍耐があるためすぐに慣れました。余談ではありますが私はおっぱいよりオシリス派です。

段々それは乱交会じみたモノになりましたというか乱交会です。ストリップショウという名の乱交会です。

あぁ、ほらほらそーこーしてるうちに人が集まってきましたよ。
今日はどのくらいお賽銭が集まるのでしょう。最近は文々。新聞にも宣伝を協力してもらっているので多くの人が集まるようになりました。

かぁかぁと烏が鳴きます
ほろほろと私は泣きます
えぇ、演技なんですよ
少し涙を流した方がたくさんお賽銭を入れてもらえるのです
賽銭箱にたくさんお賽銭を挿入れてもらえるのです

「んぁっちょ、激しすぎっ」

中はやめてぇなんて言うとね、喜ぶわけですよ参拝客は。え？参拝客ですよ参拝客。建前はね。
大丈夫です、アフターケアはばっちりですから。ちゃんとピル飲んでますし。

巷では早苗がビッチ扱いされてるけどね、しょうがないと思いますよ
彼女らだって信仰集めに必死だし三人住まいで家計は火の車
因みに私は貧乏ではないんです。ちゃんと異変解決で給料貰ってますしおすし。なんでこんなことするかって、そりゃあ、人は十二分を求める生き物ですから、ねぇ。まぁそんなかんじなんですよ。

「壊れちゃううっあひっ霊夢のおまっんこぉ、壊れひゃうぅっ」

適当にあしらって適当に喘いでおけば簡単にお金が入るんです。安いもんでしょう。ホント、女に産まれてよかったと思いますよ。

本当の愛？なんですか、それ。鼻で笑っちゃいますね。私はお金さえあればいいんです。それは純粋な愛で、もしかしたら金銭欲というものは本当の愛なのかもしれませんね。

あっあひっらめぇっあうんっ
こんだけ喋ってりゃいいんです。
楽な仕事でしょう。てきとーにこなしてりゃいいんですよ。SEXのプレイスタイルに正解なんぞありませんからね。

命の危険ですか。ありませんよ。首を絞めると締まりが良くなるなんて言って調子に乗って私の首絞めて殺しそうになった馬鹿が居ましたけど、あ、っていうか来てる輩は全員馬鹿なんですがね。そんな奴にはスペルぶちかましゃオッケーですよ。バッチグーですよ。

「あっあひっらめぇっあうんっ３穴同時はぁ、頭がぁ、おかひくっなっちゃ、うあああっ」

ふぅ。
一通り全部回しましたかね。これで全員の相手が終わりました。あぁ、まんこ痛ぇ。まんつうまん。

ホントはね、気付いてますよ。もうお金のためにやってるんじゃないって。自分自身が肉欲に溺れて、汚物に塗れてるって事に。快楽を求めるだけの猿になってるって事に。

それにしても冬場はやはり寒いものですね。階段に肩を預けて項垂れるわけですよ。冷気が身体の奥まで浸透して、氷になった気分です。それでも腋出しはやめませんけど。
終わった後は虚しくなるんです。誰も居ない神社。
冷たい石の階段を夕陽が赤く照らすんです。灰色も少しは彩られて綺麗になるんです。
私はあの時から成長していない。階段に写る私の影だけが大きくなっていくばかりで、本当の私はちっぽけで惨めなの。空を仰ぐと、紅が段々黒に追いやられていくわけね。最後にはぱくりと闇に呑み込まれちゃって。私の影も消えて、私も見えなくなって。灯りの無い神社だけが冷たく残るの。


死にたくなるに決まってるでしょう。