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『今日も幻想郷は平和です』 作者: 幻想保査長
1・うっかりフラン
ここは紅魔館。
夜王レミリアの住処である。
館は紅くないし内装も紅くない。
レミリアには妹がいた。
名はフラン。
二人は仲良しではなく、かなりの仲の悪い姉妹であった
目を合わせようとせず、口が開けば悪口の言葉。
そんなある日、些細な事で二人は喧嘩を起こしてしまった。
「だ〜か〜ら〜、私のほうが強いにきまっているじゃん!」
「ふざけたことを抜かすな!妹より優れている姉などいない!」
「何言ってんだよ。能力的に私が最強だしぃ〜」
どうやら館の中で誰が一番強いかと謂う話が原因。
姉が自分がゴミ屑な妹より強いと発言し、偶然通りかかった妹がそれを聞き話に割り込んだ。
姉に反発した結果、現在に至る。
「このッ…!姉に対してその口の利き方はなんだ!?愚妹め…ブッ殺してやる!」
「やれるもんなら殺ってみやがれッ!アバズレビッチッ!!」
レミリアはグングニルを具現。
槍をフランに向けて投擲。
当然、当たる気はサラサラ無いので避わす。
その場に居たパチュリーは魔法を展開する暇もなく、巻き添えを喰らって即死。
これだから貧弱女は…そんなのだからオワタ四天王と言われるのだ。
「死ねッ!似非チスイコウモリッ!」
魔眼で捉えた核をギュッとして握り潰す。
そう簡単には消される姉ではない。
見当違いの物を破壊する。
フランは苛立ち、核をキュッとしてドカーンを連発。
次々と物が灰塵と帰する。
遂にフランは発狂し、幻想郷の核を潰してしまった。
ぱんっ!
幻想郷は亡んだ。
ジパング(笑)
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2・チャンネル
「〜♪」
”ワニムのげんこつでは血を流すことはできても、この夜王の血を切れるようにすることはできない!!”
”遊びは今までだ【レイム―】!”
「なぁ…」
”広州a!!”
「なによ?今いいところなのよ。ちょっと黙ってくれないかしら?」
「ついにアニメオタクになったのか?人形オタク」
”fufu…話を聞いてくれません”
「用がないなら出て行け。野良魔法使い」
「いや、家にテレビがないからお前のテレビを借りにきたぜ」
ガチャガチャ。
テレビの画面の横にあるチャンネルボタンを押す。
”デンカイドア"ラスヂ。ディグヅドダバエルア"ラワリタディヅド!”
「お、仮面ライダーリグル始まってるぜ!」
「ちょ、なに勝手に番組変えてるのよ!このクソ女!!」
「チッ…ウルセェな…これを喰らえ!」
アリスに星弾幕を浴びせる。
勿論狭い室内の上、至近距離で避けられるはずもなく被弾。
「ぎゃああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
「ふっ、くたばったか…さて、これでゆっくりと見れれるぜ」
”ア"ンタドゥワタジバ…ナカバヂャナカッタド?!”
「相変わらず面白い台詞だなぁw」
「死ねぇええええええええ!!!!!このモノクロビッチ!!!!!!」
殺すつもりで弾幕を張ったようだが、さすが死の少女。
戦場(旧作)を潜り抜けただけももある。
アリスは人形爆弾を魔理沙に突撃した。
「死んでたますかぁ!!!!!私のはまだまだ盗むものがあるんだよぉ!!!!!!」
その後、熾烈な弾幕を展開になり、アリス邸は戦場となった。
しかし弾幕の流れ弾がテレビに当たり大破してしまい、さらに高価なテレビが壊れた事にアリスは
激怒し、魔理沙に近接戦闘をしかけ身体にピアノ線を巻き付け、肉の輪切りの塊にした。
テレビは犠牲となったのだ…。
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3・最強の戦車
「やっぱり戦車は重装甲で高火力で重装備が最強なのです!」
彼女の名は里香。
幻想郷で唯一の人間の戦車技師である。
ふらわ〜戦車・イビルアイΣ浮揚戦車を一人で製造。
「色々と案が浮かび上がったなのですが…やっぱり多砲塔戦車しますのです!」
多砲塔戦車…簡単に言えば砲塔が沢山ある移動トーチカ。
火力はデカイが、欠陥などの問題もデカイ。
だがここは幻想郷。
常識に囚われない世界。
現実にできない代物ができる事ができる異世界なのだ。
「善は急げ!さっそく設計なのですぅ!」
製図盤に用紙を敷き、製図&計算に取り掛かる里香。
数週間後…製図室から彼女はやつれた姿で出てきた。
「き、記録更新なのです…あ"ー、酷い顔なのですぅ…人様に見せられる姿じゃないです…」
少女休息中…。
製造に取り掛かり、途中重要な問題に直面した。
「予算が…危いなのです…」
そう金なのである。
材料は都市の企業から買い取っていたが、すぐに尽きてしまったのだ。
「ど、どどどうしよう…これじゃあ最強の戦車が作れないのです…」
困ってしまった里香。
と、そこへ謎の人物が現れた!
「話は聞かせてもらった!」
バンッ!と勢いよく現れたのは紺のスーツを着込んだ髭を生やした中年の小父さん。
「だ、誰なのです!?」
「私は有澤重工の第43代社長有澤隆文だ!重戦車の製造…我社が支援しよう!」
「ほ、本当なのですか?!嬉しいなのです!」
「だが、ただ支援はせん。我社と契約すれば支援してやろう」
「私は大金は持っていませんなのです」
「金ではない。条件は戦車一輛売れるかどうか、だ」
「里香の戦車は売れるのです!契約しますのです!」
契約書を読んだが、余りの細かく長々と記載されていて読む気が失せ、里香はホイホイと判子を押した。
その後、戦車はできたが…法外な値段で買い手は当然おらず、里香は契約書に書れていた通りに企
業の性欲処理機となった。
契約書を最後までよく読まなかったのせいである。
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4・キチガイ警官
里には特別高等警察と小兎姫警察がある。
特高警察は訊問のやり方や色々黒い噂が立っているが、小兎姫警察は特高警察より酷い。
小兎姫は制服ではなく、和服を着ている私服警官である。
特に意味もなく逮捕したり、こっちを睨んで威嚇した!っと、見てもないのに逮捕したり等。
性格も変わっており変な物やガラクタを集める事を趣味としている。
酷いのが、物集めに集中している時は近くで強盗・殺人・窃盗などが起きても知らんぷりである。
逮捕又は無抵抗の状態の者を「反撃の恐れがある!叩きのめして再逮捕する!」と言い、十手で
殴ったり蹴ったりなどの暴行を加えて、その場で放置。
苦情に向かったら弾幕を浴びさせられ重傷を負わされた。
特高警察が視察に来た時、小兎姫は全裸で奇声を発しながら奇妙な踊りをしていた。
「だめだこいつ…この痴呆は放っておこう」
一瞬でこいつは関わりたくない&精神障害者と判断した視察官はそのまま周り右。
帰って行ったのだ。
時折里に出てはブツブツと独り事を言っているかと思ったらいきなり発狂したような大笑いをしだす。
そして火縄銃を取り出し「了解。射殺します」と言って民間人を銃殺しだした。
駆け付けた特高警察は説得するが、聞く耳持たず。
小兎姫は特高警察に襲い掛かりだし、止むを得なく射殺された。
めでたしめでたし。
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5・地獄之御月様
昼か夜かはわからない明るさと不気味な空。
禍々しいく輝く太陽と煌々と光る月。
月に女性の上半身が描かれていた。
彼女はキクリ。
空から地獄を見守る。
今日も地獄に住む一本角の鬼、コンガラがやってきた。
コンガラは喋る。
だが自分は喋れないのでコンガラの話を聞く。
毎日地獄を眺めるのは退屈で、コンガラの話が最近の楽しみである。
ある日、キクリは丘で自分を見つめている青年を見つけた。
男は一時間程キクリを見つめると、燃え盛る血の池の中へ入って行った
毎日毎日、男は決まった時間、決まった場所で現れてはキクリを見つめた。
キクリも最初は気にしていなかったが、毎日現れては自分を見つめる男に興味を持ち出した。
日に日に男が気になりだし、男の事しか思わなくなり、これは恋だとキクリは気がついた。
だがコンガラに相談しようにも自分は喋れない上、彼女は恋愛経験はない。
今日も男は現れた。
キクリは言葉の代わりに弾幕で告白した。
いきなり月が弾幕を展開した事に驚愕し、避けようにも避けれるレベルの弾幕を浴び、男は訳も分
からずに死んだ。
スペルルールのないここでは弾幕は殺すに特化した殺傷能力のある弾幕であり、ルーキーは秒殺される。
不意打ちをくらった男の体は所々弾幕で抉られ、断面からは血と臓物が零れ出ている。
死んだ男を見てキクリは頬を赤らめた。
(これでずっと…あなたを見てられる……)
う〜ん…なぁんか産廃成分が足りないなぁ…。
もっとこう…ズバブシャーみたいな…悲惨というか、陰湿といより、凄惨みたいな感じが…。
自分で何を言っているか分かりませんが、つまりそう云うことです。
狼狐さん・ぐうさん・NutsIn先任曹長さん・穀潰しさん・木質さんみたいな
素晴らしい作品を書く人みたいに目指していますが…壁が高いな…。
産廃住人としては私もまだまだ未熟(イージーシューター)ですな。
>>NutsIn先任曹長様
なるほど、やはり数ですか。
よーし、どんどん書くぞー。
幻想保査長
作品情報
作品集:
24
投稿日時:
2011/03/03 10:59:48
更新日時:
2011/03/06 13:21:46
分類
短編集
レミリア
フラン
アリス
魔理沙
里香
小兎姫
キクリ
けど保査長氏も好きですね〜
っても一番良かったのはガンちゃんやな
こんな連中が跋扈していたのですかね。
戦いの後は、いつも空しい…。
実写映画でも同様の台詞を言った屍人警官、幻想入りしたか!?
良い作品を書くには…、ズバリ、数をこなす事でしょうね。
私の作品など玉石混合ですから分かるでしょう?