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『あいつは行方不明』 作者: ND
最近、魔理沙を見なくなった
あまり気にしていなかったが、霊夢が店に来たので
ちょっとそのことについて質問をしてみた。
『霊夢、最近魔理沙を見ないが、何か知らないか?』
霊夢は所持していたポケットからお茶の葉を取り出すと、やかんの中に入れた
そして、茶ができる時間を潰すために話すように、僕に語りかけた
『そうね、私が最後に見たのは魔理沙の家ね。』
『君は魔理沙の家に行くのか?』
『ここの所いつもよ。変?』
『いや、いつもは魔理沙が君の神社に行くものだといつも言っていたからな。』
そういうと、霊夢はさらに口を進ませた
『にがいお茶を私にすすめた後美味しい茸が手に入ったから食べに来いって魔理沙に言われてね。』
『怪しいな』
『あつい日が続いたから、茸なんかよりアイスよこせって言ったけど無視されたしね。』
まぁ当然だろうな。魔理沙はアイスがあったら他人には絶対に渡さないだろう。
『ルビーの指輪が玄関にあったから、代わりにこっちを頂代と言ったら怒って弾幕を撃ってきたのよ』
ルビーの指輪
僕が前に、誕生日プレゼントを要求されて渋々渡した物か。
あれはおもちゃなのだが、どうして弾幕撃つほどに怒るのだろうかな。
『壺に弾幕が当たって、壺が割れる音が聞こえた時カッとなっちゃって』
『…どうしたんだ?』
『煮えたぎっちゃって、玄関まで上がりこんで』
霊夢が少しだけ笑顔になった
『入って弾幕戦争しちゃったのよね。』
僕は彼女たちの浅はかさにため息を吐いた。
『そのあと、どうしたんだ?』
『つまらなくなったから、結局私が買っちゃったしね。』
『魔理沙はその後、どうなったんだ?』
『手に負えなくなった。』
僕はため息を再び吐いた。
『君がくれと言ったその指輪は、僕が魔理沙に誕生日プレゼントしたものだが』
『ルビーの指輪?知ってるわよ。もう粉々に砕いちゃったわ』
可哀想な魔理沙
霊夢も、何故そこまで酷い事をするのだろうな。
『あそこにある壺、まだとっといてあるんだ』
前に霊夢にもらった壺
前に、霊夢が食料が余ったからと僕にくれた食料壺だ
野菜が全く入ってなかったが
『もう、中身は空だよ』
『なんだ』
霊夢は壺の方に歩み寄って
『たまにあるのよね。カッとなることも』
思い出すように。霊夢は壺を抱えだした。
『もう一度使う事になりそうだから貰っていいかしら』
『ああ、別にかまわないよ』
僕は間も無くそういった
もう別に、その壺には興味がないからだ。
『こうして2人で話すのも。また久しぶりな気がするわね』
僕は少しだけ違和感を感じた
『そうか?別に僕はそうは思わないが』
『ロマンを感じない?』
『別に』
僕はふざけている霊夢を的確につっこんだ
『変なことを言っている暇があったら、ツケを払ってほしいものだね』
『すまないわね。じゃぁ夕食を作るわ。台所を借りさせてもらうわよ』
そう言って霊夢は台所に向かった。
その時、やかんが湯気を上げて鳴いた
僕はやかんを上げて、お茶を湯のみに入れて飲んだ
なんだか、変な味だった
『霖之助さん』
後ろから、霊夢が抱きついてきた
『私、霖之助さんのことが好きなのよ』
霊夢のセリフの一つ一つにヒントがあります。
そんなに難しくはないと思います。
物語の中にも、キーワードがあります。
霊夢が魔理沙にそこまで酷い事をした理由も、分かります
貴方は真実が見えましたか?
ND
- 作品情報
- 作品集:
- 25
- 投稿日時:
- 2011/03/24 09:45:29
- 更新日時:
- 2011/03/24 20:18:45
- 分類
- 霖之助
- 霊夢
- 魔理沙
- あなたには真実が見えましたか?
- 恐怖
意味深で、底が見えません。
謎解きが難しくて、隅々まで見る必要があります。
モテモテで憎いねー。とりあえず、霖之助死ね。
こういうのが分かる人って凄いと思う。
ルビーって何の象徴だったかなぁ。
怖っ!!
この手の短編はいろんな意味で恐ろしくなる
なるほど、恐怖だ