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『春眠暁を覚えず』 作者: ぐう
雲ひとつない青々とした大空、大地を優しく照らす太陽の光。
この日の陽気は「春」という言葉がよく似合っていた。
そして・・・
「春ですよー」
あどげない声を出しながら、大空を駆け抜けてゆく影。
そしてそれが通り過ぎた後には、草木が一斉に芽生え、葉のひとつもついてない木でさえ花が満開となった。
彼女はリリーホワイト(以下ホワイト)、幻想郷に春を告げる妖精。
力そのものはそこまで強くないのだが、草木を一瞬で芽吹かせるその力は決して侮れない。
彼女が空を飛び回って、はじめて幻想郷は本格的な春を迎えるのである。
「ふぅ、ちょっと休憩しよっと」
しばらく飛び回ったところで、ホワイトは木陰に降り立った。幻想郷はかなり広く、いくらホワイトといえど継続的に飛ぶことはできない。
そのためこうして休憩をはさんで、疲れがとれ次第再び春を告げるのである。
「今頃お姉ちゃんも頑張ってるかな」
木陰の近くにある岩に腰をかけながら、リリーはどこまでも続く青空を見上げた。
彼女と同じように姉のリリーブラック(以下ブラック)も、別の場所で春を告げに飛び回っていることだろう。
それからもリリーは飛び回り、あちこちに春の到来を告げ続けた。
しかし長く飛んでいると、やがて疲れとは別の問題も出てくる。
ぐるるる〜
「お腹すいたなぁ・・・そろそろお昼ご飯にしようかな」
この日は彼女にとって一年で一番忙しい日。となるとそれだけ飛んでると腹が減るのは当然。
あいにく弁当の類を持っていないため、どこかで一息を兼ねて食べに行きたいところ。
「でもこの辺りにお店あったかな・・・あっ、そういえば」
ホワイトはあることを思い出し、戦闘機のように突然猛スピードで飛び出した。
魔法の森の一角、ここには人間の里のような妖精たちが住まう集落が存在していた。
ヒマワリ畑や霧の湖周辺にいる妖精の中にはここに住まう者もいるため、いわば妖精たちの楽園といってもいいくらいだ。
流石妖精の集落だけあって、右も左も見渡す限り妖精ばかり。
基本住まうのは妖精だが、人間や妖怪など他の種族の客が来ることもあり、交流は割と盛んなようだ。
「おじゃましまーす」
「へいらっしゃい!」
ホワイトは集落に訪れ、とある料理店を訪ねた。そこは和食専門の店で、店主の妖精の威勢のいい声が店の中に響いた。
ここの店主の妖精は人間の里で相当の修行を重ねたらしく、その料理の腕前は天下一品と評判である。
「んーどれにしようかな・・・」
ホワイトは椅子に腰かけ、テーブルに置いてあるメニューに目を通した。
どれも絶品と妖精たちに評判のため、どれにするか悩むところ。
するとメニューの隅に、オススメと記されている定食がリリーの目に入った。
「すみません、このオススメの定食ください」
「あいよっ、○○定食ひとつ!」
ちなみにこの定食は、店主がまだ人里での修行時代に彼女が師匠としている人間が得意としてた定食で、それを彼女なりにアレンジしたものである。
師匠直伝の味を妖精にも広めようという、店主の熱い心意気が伝わってくる。
「はい、○○定食お待ちっ!」
「わぁおいしそう、いただきます」
しばらくして、ホワイトの前に定食が到着した。
店主渾身の一品、果たしてその味は・・・
「んー、おいしーい」
伊達にオススメと表記されておらず、その味にホワイトもご満悦の様子。
料理の一品一品が格別の味で、ほっぺたが落ちるという言葉がふさわしいだろう。
店主自慢の味を、ホワイトは心ゆくまで堪能した。
「ごちそうさまでした、すごくおいしかったです」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。あれはあたしの師匠直伝の料理だから、天国の師匠も喜んでくれてるよ」
トイレを終え、ホワイトはお勘定を払った。その顔は満面の笑みに包まれていた。
「春ですよー」
店を出て少しすると、リリーは集落を後にして飛び立った。
そしてまだ訪れてない、いわば春を告げてない地域を、お決まりの台詞を口にしながら飛び回った。
姉のブラックと幻想郷の半々ずつを担当しているとはいえ、それでもかなり広い。
魔界、冥界、そして地底なども行かねばならないず大変だが、さすがに月ばかりは無理な話だった。
とはいえ春を告げる妖精として、妥協は許されない。せめて月以外は今日中に告げに回らければならない。
「やっと終わったぁ・・・もうヘトヘトですー・・・」
その後リリーは自分が担当する全ての地域に春を告げると、最初に休憩した木陰の近くに下りた。
桃色の羽は疲れからかしおれてしまい、もうこれ以上飛べないと言わんばかりだった。
リリーは木陰に座り、草原と青空をぼんやりと眺めた。自分が通過したことによる春の景色が、目に優しく映る。
「ちょっと休みたい・・・ふあぁぁ・・・」
春のぽかぽか陽気が自身を包み、ホワイトは飛んでもいないのに身体が浮くような心地になった。
そして、次第に瞼が重くなり・・・
それからどれくらい経ったのだろうか。
「ん・・・ふぁぁ・・・っくしょん!」
肌にむずむずする何かが触れ、次第に鼻がむずついてくる。
ホワイトは盛大なくしゃみを放ち、それと同時にまどろみから開放された。
「あれ、もう真っ暗・・・はっ!」
辺りはほとんど明かりがなく真っ暗で、空には宝石のように星がちりばめられている。
リリーは帽子を被りながらはっきりしない頭を整理し、全てを理解した。
つまり、木陰で休憩のつもりでうっかり寝てしまった結果、日が暮れるまで寝てしまったのである。
「どうしよう、早く帰らないとお姉ちゃんに怒られ・・・あうぅ・・・」
既にブラックは春を告げ終わり、家に帰っていることだろう。
早くしないととホワイトは言うが、帰りがこんな時間になる時点で今更早く帰っても怒られるのは間違いない。
それに加え、ホワイトのお腹を鈍い痛みが走り、ホワイトは思わず膝をついた。
ぎゅっ、ごろごろごろ・・・
「やだ痛い・・・お腹痛いよう・・・」
いくら春といえども夜は冷え込むもの。場合によっては氷点下まで気温が下がることすら珍しくない。
そんな中を何も羽織らずに寝てしまえば、お腹が冷えるのは目に見えたこと。
「でも帰らないと、お姉ちゃんに怒られちゃう・・・」
ホワイトはここでの用足しを考えたが、ブラックの説教のことを考えるとそうもしていられなかった。
幸い家への方角は覚えているため、上空に飛べばこちらのもの。ホワイトはお腹を押さえたまま飛び立った。
空から見た夜の幻想郷は灯りが束になっている場所とぽつぽつと灯っている場所が見える。
前者は人間の里のような集落で、それは暗闇でもはっきりとわかる。後者は特定の少女たちが住む家がほとんどだろう。
ごろろろ、ごりゅりゅうぅ・・・
「はぁ、はぁ・・・。お願いまだ出ないで・・・まだ・・・」
しかし腹痛と便意に抗っているホワイトに、そんなのを見る余裕などなかった。
彼女が見ているのは、自分の家らしき灯りの方向のみ。今はそこへ向かって飛ぶので精一杯だ。
お腹の重みは次第にお尻のほうへと降りてゆき、両手でそれを押さえる姿勢で飛んでいた。
「トイレ・・・トイレぇ・・・」
少しずつ近づいてくる自分の家の灯り。しかし同時に彼女の我慢の限界も近づいていた。
白いスカートの中に包まれている白い下着、それに腐敗臭を伴うガスがプスプスと音を立ててかかってゆく。
やろうと思えば地面に降りて野外で用を足すことはできる。だが、今のホワイトには自宅のトイレ以外見えていなかった。
「遅いわねぇホワイト、あの子一体どこで油を売ってるのかしら・・・」
家の中で怪訝な顔をしながら真っ暗な外を眺めるブラック。ちなみに今は夜の7時頃で、ブラックは5時過ぎには帰ってきていた。
いくら幻想郷が広いとはいえ、半分ずつ春告を分担している。それなのにこんな遅いのは何かあったのではと普通思うだろう。
ブプッ・・・プッ・・・
「おうち・・・私のおうち・・・」
その頃ホワイトはお腹をさすりながら家までゆっくり歩いていた。もう彼女の家は目と鼻の先で、残り20メートルもない。
肛門からおならとともに出たほんの僅かな下痢便により、純白の下着は小さい茶色の染みができていた。
この程度なら問題ない。家に着いたら速攻でトイレに逃げれば、たとえ怒られても汚れないだけなんとかなる。
そしてホワイトは家の前に到着し、玄関のドアに手をかけようとした・・・が。
バンッ!
「いたっ!」
突然ドアが内側から開き、ホワイトはドアにぶつかった反動で飛ばされてしまった。
そして何事かと思ってブラックが家から出てきた。
ブラックの目には、飛ばされた反動で尻餅をついたホワイトがM字開脚に近い姿勢に倒れており、純白の下着が白いスカートの中に見えた。
「ホワイト、もしかして今ぶつかったのあんた?」
「お、お姉ちゃん・・・もうだめ出ちゃう・・・」
ホワイトの瞳には涙が浮かんでおり、それは全ての終わりを意味していた。
ブチッュ! ブビチビチビチイィィィ!
「あっ! いやあああああああ!」
「うわっ!?」
泥を何かにぶつけたような音がしたかと思うと、下着のお尻の部分が激しく振動し、茶色の液体が一気に噴射した。
それと同時にホワイトは悲鳴を上げ、それに驚いたブラックは思わず後ろに倒れそうになった。
ビチュッ、ブッ、ブリュリュ! ビュビビビチチ!
「ふえぇぇん・・・うんち漏れちゃったぁぁ・・・」
ホワイトの下着はお尻を中心に黄土色になっており、横からはみ出た下痢便が白いスカートにドロドロと流れ落ちる。
朝食べたご飯も、そして先ほど食べた定食も全てこの下痢便となって全てを汚してゆく。
こんなことなら飛び立つ前に足しておけばよかった、今になってホワイトはそれに気がついた。
ブッブリブビビ、ブブッ、ブビビビチュビュブブ
「まだ出ちゃうよ・・・お姉ちゃん、ごめんなさい・・・」
「・・・まったく、あんたって子は。とりあえず出るもの出してしまいなさい」
「うん・・・ぐすっ」
やがて軟らかい便が下着をモコモコさせるようになり、すぐに溢れてスカートにまにゅるにゅるとこぼれ落ちた。
ブラックはホワイトの姿に呆れてしまうが、今はこの状態を落ち着かせる他なく、ホワイトに排泄う続けるよう言った。
ホワイトもそれに応じ、まだお腹に残っているものの排泄に力を込めた。
「ほら、私が手を引くから立ちなさい」
「うん・・・」
「せーのっ!」
とりあえず出すものを出し、ブラックに助けられて尻餅の姿勢から立ち上がったホワイト。
下着、そしてスカートのお尻の部分は茶色と黄土色が混ざった無残な有様になっており、ポタポタと下痢便が流れ落ちた。
「あっ・・・」
ビビッ、ブッブブブ・・・
ピチャピチャピチピチピチ・・・
立ち上がった途端ホワイトはぶるっと身体を震わせ、その直後に彼女の足の間に濃い黄土色の雫が流れ落ちた。
お腹に残っていた下痢便とおしっこが合わさったものだろう。
やがておしっこが落ち着いた途端、今度は後ろから軟らかい便がぼとりと落ちた。
「本当にしょうがない子ねあんたは・・・」
「うう・・・ごめんなさい・・・」
「まぁ私も人のこと言える立場じゃないし。それより春はちゃんと告げたんでしょうね?」
「それなら大丈夫だよ」
とどめまで出して、顔を赤くしてしょぼくれるホワイト。
ブラックが得に何も言わなかったのが救いだろう。
「とりあえずまずは洗ってからね、話はそれからよ」
「うん・・・」
ブラックになだめられ、ホワイトは家の中へと導かれた。
酷い色のスカート、そしてそこから垂れる液が全てを物語っていた。
しかしその後、お漏らしと帰りの遅さにより、ホワイトはしっかりとブラックに大目玉を喰らうのであった。
という訳で久々のリリーホワイトです。春といったらやっぱりこの子がこないと話にもなりません。
そして信頼の純白汚し、下痢うんうんで汚れたホワイトのスカートと下着欲しいです。
春ですよー。
ぐう
- 作品情報
- 作品集:
- 25
- 投稿日時:
- 2011/03/31 03:37:37
- 更新日時:
- 2011/03/31 12:37:37
- 分類
- リリーホワイト
- スカトロ
- お漏らし
ホワイトちゃんかわいい
麒麟淡麗をがぶ飲みしてしまいました。
何がスカフラグになるかヒヤヒヤしました。
ああ、昼飯の定食にモザイクがかかっているイメージが…。
営業停止物の食中毒か…、違った。
お通じが良くなる、食物繊維たっぷりで食後に悲劇が…、これも外れ。トイレを済ませたか。
で、ようやく来ました!!
期待通り、間に合いませんでした!!
ぐうさんは、普通の牛乳よりコーヒー牛乳がお好きなようで。
いっそのこと、苺牛乳は…、ああ、これはスカじゃなくなるか…。
ホワイトたんはうんうんしてもブラック姉さんに怒られるだけだし、
うんうんしなくてもおもらしして姉さんに怒られるんだ。
つまりどっちを選んでも死しかない。
ホワイトかわいいよホワイト。
>NutsIn先任曹長さん
>期待通り、間に合いませんでした!!
間に合わせる気はまったくない鬼畜です私はw
ちなみにコーヒー牛乳よりはフルーツ牛乳のほうが好きです。
>イル・プリンチベさん
そもそも寝た時点で完全なフラグが立ってしまったので。
でも涙目ホワイトたnもかわいいです。