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『くさいいき』 作者: イル・プリンチベ

くさいいき

作品集: 24 投稿日時: 2011/02/26 11:47:32 更新日時: 2011/02/26 21:14:55
Caution!

 ・悪臭表現が非常に多いので、それが苦手な方はこのSSを読まない方が望ましいと思います。

 ・キャラ崩壊してますので、原作設定にこだわりを持たれてる方はこのSSを読まない方がいいと思います。

 ・その他もろもろ変態的表現がありますので、それらに耐性の無い方はこのSSを読まない方が望ましいと思います。

 ・悪臭表現、キャラ崩壊、変態的表現に耐性のある方はこのSSをそれなりに楽しめれると思いますので、どうぞご自由にお読みになって下さいませ。


―1―

 
 ここは悪魔の住む舘で名高い紅魔館の地下にある、フランドール・スカーレットの部屋である。

 姉のレミリアが結んだ契約によって、フランの食料と玩具になる人間が外界から送り込まれているのだが、フランドールは気が触れているのでいつ何をしだすかわからないために、いつの間にか食料と玩具としての人間はいつの間にかはないされてしまうのだ。

 すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜、

 フランドールは両手を広げ深呼吸すると、部屋にいる人間は何をしだすかわからないのでただ怯えるしかないのだが、

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜、

 フランドールは広げた両手を体の内側に絞りながら、息を部屋にいる人間に向かって吐き出すと、人間達はどういうわけか猛烈に苦しみ出すと部屋中をのたうちまわり、吐血をしたり自分の舌を噛み切ったりしながら全員が息絶えてしまった。

 「ふふっ、これ使えるわね。ああっ、これぞ私のカリスマね。これが使えればあいつなんてゴミクズ同然の存在よ。いいわ!これ!私の新しいスペルカードとして使えるかもしれない!」

 フランドールは息絶えてしまった人間達を見つめると、ひょっとして対妖怪戦にも使えるんじゃないかと思ったので、

 「このスペルカードの名前は悪臭『ナイトメア・デス・スメル』ね!早く弾幕ごっこをしたいなぁ…。弾幕ごっこをした際にお披露目といきたいわ。」

 フランドールは悪魔を思わせる笑みを浮かべてから、右手に目を作りそれを握りしめると、

 「ギュッとして、ドカ〜ン!!!!!」

 と叫ぶと、息絶えてしまった人間達はその亡骸を残すことなく塵と化してしまった。


―2―


 「ダメっ!その魔道書を持ってかないで〜!」

 「パチュリー、確かに魔道書は死ぬまで貸してもらうぜ!」

 ドガッ!ドガッ!ドガッ!ドガッ!ドガッ!

 魔理沙は魔道書を返すように促してくるパチュリーの顔面にパンチを叩きこむと、

 「うるさい!しつこいんだよ、お前は!いい加減くたばっちまえっ!」

 「む、むきゅ〜…、ま、魔理沙、その魔道書を返して…。今のあなたじゃ、使いこなせない代物なのよ。」

 「だまれこの紫もやしめ!いい加減くたばりやがれ!」

 バギッ!バギッ!バギッ!バギッ!ドガッ!ドガッ!ドガッ!ドガッ!!!!!

 魔理沙はしつこく魔道書を返すように促してくるパチュリーに腹を立てたので、半殺しにするまで何度も箒で叩きつけるとパチュリーは吐血してから、

 「ゴフッ…、む、無念…。」

 憐れな紫もやしは泥棒の手によって意識を失ってしまったので、
 
「よし、今日も大量ゲットだぜ!今日もパチュリーから魔道書を死ぬまで借りることができたぜ。」

 ヴアル魔法図書館に侵入してパチュリーと小悪魔を箒で叩きつけて気絶させてしまっただけでなく、そのうえ大量の魔道書を盗み取ったのは泥棒家業で悪名名高い霧雨魔理沙だった。

 「パチュリーがくたばっている間にここを出ないとまずいことになるから、用も済んだしさっさと帰るとするぜ。」

 魔理沙はパチュリーから奪った魔道書をいつも愛用している袋に詰め込むと、箒にまたがるとすぐに破壊した扉の方へと疾風の如く向かって飛び去っていくと、

 「後は家に帰るだけだがメイド長は何とかなるとして、フランドールが厄介なんだよな。あいつに見つかると弾幕ごっこをやらされる羽目になっちまうからな。」

 地下から地上の方へと急いで戻りたい魔理沙は、紅魔館の誓いにおいて最大の脅威が出てこないことを願ったのだが、

 「魔理沙、遊ぼう!弾幕ごっこをして遊ぼうよ!」

 後ろから可愛らしい声がしたのだが、それと同時に鼻の曲がる悪臭が漂い始めたので、魔理沙は背後を確認すると、七色に光る不思議な羽をもっていて、白と赤を基調としたドレスを身にまとっていて、薄い黄色の髪をしている悪魔の妹がそこにいたので、

 「フ、フランか!悪いが今はお前と遊んでいる場合じゃないんだ!」

 白黒の泥棒はフランドールがやってきた事に戦慄を感じると、速度を上げて地上に出る階段の手前に悪魔の妹が先回りをしていたから、

 「フラン、そこをどけ!どかないとひどい目に遭うぞ!これ以上邪魔するなら本気で殺すぜ。」

 魔理沙はひひいろがねの八卦炉をフランに構えてすぐさまマスタースパークを放つと、

 「遊んでくれるんだ!やったー!どんなに頑張っても魔理沙如きじゃ、私を殺せないけどね。」

 フランドールは爛々と輝いた瞳を垂れ目にして魔理沙を見つめてからマスタースパークを瞬時に回避してから、

 「死ねっ!悪魔の妹がっ!」

 魔理沙は八卦炉に魔力を注入して、自らの代名詞ともいえるマスタースパークをフランにあてようとしたが、フランを捉える事はなくただ壁を破壊するだけに終わってしまったので、

 「はっずれ〜!魔理沙ったらおっそ〜い!じゃ、私の番ね〜。」

 すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜、

 フランドールは両手を広げ深呼吸をして、灰に詰められるだけ空気を入れ込むと、

 「攻撃する気はないんだな!じゃ、私は逃げさせて貰うぜ!」

 魔理沙は地上に出る階段に行こうとしたその時、

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜、

 幻想郷の歴史が動いた。

 フランドールは魔理沙めがけて息を吐きだすのだが、フランドールが吐き出した息は何故か七色に変色しながらメタンとアンモニアと二酸化メチルと硫化水素とアセトアルデヒドが混ざったおぞましい悪臭が魔理沙の鼻に入りそれらが脳神経に襲いかかると、

 「フ、フラン!何をしやがった!?うっ、臭っ!うわあああああっ!!!!!頭が、鼻が、目が、腕が、足が、全身が、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!痛いよ〜〜〜〜〜〜!!!!!ぎゃあああああああっ!!!!!!!!!!うぎゃあああああああああっ!!!!!!!!!!」

 魔理沙はフランドールのくさいいきによって猛烈な吐き気を催してしまうと、その場でうずくまると涙が止まらなくなると、

 「気持ち悪いぜ!猛烈にゲロをしたくなるのはどうしてなんだ!?ウプッ、ウェップ!ウゲエエエエエエェェエエエエエエェエエエエエエッ!!!!!」

 ボチョボチョビチャビチャボチャグチャッ!

 床には魔理沙が今日の朝と昼にとって食事の名残が床に落ちて、ゲロ特有の臭いともいえるプロピオン酸に近い臭いが地下廊下に漂いはじめれば、全身に激しい痛みが襲いかかることによって魔理沙は呼吸困難に陥ってしまいそのまま息絶えてしまった。

 「あ〜あ、魔理沙が壊れちゃった。人間の癖になかなか魔力が強いからもっと持つと思ったんだけど、案外もろいんだなぁ。」

 フランドールは右腕に目を持って拳を握りしめると、

 「壊れちゃった玩具は廃棄処分にしないといけないわよね。じゃあ、早速…、ギュッとして、ドカ〜ン!!!!!」

 フランドールのくさいいきによって非業の死を遂げた魔理沙は、フランドールの能力によってその亡骸を破壊された事により紅魔館の地下廊下の塵となり果ててしまった。


―3―


 「どうしたのフラン?地下から出てくるなんて珍しいじゃないの。何か用事でもあるのかしら?」

 レミリアがフランドールを見て驚いているのは、地下に引きこもりがちな妹が屋敷内で動き回ること自体があり得ないので内心凄く驚いているのだが、姉としての威厳を保つためにそんな素振りを見せず平静を取りつくろっているだけなのだが、

 「お姉さま、明日神社でやる宴会に参加させていただけないでしょうか?」

 フランドールが宴会に出たいと言い出したので、レミリアは紅魔館の恥となることを恐れたために、

 「ダメよ。今のあなたを人前に出すわけにはいかないわ。正気じゃないフランの言動が元でスカーレット家の名を地の底に落としかねないわ。」

 レミリアはフランドールの宴会を参加することに許可を出さなかったが、

 「お姉さま、私は紅魔館の地位をより高めたいためにこの力を使いたい所存でございます。私の忠誠心を信じてください、お姉さま。」

 フランドールは宴会に出たいがためにレミリアの前で土下座を晒すと、

 「そう…、わかったわ。明日の宴会には参加してもいいけど、人様の前で粗相はしないこと、あなたにこれが出来るかしら?」

 レミリアはフランドールに向かって、紅魔館の名誉にかけて人前で粗相をしないことを条件として約束させると、

 「わかりましたお姉さま。今の私は以前と違って気が触れていませんから、人様の前で恥をかく言動は一切致しません。」

 「お姉さまに感謝の気持ちを示すために、一発芸を見せたいと思いますがよろしいでしょうか?」

 フランドールはレミリアに一発芸を取ることの許しを得ようとすると、

 「いいわ、やって御覧なさい。あなたの一発芸って奴を私に見せて笑わしてみなさいよね。」

 レミリアはフランの一発芸とやらに少しばかり期待を見せると、

 「わかりましたお姉さま。それでは私の一発芸をご覧になってくださいませ!」

 フランはレミリアに一発芸を見るように促すと、

 すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜、

 フランドールは両手を広げてから肺に限界まで空気を入れて深呼吸すると、

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜、

 掃除をしている妖精メイドたちに向かって七色に変色するくさいいきを吐き出すと、メタンとアンモニアと二酸化メチルと硫化水素とアセトアルデヒドが混ざったおぞましい悪臭が紅魔館全体に広がり、掃除をしている妖精メイドたちがいきなり苦しみ出してからのたうちまわると、ものの3分もたたずに全員死んでしまったのをレミリアが目の当たりにしたので、

 「フ、フラン!いつそれを覚えたのよっ!ま、まさか、そっ、それは、あっ、あっ、あ、あの伝説といわれる…!その…、ぐっ!」

 レミリアがフランに向かって迫ろうとするも、臭い息をまともに嗅いでしまった事により神経細胞が破壊されてしまったのでその場で倒れこんでしまうと、

 「そう、くさいいき。新しいスペルカードに採用するんだけど、ネーミングは悪臭『ナイトメア・デス・スメル』でいいよね?」

「てへっ!あ〜あ、妖精メイドたちが壊れちゃった。でもいいよね?どうせ妖精メイドなんて変えが効くんだからさ!」

 フランドールは恐ろしいことを言いながらもあどけない顔を周りに見せると、

 「お姉さまどうですか私の一発芸は!?」

 レミリアはフランにくさいいきを宴会芸で使うのかを問い質すと、レミリアは全身からくる痛みのせいでのたうちまわっていたので、

 「あれっ、お姉さま。どうしたんですか?そんなところで寝てたら風邪引きますよ?」

 フランドールはレミリアの顔を覗き込んだが、レミリアはすでに呼吸困難に陥っており涙を流しながら全身の痛みと吐き気に耐えているだけだが、体の色が茶褐色に変色し始めた事によりレミリアの身体は腐食化が進んでしまったのだ。

 「お姉さま、なんか言ってくださいってば〜!」

 フランドールはレミリアの身体を肩からゆすり始めると、レミリアの細胞が腐食した事により両腕がもげ落ちると床に落ちると敗となって消えてしまったので、

 「あれっ?お姉さま、死んじゃうの?こんな程度のくさいいきで死んじゃうなんて情けないね。」

 フランドールはレミリアの身体を思い切り蹴り飛ばすと、レミリアは壁に衝突してしまってからあえなく肺となり消えさってしまったために、

 「ふふふっ、あはっ、ア〜ハッハッハッ!今日から私が紅魔館の当主ね!忌々しいあいつはもういないしから、屈辱的な地下生活を送るはめになったんだけど、これでやっとわが世を謳歌できるわ!明日は宴会に出て、臭い息を皆に披露することができると思うと、凄く楽しみだわ!」

 
―4―


 今日は恒例の宴会の日。博麗神社にやってくる人妖はみんなそれぞれ酒とつまみを持ってきてわいわい騒ぎながら楽しむのがいつものスタイルであるが、今回は幹事の霧雨魔理沙が行方不明となっていたのでみんな不審がっていたけど、泥棒家業で有名な魔理沙の悪評は名高く人間としては非常に嫌われていたので、どこでもぞんざいな扱いを受けたために捜索は打ち切られる形で終わってしまった。

 「今日の宴会の信仰は魔理沙さんに代わって、私、東風谷早苗が行いたいと思います!」

 空気の読めなさは幻想郷において最高レベルを誇る、守矢神社の風祝の東風谷早苗は魔理沙に代わって宴会の進行役を臨時で勤めているが、みんな早苗がイタイ子だという事が解っているので、余計な事は突っ込まずひたすらスルーすることにした。

 「さて、みなさんが楽しみにしている宴会のお約束の時間です!一発芸を見せる時間がきました!優勝者の方には白麗神社に奉納されているお賽銭を優勝賞金として送りたいと思います。」

 賞金がかかってると聞いて宴会に参加している者はテンションをあげて歓声を鳴らしたが、

 「うちに優勝賞金を支払う余裕なんてないわっ!このボケがぁ!!!!!」

 ドガッ!!!!!

 「ギャッ!!!!!」

 早苗の後頭部めがけて霊夢はお祓い棒でたたくと鈍い音がしたので、永琳が早苗の傍によって生存を確認したのだが早苗は即死状態だったのだが、宴会に事故はつきものなので参加している妖怪達は何事もなかったように平然としていた。

 「司会を務めていた東風谷早苗さんが不慮の事故で亡くなったので、私、博麗霊夢が司会進行を代理として務めさせていただきますのでよろしくお願いします。」

 霊夢が会場にいる参加者に会釈をするとまた大歓声が鳴ったので、

 「もう一度仕切り直しますが、一発芸の時間となりましたので自信のある方はこちらの壇上にお越しください。」

 霊夢が一発芸の参加者を募ると、

 「はいは〜い!」

 フランドールが真っ先に手を挙げていたので、

 「フランドール・スカーレットさんね。それではこちらの壇上にお越しください。」

 霊夢はフランドールを壇上に呼び付けると、フランドールは疾風の如く勢いで飛び込んできた。

 「あんたが一発芸を見せてくれるのね。ここは敷居が高いから、つまらないことをやっちゃブーイングの嵐が飛び込んでくるわよ?それにあんたがまともな一発芸ができるわけないと思うんだけど、面白かったら私の全財産をあげてもいいわよ?」

 霊夢はフランドールが一発芸なんて代物ができないと思っているので、冗談交じりであえて全財産をかけてもいいといったのだが、

 「えへへっ、私の一発芸はみんな驚愕すると思うんだけどなぁ。」

 「どんなふうに驚愕するのよ?言ってみなさいよね。」

 「私の495年間の臭いを堪能できると思うんだ。」

 「あんた、まさか生まれて一度もお風呂に入ってないってわけじゃないでしょうね?」

 「うん、入ってないよ。」

 「うわ〜!こっちこないで頂戴!バッチィわね!」

 「うん、それに歯磨きも一度もしたことないよ。」

 「冗談でもやめなさいよ。あんたの口臭なんて嗅ぎたくもないし、嗅がされたくもないわ。一体何の罰ゲームなのよ!」

 霊夢がフランドールにどんな芸を見せるのか聞いたところ、フランドールは自分の495年分の悪臭を嗅がすことを伝えたので、流石の霊夢も間に受けてしまいフランを遠ざけたのだが、フランドールは自分の一発芸を幻想郷の住人達に堪能させたかったので、

 「1番、フランドール・スカーレット。495年分の悪臭、いきます!」

 フランドールが勝手に一発芸を見せようとすると、周りの者はどんなものか見てやろうじゃないかと余裕の態度を見せたのだが、

 すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜、

 フランドールは両手を広げ深呼吸をして灰に詰められるだけ空気を入れ込むと、

 「おいおい、ただ深呼吸して終わりか?冗談も大概にしろよな?」

 周りにいる参加者達はフランドールにヤジを飛ばしたのだが、

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜、

 フランドールが息を吐きだすと、何故か七色に変色しながらメタンとアンモニアと二酸化メチルと硫化水素とアセトアルデヒドが混ざったおぞましい悪臭が宴会に参加している者たちの鼻に入りそれらが脳神経に襲いかかると、

 「く、くせええええええええぇええええええぇえええええっ!!!うっ、う、ううっうげえええええぇええええぇえええええええ!!!!!」

 「の、のわああああああっ!全身がっ、いてえええええええっ!!!!!!!!」

 「うげっ、うげっ、おげっぷ、おげぇえええええぇえええぇえええええ!!!!!」

 「あっ!あっ!うああああっ!」

 フランドールがくさいいきを宴会場全体に吐き出すと、そこは一瞬にして修羅場のそれになり替わり参加者は阿鼻叫喚の声を上げてしまい、数多の大妖怪達はフランドールの口臭に脳神経を破壊され死に到った。人間の参加者である博麗霊夢や十六夜咲夜も例外なくフランドールのくさいいきによってその短い生涯を終えることになった。

 「か、輝夜…死んだか?はっ、ははっ…これは、本当に死ねるな…」

 「いいや、生きてるわ…でも、あなたのいう通りまじめに死んでしまうかもしれないわ…」

 フランドールのくさいいきはすべての生物の神経細胞を破壊する程度の能力を持ち、なおかつ遺伝子レベルまで破壊してしまうので、死なない蓬莱人をも死に到らせてしまうのではないかと思わせる威力を誇り、リザレクションを繰り返す蓬莱人もすっかり弱り切ってしまい、
 
 「姫様、私たち以外は全滅です…わ、私は、もうダメです…、これは、月の技術を…、はるかに…上回る…、究、極、の殺人…、兵器…、だわ。グフッ!」

 死なない蓬莱人の一人で、月の頭脳の異名を持つ八意永琳はフランドールのくさいいきを嗅いでしまった事により、その長きにわたる生涯を閉じてしまった。

 間もなくして、蓬莱山輝夜と藤原妹紅も永琳に続いてその長きにわたる生涯を終えることになった。

 「私の息は究極の破壊兵器だわ!壊せるものはみんな壊しちゃったから、もう楽しめないんだね。じゃ、私の息を嗅いでみようかしら。」

 フランドールは落ちていた瓶を拾うと、

 「この瓶に私の口臭を詰めれば私もこの臭いをかげるもんね。自分でも嗅いだことないし、やっぱり気になるわ。」

 すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜、

 フランドールは両手を広げ深呼吸をして灰に詰められるだけ空気を入れ込むと、

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜、

 フランドールが瓶に向かって息を吐きだすと、何故か七色に変色しながらメタンとアンモニアと二酸化メチルと硫化水素とアセトアルデヒドが混ざったおぞましい悪臭が瓶の中に充満したのでフランドールは瓶に詰まった口臭を嗅ぐと、それらが一気にフランドールの脳神経に襲いかかると、

 「うっ、ぎゃああああああああっ!!!!!くっ、臭い!臭すぎる!ダ、ダメっ!!!!!わ、私、壊れちゃう!!!!!」

 フランドールは自分の口臭を嗅ぐと、想像を絶する臭さに悶絶し涙が止まらず猛烈な吐き気に襲われ全身に激しい痛みを感じてしまい、爪で身体をかいてしまうとフランドールの肉が剥がれおちてしまい、すべての細胞が腐食化した事で灰となってしまった。

 文字通りフランドールが全てを壊した瞬間、

 その時、幻想郷の歴史が動いた。

 博麗神社が発生源の悪臭は幻想郷すべてを包み込んでしまい、すべての生きものは息絶えてしまったのだった。

 そして、幻想郷から誰もいなくなった…。
フランちゃんの口臭はすべての物を破壊する程度の威力を持ちます。

クリーチャーの類は遺伝子レベルで破壊します。

本来は死なない蓬莱人を殺してしまいました。

とにかく分子レベルで全てを破壊してしまう恐ろしい兵器でもあります。

うん、これは酷い。こんなSSを作ってしまった私は酷い。
イル・プリンチベ
作品情報
作品集:
24
投稿日時:
2011/02/26 11:47:32
更新日時:
2011/02/26 21:14:55
分類
フランドール・スカーレット
くさいいき
そしてみんないなくなった
495年分の悪臭
オリジナルスペルカード
その時歴史が動いた
1. NutsIn先任曹長 ■2011/02/26 21:15:22
歴史が動くどころか、終わってしまったじゃないですか!!
よいこのみんな!!はみがきやおふろをさぼっちゃだめだぞ!!

たしかに、これは酷いですね〜。いろいろな意味で。
なお、『これは酷い』は、産廃では褒め言葉です。
2. 名無し ■2011/02/26 23:58:35
フランドール、おそろしい子
3. 皆無 ■2011/02/27 17:05:04
新しい化学式が生まれたw
4. 名無し ■2011/02/28 20:53:31
青魔法最強伝説はここからはじまるのだ!!
5. イル・プリンチベ ■2011/03/01 21:13:19
コメ返しです。
1>>NutsIn先任曹長様
最大限の評価をいただいてまことに光栄です。
2>>名無し様
そうですよね。
3>>皆無様
化学式では解析不可能ですよ。
4>>名無し様
モルボルグレートですね。
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