Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270

Warning: Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php:270) in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/global.php on line 40
『応急手当について教えてえーりん!』 作者: いぬうえ

応急手当について教えてえーりん!

作品集: 24 投稿日時: 2011/02/21 14:48:37 更新日時: 2011/02/22 22:19:37
ここは永遠亭にある特設スタジオ。
今日も天狗たちが河童の作ったテレビカメラを使い、幻想郷中に広まったテレビに番組を提供している。
視聴率はN〇K教育の深夜番組を余裕で追い越す勢いであった。



「はぁ〜い、皆さん。幻想郷、いや宇宙一の名医、八意永琳よ」

「そ、そしてその弟子の鈴仙です」

「これからあなたたちに教えるのは世に言う『応急手当』のしかたよ!」

「ぱちぱちぱち〜」

「応急手当は主に一般の人たちが怪我をした人たちのため、傷害の悪化を防いだり、苦痛を軽くしてあげるために行う行為よ」

「ちなみに『応急処置』は医師や救急隊員の人たちがする行為のことです。間違えないで下さいね」

「イナバ?そんなこと誰でも知ってるわ。人を小馬鹿にするのはよしなさい」

「す、すいません...」

「ゴホンッ...要するに、これは一般の人たちが行える最大限の救助活動なの。外の世界は危険だらけ。 交通事故、急病、痔、レイプ!そんなときに必要なのが応急手当ね」

「レイプは...」


「だけど、日本の応急手当での救命率はなんと6%! 外国と比べてかなり低いことが分かるわ」


「そ、そんなにも低いのですか?!」

「欧米での救命率は約20〜30%というところを見ても分かるように、この国の応急手当への意識の低さが伺えるわ」

「でも、応急手当といっても一体なにをすれば...」

「それをこれから説明すんのよ」

「・・・・・」

「ほとんどの人は応急手当をするに当たって、『やったことがない、やり方がわからない』といったり、『手当てをして、もし悪化させてしまったら責任が...』ということで応急手当を避ける人が実は多いのよ」

「この国はそういうところに目が行かなかったり敏感ですからね」

「責任問題の話になるけど、応急手当の結果もし悪化させるようなことがあっても法的には責任は問われないわ。
 でもまぁ、手当てを受けた人の家族は良い顔はしないでしょうけどね...」

「・・・・」

「それでは応急手当の手順についてお話しするわ。
まずは、
 
 @安全の確認 ...二次災害の危険を踏まえて
 A運搬(必要があれば) ...車の往来などがあった場合など
 B反応の確認と救援の依頼 ...反応を確かめる。
               [鼻息、胸の動きを確認]
                   ↓ 
                [反応がない]                 
                   ↓
                [119番、協力者を求める、
              AED(自動体外式除細動器)を持ってきてもらう]
                   ↓
                 [気道確保] 
 C必要な応急手当

 
 ―――を一通り行うことね」


「ちょ、すごく大変じゃないですか!こんなに覚えられませんよ!」

「この私の弟子のお前が分からないとでもいうつもり?」

「ぐ...!」


「言っておくけど、これらのことを一通りやらないと、
 
 @心臓停止の場合、約3分で50%の確立で死亡
 A呼吸停止の場合、約10分で50%死亡
 B多量出血の場合、約30分で50%死亡

 ――というように死亡率がグンと上がるの」

「そ、そんなぁ」

「カーラーの救命曲線でググってね」


そんなとき、事件は起きた。


「あっ!お、お師匠様!?姫様が燃えてます!!」


「ぎゃああああああああああああああ!!!!もこおおおのやろおおおおおおおお!!!!
マジふざけんなああああああああああああああ!!!!!!!!」


「大変だわ!早く火を消して!!」


輝夜についた火は天狗たちによってなんとか消し止められた。


「これは...ヒドイわ!」

「えぇ...り...ぃいん...熱いよおぅ...」

「お師匠、どうするんです!?」


「はぁ〜い!こんなときどうすれば良いのか!テレビの前のあなた。分かるかな〜?」


「ちょ!?」


「はい、まずは安全の確認ね!」


「ゴルゥアッ!BBA!!お前の頭が安全か確認してやろうかぁああっぁああ!!?」


「反応の確認!」


「いだああアアあぁぁぁああぁぁぁああいいいいいっ!!!
そ、そこ触るなあああぁぁああぁあッ!いでえええっぇぇえぇっぇえぇええぇえええええ!!!」


「うどんげ!AEDよ!!」

「はい!ただいま!!」


「い、いやぁ...!そこに貼っちゃだめだって!!痛いの!皮膚がボロボロなの!!溶けてるの!!や、やめ―――」


「外の世界ではAEDは公共の施設や学校、病院に置いてあるわ。心肺が停止しているときにだけ使ってね」


「私の心臓は動いて―――!!?」


「AEDで電気ショックを流すときはなるべく被験者から離れるように!感電するかもしれないからね!」


「やめろおおおおおおおおおおおお!!こんな状況で電気ショックは本当に死んじゃううううううううううう!!!!!」


「あ、そうそう、AEDは人工呼吸2回、胸部圧迫30回(このとき相手の肋骨を折るくらい当たり前のように4cmは胸部を押すこと)そしてまた人工呼吸2回〜 と絶え間なく繰り返した後に使うこと!」


「嫌アアアアああぁぁああああぁぁぁあぁぁぁぁああああっぁあ!!!!」


「今回は姫様が相手だからしょうがないけど、一般の人はいきなり電気ショックはダメよ?分かった?」


「私が何をしたああああああぁぁああああぁぁぁぁぁああぁあああああああ!!!!!!」


「はい、うどんげ離れてぇ...では皆さん!また次回!」


「い、いや...助けてえーりん...イナバ...もこう...」




















ピッ♪








      
途中から心肺蘇生法のお話に...
ちょうど応急手当や心肺蘇生法の知識を得る機会があったのでつい... 
しかし、応急手当といっても実際にやったことのある人や、やる場面に遭遇した人っていますでしょうか?
人工呼吸って海外なら口と口を交えることが多いからできる場合が多いでしょうが、日本だといろいろと...

ご意見ご感想お待ちしております。

〜コメ返信〜

1.NutsIn先任曹長さま> ありがとうございます。本当はもっと詳しく書きたかったんですが...もっとがんばろう...

2.の方> まあ、そうなんですがねw

3. 穀潰しさま> ちょこちょこ変わっちゃうわけですから、コレ!という解決法はないも同然ですね。

4.kyouneさま> なんと!そんな方法もあるとは! えーりんマジでブラックw

5.の方> うどんげがいた方がなんか和みますしw あ、心肺蘇生法はやる人はかなり怖いと思います。肋骨の折れる音が胸骨圧迫のときに腕から伝わってくるとか。
いぬうえ
作品情報
作品集:
24
投稿日時:
2011/02/21 14:48:37
更新日時:
2011/02/22 22:19:37
分類
永琳
うどんげ
輝夜
応急手当
心肺蘇生法
1. NutsIn先任曹長 ■2011/02/21 23:58:33
いや〜、ためになるな〜!!これで衛生兵が殺られても生存確率が上がります。
最後に、こんな目にあわせた永琳や鈴仙、それに仇敵の妹紅に助けを求める輝夜、も・え。
2. 名無し ■2011/02/22 02:00:03
っていうか免許持ってりゃこのレベルは知ってるはずだが・・・
3. 穀潰し ■2011/02/22 09:45:36
さすがのえーりん、突然の救命者にも全く動じず見事なてぎわですね。
因みに私の時は人工呼吸2回、心臓マッサージ40回と習いました。
世代によって回数が違ってくるからややこしんですよね。
4. kyoune ■2011/02/22 11:32:31
確か心臓マッサージは、「地上の星」を歌いながらするといいんだっけ。
60秒あたり100回のペースが、丁度その曲のテンポとかで。

このえ〜りんは絶対確信犯。
5. 名無し ■2011/02/22 21:32:48
うどんげいる意味あったの?
えーりんの応急手当は手順はあってるがなんか怖いから勘弁したい
6. 名無し ■2011/02/24 23:40:42
俺が聞いたのは
心臓停止してから1分経つごとに生存確率が10%下がるって・・・
60秒あたり100回のペースってのは俺も聞いたことありますよ。
7. 名無し ■2011/02/26 11:45:26
数日前テストに出ました。
輝夜はリザレクションしたほうが早いんじゃ…
名前 メール
パスワード
投稿パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード