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『年頃乙女たちの悩み』 作者: ぐう
ここは京都の某所、あまり名の知られていないとある大学。
「あーやだなぁ・・・最近少し運動してなかったから・・・」
女子更衣室の中、鏡の前で怪訝な顔をしているのは、オカルトサークル「秘封倶楽部」の一員、蓮子だった。
彼女の左手は横腹をつまんでおり、その部分は餅のように少し垂れていた。
「この時期って油断するとすぐ太るから嫌になるわ」
蓮子はそう言って今度は右腕の二の腕をつまむが、やはり同じようにぶよぶよしていた。
年頃の乙女は誰もが悩む自身の体系。わずかに太り気味の今の蓮子はまさにそうだ。
ガチャッ
「あら蓮子、鏡の前でしょげた顔してどうしたのよ?」
「普通の女の子が悩むことっていえばわかるかしら・・・」
ドアを開けて更衣室に入ってきたのは、蓮子とともに秘封倶楽部で活動をしているメリーことマエリベリー・ハーン。
普段は活動的な蓮子に振り回されることが多いのだが、それ故に蓮子が落ち込む姿など滅多に見ない。
メリーはどうしたことかと考えたが、ふと見ると蓮子が無意識に横腹をつまんでおり、うなずいて現状を理解した。
「要するに蓮子、あんた太っ・・・むぐぐっ!?」
「しーっ! 声が大きいわよメリー!」
メリーの(蓮子にとって)危険発言を、蓮子は強引に口を塞いで阻止した。
今の更衣室には彼女たち二人しかいないが、壁に耳あり障子に目あり、蓮子にとっては誰に聞かれてもまずいことだった。
「だったら自分から振るな」とメリーは心の中で思ったが、あえてそれを口にしなかった。
蓮子は厳重に辺りをきょろきょろと見回し、今ここに自分たちしかいないことを再度確認すると、ようやくメリーの口から手を離した。
「んあっ、あー苦しかった・・・。でも太ったのなら痩せればいいじゃない」
「それはわかってるわよ。だから今それを考えてるところだったの」
「毎日2,3キロ走るとか? ありきたりだけどそれが無難だと思うわ」
メリーは適当にダイエットのメニューを述べた。もっとも蓮子がそれを毎日できるかどうかはわからないが。
しかし、蓮子は突然黙ったまま何も言わなくなってしまった。
「蓮子? 聞いてるー?」
「ジョギングね、そうしてみるわ。ただしメリー、あんたも付き合うのよ!」
「はぁ!?」
蓮子の突然の決意、そして強制の付き合いにメリーは更衣室中に響く声を上げた。
「ダイエットするんだったら蓮子一人でいいじゃない、どうして私まで」
「一人より二人のほうが頑張れるものよ。それに何だかんだ言って、本当はメリーも少し太ってるとか?」
「わっ、私はそんなことないわよ!」
今日の講義を終えて、大学を後にする二人。
メリーは隠れ肥満の指摘を否定するのだが・・・
「ふーん、講義の間自分の身体のあちこちをつまんでたけど、本当に違うの?」
「・・・実はちょっと太ったかも」
「やっぱりね」
顔を赤くし、蓮子にしか聞こえないような小声で話すメリー。
何だかんだで悩みごとは二人とも同じようで、蓮子はにやりとした顔で恥らうメリ−の顔を覗き込んだ。
「そうと決まったら、早速行くわよ!」
「ちょっ、蓮子!?」
すると目の前の信号が青に切り替わり、蓮子は突然メリーの手を引いて走り出した。
メリーは突然引っぱられたことにより転びそうになるも、なんとか踏ん張ることができた。
「蓮子ー、何で急に走り出すのよー」
「言うでしょ、思い立ったが吉日(きちじつ)って。こう決めたことは、すぐに始めるくらいの気持ちがいいのよ」
「だっ・・・だからって急に走り出さなくても・・・」
メリーの抑止も、積極的な性格の蓮子には何の意味もない。
蓮子がメリーの手を引く形で、二人は歩道をノンストップで走り続けた。
「ぜーはーぜーはー・・・あぁ気持ち悪い・・・」
「って、何で蓮子がへばってんのよ!」
「だって急に脈拍が・・・」
「まったくもう・・・」
しばらく走ってようやく止まった二人だが、意外にも先にへばったのは蓮子のほうだった。
急に走ったことによる運動が心臓に強い圧迫をかけ、増した脈拍が胸をドキドキさせて気分の悪化を招いた。
「やばい吐きそうかも・・・メリーどこかトイレない?」
「こんな街中にあるわけないでしょ、どこか人気がないところまで我慢してよ」
「うぷぅ・・・あうー・・・」
気分悪化ですっかりまいってしまった蓮子の肩を持ちながら、メリーはどこか人気がない場所へと歩きだした。
「よーし復活! さぁメリー、ぼさっとしてないで走って!」
「もー! あんたって人はぁー!」
その後近くに公園があり、そこの公衆トイレで蓮子は胃を刺激するものを全て吐き出した。
そして少し休憩して元気を取り戻すと、一息つききっていないメリーを連れて再び走り出した。
「ちょ・・・ちょっとストップ蓮子! 痛い痛い痛い! お願いだから一旦止まって!」
あまりにもメリーが大声を上げるため、蓮子は一旦足を止めた。
ようやく止まることができたメリーは、よろめきながら片手でお腹を押さえた。
「どうしたの、これくらい走らないと脂肪燃焼にはならないのよ」
「私ちょっとお腹が痛くなってきたから、ゆっくり歩かせて・・・」
「仕方ないわね。まぁ私も気持ち悪くなったときに・・・っ!」
お腹を痛めるメリーをなだめる蓮子だが、突然彼女にも不意打ちで便意が襲い掛かった。
ぎゅるぎゅるという音とともに、締めつけるような痛みが起こる。
大学から急に走り出す無理な運動が、知らずのうちに二人の胃腸を刺激したのである。
「やばい・・・私もさっきの嘔吐でお腹痛くなってきた・・・」
「公園から結構離れたし、ここから近いトイレって蓮子のアパートくらいしか・・・」
「いつつ・・・メリー、これ私のところの鍵だから、先に行ってきていいよ・・・」
「れ、蓮子はどうするの・・・」
「私は落ち着いたら行くから、あんただけ先に行ってて・・・」
蓮子は自分のアパートの鍵をメリーに渡すと、その場にしゃがみこんだ。
先ほどのトイレでの嘔吐の件もあり、過剰にお腹に痛みが走るようである。
「わかったわ、じゃあ先にトイレ借りるから」
メリーは鍵を受け取ると、しゃがむ蓮子を尻目に彼女のアパートへと向かった。
「いたたた・・・どこだっけ蓮子の部屋・・・」
お腹の痛みを堪え、蓮子が住むアパートに到着したメリー。
しかし左手はスカートの上からお尻を押さえており、我慢の限界がかなり近いようだ。
「確かここだったはず・・・間に合って・・・!」
メリーはもじもじしながら鍵を鍵穴に挿し、回してロックを外した。
蓮子が許可したとはいえ人の家に勝手に上がるのは気が引けるが、今はそう言っている暇もない。
入るやすぐ靴を脱ぎ、メリーはトイレへと向かった。
ビチチッ!
「あああ・・・で・・・出ちゃ・・・」
トイレのドアに手をかけようとした途端、肛門が緩んで生々しい音がスカートの中に響いた。
メリーは漏れたショックで身動きがとれなくなってしまい・・・
ビビュビビ、ブッビチビチビチ!
「もうだめ・・・んんうっ!」
紫のスカートはお尻の部分が茶色に濡れてしまい、メリーの足を茶色の下痢便が垂れ流れた。
メリーの手はトイレのドアに手をかけているのだが、その手をうごかすことができず、動かせたのは緩んでしまった肛門だけだった。
ビブブ、ブリュッブブビチチ・・・ジョロロロロロォ・・・
「ごめん蓮子・・・わ、私っ・・・」
終いには黄金色のおしっこまで垂れ流してしまい、足元の下痢便と合わさって酷い水溜りと化してゆく。
メリーは全身をガクガクさせて、ただ出るものを全て出すしかなかった。
ブリュッ、ブップッブリブリブリ!
「い、痛い・・・痛い・・・」
蓮子はあれからもお腹が落ち着かず、捨て身覚悟でアパートまでの帰路を辿ることにした。
しかし嘔吐を既に伴ったことによる便意は桁が違い、激しい陣痛は蓮子の我慢をあっというまに消し去ってしまった。
ミチミチミチュ・・・ビッ! ビチビチビビ!
「くっ! うあぁぁぁ・・・」
アパートまであと少しというところで限界を感じ、已む無く茂みに隠れる暇すら与えなかった便意。
固形の便で蓮子の下着を膨張させたかと思いきや、遅れて水状の便がぽたぽたと足元に流れ落ちた。
蓮子も便意が落ち着くまで全てを出す他なかったが、部屋に戻った彼女を待っていたのは更なる悪夢だった。
が、二人ともお互い致した身。お互い責めることなく後始末を協力し合う蓮子とメリーだった。
二人はその後無理な計画はやめ、地道にスポーツジムに通ってのトレーニングに励むことにした。
その結果、若干太りかけだった二人の体重は安定した数値まで下がったという。
「やっぱり無理はするもんじゃないわね」
「蓮子、頼むから強引に私を巻き込むのはもうやめてよね」
「わかってるって」
今回は秘封倶楽部の二人です。
この二人はキャラ等がさっぱりわからないので、自分なりに勝手にいじってみました。
幻(便)想郷じゃないからお漏らしが起こらないと思ったら大間違いでありんすw
この二人にも能力があることすら知らなかった私って・・・
ぐう
- 作品情報
- 作品集:
- 25
- 投稿日時:
- 2011/03/18 07:26:43
- 更新日時:
- 2011/03/18 16:26:43
- 分類
- 宇佐見蓮子
- マエリベリー・ハーン
- スカトロ
- お漏らし
年頃の女の子だから体重は気になるもので、これには完全当為できます。
お外でお漏らしをやらかしちゃうのは、やっぱり切ないでござる。
誰かにこんな醜態を見られたら、本当に参ってしまうでしょう。
あ〜あ、メリーさん達は知らず知らずのうちに、便想郷との境界を越えてしまったのかな?
もう、やることなすことスカフラグ…。
そして、やっちまった後の処理での友情の再確認。
鉄板の安定した面白さでした。
次回、誰が着衣スカをやらかすのか、楽しみです。
年頃の女の子って色々と大変です。
蓮子は案外誰かに見られてしまった・・・かも。
>NutsIn先任曹長さん
機会があったら音楽CDで彼女たちを知ってみたいものです。
次にやらかすのは・・・ニヤリ