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『幻想郷暗殺請負人博麗霊夢』 作者: ローゼメタル
幻想郷の守護神である博麗の巫女、博麗霊夢。
彼女の仕事は異変を起こした者を弾幕ごっこで破り、それを止める事である。
しかし、そんな彼女には誰も知らない裏の顔があった。
「それじゃあ霊夢、これが今月の分。数が多いからなるべく急いでね」
昼下がりの神社、スキマから現れた八雲紫から霊夢が受け取ったのは一枚の紙であった。
「……本当に多いわね。一体こいつら何をしたの?」
「それは聞かない約束のはず。とにかくよろしくね」
そこに書かれているのは人物の名前とプロフィール。
これは、紫が霊夢に『抹殺』して貰う者達のリストである。
……博麗霊夢の裏の顔。それは、幻想郷にとって不都合な人物を消す暗殺者であった。
幻想郷は全てを受け入れる。それは八雲紫の理想でもあるが、また幻想である事も十分に紫は理解していた。
このような事は初めてではなく、霊夢のずっと先代の頃から行われていた事であり、霊夢にしてもこれが三度目である。
霊夢は報酬を得る代わりに、リストアップされた人物を抹殺し、またしくじった時には自害、狂言工作等によって紫への繋がりを確実に断つ事を約束させられている。
但し霊夢に拒否権は無い。かつて一人の巫女が暗殺を断固拒否し、紫に牙を向いたが、スキマの果てへと消えて行った。これは博麗の巫女としての、最も重要な仕事の一つなのである。
「それじゃあ報酬はいつもの蔵で」
「ええ、よろしく。くれぐれもしくじらないように」
そして紫はスキマに帰ろうとしたが、少し強張った顔をして振り返り。
「…それと。今回の相手は今までとは違うわ。決して舐めてかからないで」
それだけ言い残し、紫はスキマの中へと消えて行った。
霊夢は消えたスキマの跡を何とも言えない目で見つめていたが、やがて何かを諦めたかのようにため息を一つ吐きリストに目線を落とした。
・あいさつ坊や
あいさつが大すき。だれにでも、元気にあいさつができる。あいさつ小学校のにんきもの。
・あいさつガール
明るいあいさつでみんなを笑顔にすることが大すき。とってもおしゃまな女の子
・こんにちワン
あいさつ坊やの親友。運動しんけいばつぐんで、玉のりがとくい。
・こんばんワニ
おしごとは天体かんそく。流星ぐんが来るのがわかると、みんなに教えてくれる。
・さよなライオン
人を笑わせるのがとくい。おわかれがさびしい時でも、おもしろくバイバイできる。
・おやすみなサイ
いつもパジャマすがたで、おとなしく目をとじている。おしごとはうらないし。
・ありがとウサギ
心やさしいバレリーナうさぎ。あたたかなあいさつで、町中の男の子からモテモテ。
・ただいマンボウ
魚屋さんのむすこ。お店の手つだいができるしっかり者。お客さんにほめられるのがすき。
・おはよウナギ
町いちばんの早おきで、朝のおさんぽがすき。おしごとはマジシャン。
・ごちそうさマウス
ごはんのあいさつがしっかりできる。なんでも食べるくいしんぽう。
・いただきマウス
ごちそうさマウスのママ。とってもグルメ。しつけにはきびしい。
「…さて、まずは情報収集からか」
今回のリストに顔見知りの名前は無い。霊夢は情報を集めに行こうと立ち上がった。
『ぽぽぽぽ〜ん』
「誰!?」
その瞬間、とてつもない殺気を感じ、霊夢は一瞬で振り返り戦闘態勢に入る。
しかし霊夢の五感、そして第六感を持ってしても気配を感じ取る事は出来ない。未だかつて感じた事の無い重厚な殺気だけがその場を支配する。
「だ…誰!?誰なのよ!?」
得体の知れない、未だかつてない相手に霊夢も動揺を隠しきれない。
動揺は隙を生む。狼狽する霊夢の背後から、ゆっくりと影が忍び寄り………
『あいさつするたび、ともだちふえるね』
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「ねえ紫、今幻想郷では大変な奴等が力を付けているみたいだけれど大丈夫なのかしら?」
「あら?私の前で幻想郷の心配?幽々子らしくもないわね」
ここは白玉楼。霊夢に依頼を終えた紫は幽々子とお茶をしにここへやって来た。
「まあ貴女の事だから大丈夫だとは思うけれど…。霊夢さえ、あいつらには敵うかどうか…」
「あら、忘れちゃったの?霊夢の大親友の彼女がいるじゃない」
「……魔理沙?悪いけど、彼女では…」
「違うわ。そう、大親友の彼女………の連れ!おいしいパスタ作ったお前!家庭的な女がタイプの俺!一目惚れ!」
「大貧民負けてマジ切れ!それみて楽しいねって優しい笑顔にまた癒されてベタ惚れ!」
「パネエパネエレゲエマジパネエ〜〜〜!」
「レゲエいっちゃう?」
「いっちゃういっちゃう!」
こうして二人は夜のダンスホールへ繰り出した……
「全ッッッッ然いい男いないわね〜。そっちはどう?」
二人はダンスホールをM字開脚のポーズでスライド移動しながら男を物色する。
これだと片側しか見れないので二人は背中合わせになって移動している。賢いな流石紫賢い
「あっあの人いいかも」
「どこ?」
「ほら、あそこのハグリットみたいな人」
「あら、いい男…って橙じゃねーか!!!!」
そう、そこにいたのは橙。17歳でクリーブランド・インディアンズに入団し、ルーキーイヤーに本塁打を342本放った大物メジャーリーガーであった。
「サインくださーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!」
ハンカチババア並にミーハー心旺盛な二人は色紙を片手に突っ込んでいく。
しかし二人は忘れていた。橙は一試合21乱闘のメジャー記録を持つ、凶暴な妖怪だという事を……
「woooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
突っ込んでくる二人をバッファローと勘違いした橙は一瞬で幽々子の頭を叩き割り、24時間耐久レイプした
「ゆっっっっっゆゆこおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「oh……」
そこで橙はやっと二人がバッファローではない事に気付く
「ちょっと!!!!!!なんて事するの!!!!!!!!!」
「アイムソーリー」
「全く……次から気を付けてよね」
「イエース」
「あら、素直ね。わかればいいのよ」
「イエース」
「そうそう、わかれば……あ、あれ?なんか…変……」
紫は自分の体に異変が起こっている事に気付く。
そう、イエスを連発された事により、サブリミナル効果で紫はイエス・キリストを崇拝しつつあった……
「アーメン……ザーメン?アー……アーメン…」
最早紫はキリストを崇拝する機械になりつつあった……
「駄目よ紫」
「誰!?」
しかし、復活した幽々子がそれを止めにかかる。幽々子は筋金入りの創価なのでサブリミナル効果を物ともしなかったのだ。
「思い出して紫……池田先生の事を…」
「ああっ……池田…大作……先生……?」
「そうよ…思い出して紫……」
「ああっ……池田先生………!!樹齢250年の杉に700年振りだねって言った池田先生!!!!!!!!!」
「ふざけんなテメエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「宗教って……悲しいわね」
殺しあう二人を遠目に見ながら、アリスは小さくつぶやいた。
エーシー♪
作品情報
作品集:
25
投稿日時:
2011/03/21 14:44:05
更新日時:
2011/03/21 23:44:05
分類
ハードボイルド
短編
ポポポポーンwwwwwwwwwww
これはひどい(褒め言葉)
恐れ入った
あのCM本当にいい加減にして欲しいわwwww