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『キャノンシュート』 作者: イル・プリンチベ
―1―
ここは幻想郷の魔法の森某所にあるアリス・マーガトロイド亭で、家の主は例の如く自立人形の研究に励んでいるのだが、いつもいつもあと一歩のところで失敗を繰り返してしまうのだ。
アリスの魔力を込めた魔石を人形の奥に入れても魔力の供給を怠ると、最大稼働時間は2時間しか持たないために非常に燃費が悪いうえに、確実にアリスの命令に従い理想とするパフォーマンスが見込める保証がないので、これまで作ってきた自立人形は少なからず成功とは呼べないだろう。
エネルギー供給面で解決したと思えばアリスを本気で殺そうと襲いかかってきたり、命令に忠実に従えば稼働時間は30分にも満たなかったり、スペルカード戦レベル以上の戦闘に使えるパフォーマンスが出来る見込みあると思えば全くもっていう事を聞かなかったり、その他諸々の欠陥が多発しているのでアリスの手でスクラップとなってしまった自立人形のボディは部屋に山積みとなっている。
アリスは部屋の端一帯を支配しているスクラップとなってしまった自立人形を見つめて思いきりため息をついてから、
「やっぱり駄目ね。いつもいつも肝心なところで上手くいかない…。今の私に自立人形を作りだすのはやっぱり無理なのかしら…。」
だらしなく机に垂れこんでしまうと目の前にあった金髪で白黒の衣装をまとった人形を指で弾けば、そいつは抵抗することなく机を転がりあえなく床に落ちてしまうと、
「1週間一度 たりとも何も食べてない上に、仮眠すらまともにとってないのにこのざまは何よ!」
アリスは椅子から立ち上がると、床に落ちた人形が凄く憎らしい笑みを浮かべているように見えたので、ついカッとなってしまった事でそれをサッカーボールに見立ててしまい、部屋の端にある窓を狙って思わず左足のアウトサイドキックで蹴り飛ばすと物凄いスピードを出しただけでなく“七色”に光り輝きながら飛んでいったために、
ボガーン!!!!!
“七色に光り輝いた”人形は窓に衝突すると爆発音をたてて塵となってしまった事により部屋中が爆煙で覆われてしまえば、窓を覆っているゴールネットみたいな存在でしかないカーテンを突き破るだけでなく窓まで粉砕してしまったので、
「ふふっ。私の左足のキックはかのイングランド史上最高の選手と呼ばれた、“サー・ボビー・チャールトン”の“キャノンシュート”に等しい力を持っているのよね。だって私は“蹴リス”っていう異名を持っているんだったわ。」
彼女の研究室兼寝室の端にある窓ガラスが壊れた有様を眺めると、
「あ〜あ、またやっちゃったわ。後で人形達をこき使って直させないといけないわね。今日は窓だけで被害が済んだんだけど、この間は壁を破壊してしまったからなのすのが大変だったわよ。」
「面倒くさいんだけど、今やっておかないと寝るに寝れないから急いで修復作業をしないといけないわ。」
アリスは魔法の糸を展開して人形20体に取りつけて修復作業をさせようとするも、
「ヤダ。」
「メンドクセーヨ。」
「オマエガヤレヨ。」
「オレノシッタコトジャネーヨ。」
「カッタリイゼ。」
「バカゲテヤガルゼ。」
人形達はアリスの魔力の供給を受けているにも関わらず非常に反抗的な態度を取ってくるので、
「明日は雨が降るかもしれないんだから、うちが水浸しになってしまうわよ。文句を言わずにさっさと働くの。」
アリスは両手を叩いて人形たちに命令を加えると、
「ヤメロバカタレ。」
「カラダガカッテニ。」
「ギャー。」
「オイラハネテイタイノニアンマリダゼ。」
「オマエガヤレバスベテスムコトダロ。」
「ジョウダンジャナイゼ。」
人形たちは命令を加えられたことでアリスの命令に従わざるを得なくなるのだが、修復作業そしている最中にも反抗的な口調と態度を改めようとはしないので、
「私の命令に従わない人形なんて入らないわ!あんた達全員後でスクラップ確定ね!」
アリスは苛立っているせいで冷静な判断を取れなくなってしまったために、顔を真っ赤に染めあげ罵声を飛ばしてから反抗的な人形達に死を宣告すると、
「チクショー、アンマリデス。」
「ムネンナリ、ムネンナリ。」
「コンナアマニコロサレルナンテサイアクダ。」
「ヨヨヨ、ワラワハカナシイデゴザル。」
「ハラキリタイデゴザルヨ。」
「オマエナンテシンデシマエバイインダ。」
「クソッタレガ。レズビアンノオナニストノクセニナニヌカシヤガル。」
「ヒマサエアレバマイニチオナニーシテルヤツガナニイッテルンダカ。」
人形達はハイペースで修復作業をしながらも今日限り死ぬことに残念無念と嘆くも、アリスに対しての忠誠心は全くもってないに等しいので命乞いと謝罪の言葉を口にすることがなかったために、
「あんたたちの生殺与奪権は私にあるんだから、惨めに命乞いぐらいしたっていいんじゃないの?『アリス様御免なさい。私が悪かったので、どうかお命だけはお助け下さい。そして愚鈍で無能な私達に慈悲を施して下さい。』なんていってみなさいよ。」
アリスは人形達に高圧的な態度を見せるも、
「オマエニイノチゴイ?ワラワセンナ。」
「ケッ、オマエニアヤマルグライナラ、サイショカラコンナコトシナイゼ。」
「オマエミタイナヤツノイウコトヲキイテルグライナラ、シンダホウガマダマシダ!」
「オレタチハミジメニイノチゴイヲスルヨリホコリタカキシヲエラブゼ!」
「コロシテミロヨ、サッサコロシテミロヨ!」
「ケッケッケ。コイツニオレタチヲコロセナイゼベイベー!」
人形達は命乞いなどせず、やれるならやってみろと非常に強気の態度は変わらないためにアリスは、
「そんなに殺してほしいなら、一気に殺さずゆっくり時間をかけて体の一つ一つを剥いであげるわ!」
「でもその前に私の家を修復してからでも遅くないから、あんた達の最後の仕事として私の部屋を完全に元通りにするまでは働いてもらうからね!」
その後人形たちはアリスの手で処刑される前に、強制労働の一環としてアリスの研究室兼寝室を修復する羽目にあい、ついでに部屋の掃除を始めとした家事一式をやらされることになるのだが、アリスに対し激しい憎悪をこめながらも職務を遂行したのだった。
「よし、これで私が寝れる環境が整ったわ。あんた達は明日までの命だから、それまではここで待機してなさい!」
アリスは外に出ると人形達に展開した魔法の糸を取り外すと、動いていた人形達は魔力の供給を失ってしまった事により地面に落ちて土埃をかぶれば、
「人形の分際で主人に反抗的な態度を取るなんて生意気なのよ!こんなゴミクズこうしてやるっ!」
アリスは怒りで我を忘れてしまったために、地面に落ちた人形達をすべてサッカーボールに見立てると、左足に魔力を込めて人形達を蹴とばそうとすると、
「ようアリス!今日もめぼしい魔道書といわくつきの人形を貰いに来たぜ!って、何いきなり攻撃を仕掛けてんだよっ!!」
偶然にもアリスの家にやって来た白黒の泥棒ごと霧雨魔理沙がやってきたので、怒りですっかり我を忘れてしまったアリスは、
「この泥棒!ゴミクズ!あなたなんか死んでしまえばいいのよっ!」
地面に落ちていた人形達をすべてサッカーボールに見立ててから、左足に魔力を込めてアウトサイドキック、インサイドキック、インステップキック、インフロントキック、などを使い分けて魔理沙めがけて人形達を蹴とばすと、
「お、おいアリス!お、お前、一体何を考えてやがるんだ!わ、私を殺す気かっ!」
魔理沙は攻撃してきたアリスに対し、ミニ八卦炉を構えマスターズパークを放とうとするも、人形達は魔理沙に向かってものすごいスピードとえげつないカーブをしつつも“七色に光り輝き”ながら飛んでいき、そのうち一体は魔理沙の左腕の肘に命中し、
ボッカーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!
爆音とともに魔理沙の肘から下が塵と化してしまい、その“七色”の爆風によって魔理沙の左手の中指と小指と親指が吹き飛ばされると、
「うっぎゃああああああああああああぁあああああぁああああああっ!!!!!うっ、腕ぇええええええぇええええええっ!!!!!私の左腕ぇぇえええぇええええぇええええええええええぇええええええ!!!!!」
魔理沙は持っていたミニ八卦炉を地面に落としてしまうと、後は完全に戦意を喪失したのか右手で左腕の肘から上を抑えながらも、あたり一面を血の海で染めあげながら地面にのたうち回るしかなかったので、
「あなたみたいなゴミクズは今すぐ死んでしまった方がみんなの為になるのよ!」
アリスは魔理沙を思いっきり罵倒してから、手に持っていた人形一体を左足のつま先に向かって落とすと、
「さよなら、魔理沙。」
左足に95パーセントの魔力をこめてインステップキックで藁人形5体を蹴りあげると、藁人形は弾丸の如く倒れこんだ魔理沙の腹めがけて“七色”に光り輝きながら飛んでいき、哀れな白黒の魔法使いの腹を当たってしまうと、
「のっ、のわああああああぁああああああああっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔理沙は悪役にふさわしい断末魔をあげると、爆発の衝撃によってその身体は塵と化してしまった事により、遺骨を回収することが出来なくなるなったとともに魔理沙がいた名残として、その場に便所の匂いに等しい悪臭を漂わす事になった。
「ゴミクズも排除して幻想郷も浄化されたんだから、これで私は枕を高くして寝られるわ!」
アリスは自分に反抗的な態度を取った人形を探すも、魔理沙を殺した時に全部蹴り飛ばしたことを思い出すと、
「明日人形を全部潰すつもりだったけど、今日やっちゃってもいいわよね。1日早くなっただけで、大して変わらないもんねぇ。」
アリスは満足そうな表情を浮かべて家の中に入ると、
「そういわれると一週間まともに寝ていなかったから、今日は久しぶりに寝られるわね。食事とお風呂は明日にして、今日はさっさとベッドに入って寝ることにしましょう。」
食事と入浴を取らず寝ることを選択したアリスは、急に疲れを感じたのかベッドにつくなりブーツを脱いでさっさと入り込んで寝入ってしまうのだった。
―2―
アリスが魔理沙の腹に人形を蹴り込んで貫通させて30秒後、ここは魔法の森にある“ゴミクズ御殿”と異名を持つ霧雨魔理沙の家である。外界の東方界隈でもアンチは非常に多いだけでなく、あまりの悪行の為に幻想郷でも非常に嫌われているの霧雨魔理沙は、外界でも幻想郷でも“ゴミクズ”という蔑称で呼ばれているのだ。
“ゴミクズ”魔理沙がいない時を見計らってやってきたのは、紅魔館のヴアル魔法図書館に住み込んでいるパチュリー・ノーレッジと従者で司書を務める小悪魔の2人だった。
パチュリーと小悪魔が“ゴミクズ御殿”にやってきた理由は、今まで『死ぬまで借りていくぜ』という名目で盗みとられた魔道書を回収することを目的としており、リヤカーに山のように積みこまれているのは今まで魔理沙の手によって盗みとられた魔道書とマジックアイテムの類である。
パチュリーはリヤカーに積まれた大量の魔道書とマジックアイテムを見つめると、思わずため息をつくとどうしてもボヤかずにはいられなかったので、
「小悪魔、あの“ゴミクズ”はとんでもない量の魔道書を私たちから盗み取ったのよね?」
パチュリーは小悪魔に魔道書を盗まれた事実を問うと、
「その通りです。あの“ゴミクズ”ときたら、二度と返さない癖に『死ぬまで借りてくぜ。』といって魔道書を盗みやがるんですから、我々妖怪以上に悪い心をもっていますよ。」
小悪魔はパチュリーの主張に完全に同意しているから、盗んだものを回収するのは当然だと思っている。
「小悪魔、これで盗まれた魔道書は全部回収できたのよね?」
リヤカーに積まれた魔道書を見つめるパチュリーは満足そうな表情を浮かべてから、小悪魔に盗まれたもの全てを回収できたかどうかを小悪魔に聞くと、
「とりあえず今積まれた魔道書で全部となりますが、他にめぼしいものを回収しておきましょうか?たとえば、“ゴミクズ”が書いた魔道書とか、マジックアイテムとか、使用済み衣類とか、めぼしいものはそれなりにいっぱいありますよ。」
“ゴミクズ御殿”にある道具はガラクタのなかにレアアイテムが眠っていることもあるので、やはり悪魔の心を持つ小悪魔は今まで魔道書を盗まれた恨みがあるので、仕返しに魔理沙が持っている道具を盗もうとパチュリーに提案すれば、
「そうね。あなたの言うとおりめぼしいレアアイテムを頂戴いたしましょうか。」
パチュリーは、魔理沙が今まで書き記した“メモ帳”となる魔道書を盗もうとすると、
「パチュリー様、こんな素敵なものがありましたよ。けへへへへっ!」
小悪魔は汗と薬品の臭いが充満した使用済みで未洗濯の白黒のエプロンドレスと、オシッコとオリモノと愛液とウンスジの染みがいっぱい付いた使用済みで未洗濯のドロワーズをパチュリーに差し出すと、
「こ、小悪魔っ!あなたはなんて素晴らしい仕事をしたのよっ!」
パチュリーは小悪魔が回収してきた使用済み白黒のエプロンドレスと使用済みドロワーズを大事そうに抱えると、
「そんなあなたにご褒美をあげないといけないわ!」
歓喜の表情を浮かべたパチュリーは、自分が使うつもりだったアナルバイブとピンクローターと全長三十センチ以上の極太バイブを小悪魔に差し出せば、
「ありがたき幸せでございますパチュリー様。この御恩は生涯忘れませんぜ、けへへへへっ!」
下をチョロチョロ出しながら会釈をする小悪魔の頭を、パチュリーは愛おしそうに撫で回した後に抱きしめてから首筋の臭いを嗅ぎだすと、
クンクンクンクンクンクンクンクン。
パチュリーの鼻息が小悪魔の耳元まで聞こえてくると、
「ああっ!小悪魔って、凄く悪魔臭くて鼻が曲がりそうで最高よ!もう、頭がバカになりそうだわっ!」
恍惚とした表情を浮かべたパチュリーの頭皮の臭いを嗅ぎだした小悪魔は、
クンクンクンクンクンクンクンクン。
小悪魔の鼻息もパチュリーの耳元まで聞こえてしまうぐらいの音を立てているので、
「パチュリー様の臭いって、凄く黴臭くて癖になるぐらいたまらないですよ!これぞ夜の種族って感じですっ!」
小悪魔は理性が抑えきれなりパチュリーを押し倒し、そこそこ豊満な胸に顔をうずくめてから
「パチュリー様、辛抱たまらないです!今すぐここでエッチしましょう!」
パチュリーは一度小悪魔を突き放すと、
「ダメっ!お外でエッチは恥ずかしすぎるわ!図書館に戻ったらいっぱいやらせてあげるから、それまでは我慢しなさい!」
小悪魔はおあずけを宣言されると、急にしょんぼりしてうなだれると仕方なしに、
「わかりました…。でも、図書館に戻ったらエッチしましょうね?約束ですよ!もうここは用済みですから早く帰りましょう?」
小悪魔はいきなり立ち上がり、魔道書が積まれたリヤカーを引っ張りだすと疾風の如く勢いで紅魔館に向かっていったので、
「待って〜、おいてかないで〜!」
取り残されたパチュリーは涙を流しながら、小悪魔に追いつくために必死になって“ゴミクズ御殿”から飛び去っていこうとしたのだが、ゴミ箱から独特の腐敗臭がしたので気になって調べてみると茶褐色の染みがついた布切れがあったのでそれを広げてみると、
「あっ、魔理沙のうんちがいっぱい付いたお漏らしドロワゲット!これは魔理沙の黒歴史だわ!ああ見えても魔理沙はまだ子供だから、処分するのに困ったに違いないわ!げへへへへっ!これこそ最高のご馳走だわっ!」
ゴミ箱にあった布切れは、なんと魔理沙が脱糞してお漏らしをしたであろうドロワーズをちゃっかり回収すると、再び小悪魔に追いつくために必死になって飛び去っていくのだが、
「小悪魔待って〜、おいてかないで〜!」
パチュリーは大事そうに使用済みドロワーズを抱えるも、小悪魔に追いつこうと必死になって涙を流しながら飛び去っていったのだった。
―3―
「ケッケッケッ。」
「ヒッヒッヒッ!」
「アハハハハッ!」
「オホホホホッ!」
「オマエハオレタチヲイツモヘイキデコロシテルジャナイカ。」
「オマエハオレタチヲモノアツカイシテルジャナイカ。」
「オマエハイツモヒトヨリタカイトコロニイルジャナイカ。」
「オマエハイツモテヲヌイテゴマカシテイルジャナイカ。」
「オマエハイツモゼンリョクヲダシテイルヤツヲバカニシテルジャナイカ。」
「オマエハドウシヨウモナイヤツナンダナ。」
「オマエハオレタチノコトヲモノアツカイシテイルンダナ。」
「オマエハオレタチヲナゲトバスコトシカカンガエテナインダナ。」
「ウランデヤルウランデヤルウランデヤル。」
「ノロッテヤルノロッテヤルノロッテヤル。」
「コロシテヤルコロシテヤルコロシテヤル。」
「ナゲイテヤルナゲイテヤルナゲイテヤル。」
「クルシメテヤルクルシメテヤルクルシメテヤル。」
「シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ!!!!!」
「ニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ!!!!!」
「クルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメクルシメ!!!!!」
「イノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセイノチヲカエセ!!!!!」
「アリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリスアリス!!!!!」
「オマエノタイセツナモノヲウバッテヤルゼ!」
「オマエノソンゲンヲハクダツシテヤルゼ!」
「オマエノカミノケヲヨコセ!」
「ハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレハゲニナレ!!!!!」
「2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!2323!!!!!」
「ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!ハゲ!ハゲ!!ハゲ!ハゲ!ハゲキャノン!!!!!」
―4―
「うわぁああああぁああああっ!!!!!はぁ…、はぁ…、はぁ…、はぁ〜…、な、なんだ…夢か…。本気であいつらに殺されると思ったわ…。」
外はまだ暗く日はまだ登っていないのだが、人形達の悪意や残留思念がアリスの夢の世界へと襲いかかったことにより目が覚めてしまったのだが、枕元には大量の“七色”の血液とともにアリス自慢の金髪が大量に抜け落ちていたので、
「何で枕元に大量の髪の毛と血がいっぱいあるのよっ!絶対あり得ないわっ!だっ、誰?こんな嫌がらせをする奴はっ!出て来なさい!」
アリスがいくら悪さをした奴を呼び出そうとしても返事はなく、ただ静寂した時間が流れているだけで状況が一転することはなく、
「全く私に必要以上に嫌がらせをするのは、あのクソ妖精たちかしら?明日はあいつらを本格的に退治しないといけないわ。」
大量の“七色”の血液と抜け落ちた髪の毛がいっぱい付いた枕カバーをゴミ箱に入れて、新しい枕カバーに交換すると、
「私の貴重な睡眠時間を奪った奴を本格的に抹消しなきゃいけないわ!」
再びアリスは布団の中に入り込んで瞳を閉じて夢の世界に行こうとするのだが、頭皮からものすごい激痛がして頭を抱えると何かが噴き出るような感触を覚えたので、掌で頭を触ると“七色”に染めあげていたので、
「ぎゃあああああぁあああああぁああああああっ!!!!!」
「痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!!!!!」
あまりの痛みにアリスはベッドの上で泣き叫びのたうち回るしかなく、いつしか“七色”の血の涙を流し髪の毛を毟り取ろうとすると、
プチッ!プチッ!プチッ!プチッ!プチッ!!!!!
あっけなくアリスの頭皮から髪の毛が毟り取られると、
プシャアアアアアアアァアアアアアアッ!
“七色”の血液がアリスの頭皮から勢いよく噴出されると、再び枕カバーを“七色”に染め上げてしまうので、
プチッ!プチッ!プチッ!プチッ!プチッ!!!!!
アリスは痛みを耐えしのぐために、いきなり立ち上がりさらに激しく髪の毛を頭皮から毟り取るとあっけなく引き抜かれてしまったことで、
プシャアアアアアアアァアアアアアアァアアアアアアアッ!!!!!
“七色”の血液はアリスの頭皮からより一層勢いよく噴出されると、シャンデリアはおろか天井を“七色”に変色させてしまうが、頭皮の痛みと痒みは一向に収まらないのですべての髪の毛を毟り取ってしまうと、
プチッ!プチッ!プチッ!プチッ!プチッ!プチッ!プチッ!プチッ!プチッ!プチッ!!!!!
すっかり坊主頭になってしまったアリスだったが、“七色”の血液が研究所兼寝室全体を“七色”に染め上げてしまえば、
「クソッタレノアリスガ!」
「ゴミクズノアリスガ!」
「サイテイヤロウメ!」
「マンカスババァガ!」
「ダメマホウツカイハキサマノコトダゼ!」
「シネ!シネ!アリスシネ!」
アリスが今までアーティフルサクリファイスやリターナイトイトニトメネスのコストとして投げ捨ててきたり、失敗作だったのでスクラップ扱いしたり、人間に捨てられた憎しみをため込んできたりしてきた人形達の残留思念が、アリスに対し激しくも容赦ない精神攻撃をしてきたので、
「嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!嫌あああああぁああああああぁああああああっ!!!!!」
人形達の激しく容赦のない精神攻撃によってすっかり参ってしまったアリスは、“七色”の涙を流しながら偶然にも寝室兼研究所に取り付けられている鏡を見ると、
「な、何これっ!私の髪の毛が…、私の髪の毛が…、全部抜けてるじゃないっ!一体どうしたっていうのよっ!!!!!」
「なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんでっ!!!!!私が何をしたっていうのよっ!私が悪いことをしたっていうのよっ!私が髪の毛を失うほどの悪いことをいつしたっていうのよっ!」
「私がハゲになったっていうの!?嘘でしょ!?私の髪の毛は金髪でパーマがかかっているんだけど、それが最高に私の魅力を引き立てているじゃないの!」
すると部屋に飾られた人形達の目が“七色”に変色しながら光出すと、人形達が魔法の糸を展開しアリスを拘束すると、
「コウナルノハオマエジシンノセイジャナイカ!」
「コウナッテシマッタノハオマエガワレワレノウラミヲカッテキタカラダ!」
「コウナッテシマッタノハオマエノヒビノアクギョウニヨルモノダ!」
「コウナッテシマッタノモオマエガモノヲタイセツニアツカワナイカラダ!」
「コウナッタノハオマエハワレラニンギョウヲモノトシテアツカイツヅケタカラダ!」
「コウナッテシマッタノハスベテオマエノセイデアルカラオマエハシヲモッテツグナウノダ!」
「ハゲアリス!オマエノカミノケハワレワレガウバッタンダカンシャシロ!ハッハッハハ!」
「シネアリス!ワレワレニンギョウタチノムネンヲソノミデカンジルガイイ!」
「ヘタニニンギョウツカイトナッタソノミヲナゲクガイイ!アッハッハッハッハッ!!!!!」
「オマイノカミノケハキンパツナンダナウラヤマシイゼ。」
アリスが今まで“犠牲”にしてきた人形達がもっている憎悪の残留思念が、現役の人形達に込められたことによりこれらの超常現象を起こしたのだが、当のアリスはそんなことが起こり得ないと思っているので、
「あんたたち!なに考えているのよっ!その糸を展開するのをやめなさいっていってるでしょう!」
それでも人形達はアリスの言う事を全く聞こうとしないので、未だに解放されないのだが幸い左足と左腕は自由が利くので上海人形と蓬莱人形を取りだすと、
「こればっかりは使いたくなかったのに!仕方ないわねぇ!」
人形達から解放される最後の手段として上海人形と蓬莱人形を足元に落とし、アリスが誇る伝家の宝刀の左足に100パーセントの魔力をこめて、上海人形と蓬莱人形をサッカーボールに見立ててからインステップキックで蹴り飛ばすと、
「これが私の伝家の宝刀、キャノンシュートよ!上海と蓬莱をあんた達ごときに使いたくなかったんだけど、これが私の全力よ!力の差を思い知りなさいっ!」
蹴り飛ばされた上海と蓬莱は芯をとらえ“七色”光り輝きながらもの凄いスピードで人形達に向かっていったと思いきや、急にスピードが落ちたと思いきやブーメランが戻ってくるようにアリスに向かって上海人形と蓬莱人形が“七色”に光り輝きながら猛スピードで向かってきた!
「シャンハーイ、アリスハゲテル、シャンハーイ!」
「シャンハーイ、アリスシネ、シャンハーイ!」
「ホラーイ、アリスバゲテル、ホラーイ!」
「ホラーイ、アリスシネ!ホラーイ!」
「アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!アリスハゲ!!!!!」
「アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!アリスシネ!!!!!」
「ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!ハゲキャノン!!!!!」
上海と蓬莱を含めたすべての人形達の残留思念がアリスの脳裏に迫ると、絶対に起こり得ない超常現象に驚愕したアリスは上海と蓬莱を避けようとも身体が動かないので、
「上海、蓬莱、やめてっ!私を殺さないでっ!嫌、死にたくないっ!私、こんなところで死にたくないのっ!私はハゲじゃないっ!私はハゲじゃない!私はハゲじゃないっ!嫌っ嫌っ嫌ああああぁああああぁああああぁああああああぁあああああああああっ!!!!!」
上海は“七色”に光り輝きながら弾丸を思わせる猛スピードでアリスの腹めがけて飛び込んで行き、アリスの腹に当たると爆発を起こしアリスの家一帯を“七色”の爆熱で包み込んでしまうと、
それと同時に蓬莱も“七色”に光り輝きながら弾丸を思わせる猛スピードでアリスの心臓めがけて飛び込んで行き、アリスの心臓に当たるとアリスの家の半径100メートルを“七色”の爆熱で燃やしつくし一瞬で焼け野原にすると、
全ての人形達が上海と蓬莱に呼応して“七色”に光り輝き爆発すると、魔法の森全体を“七色”の炎をあげて全てを燃やしつくしてから、森一帯に住まう生き物を死滅させただけでなくすぐそばにあった香霖堂も消滅させ、変態店主で名高い森近霖之助の命を奪う事になった。
かつて魔法の森があったところ一帯は“七色”の瘴気を放ち、すべての妖怪と人間が近寄れない幻想郷で最危険区域としてその名を轟かすことになるのだが、皮肉にもこれはアリス・マーガトロイドの魔力が絶大であることを証明する結果となってしまったのだ。
―あとがき―
イル・プリンチベです。また性懲りもなくおバカなSSを投稿して誠に申し訳ございませんでした。
今回投稿するSSは、みんなが大好きなアリスちゃんに爆死して貰う事になりましたが、いまさらなんですが作者がアレなので、もちろんとんでもない方向に暴走してしまいましたよ。確実に言い切れるのは、間違った方向に向かっているってことです。もう誰も止められません!
後この場を借りさせていただきますが、一人のハイスイカーだけでなく一人の人間として私は、今回起きたしまった東北地方太平洋沖地震の被災者の方々で、行方不明となられている方は一人でも多く無事であってほしいと思いますし、亡くなられた方にご冥福をお祈りさせていただきます。
イル・プリンチベ
作品情報
作品集:
25
投稿日時:
2011/03/14 10:38:53
更新日時:
2011/03/14 19:38:53
分類
アリス・マーガトロイド
蹴リス
ボビー・チャールトン
キャノンシュート
ハゲ
霧雨魔理沙
パチュリー・ノーレッジ
小悪魔
人形達の残留思念
『ドブ川の油膜みたいな七色』の魔法使いにして名キッカーのアリスは、
相変わらずジャンキーの悪夢みたいな死に方をしやがる。
不名誉な二つ名に相応しいくたばり方をする魔理沙といい、
禁断のパフュームを愛好するパチュリーと小悪魔といい、
ここにはまともな魔法使いはいないのか!?
ひじりんは?
今回の震災で、私の家はガス、水道、電気、通信共に問題無いし、実家の家族も親戚も無事でした。
ただ、地震や計画停電の影響で宅急便の配送業務が17時で打ち切りとなり、
20〜21時に到着するように手配した荷物が週末まで受け取れなくなりました…。