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『tanasinn...』 作者: スレイプニル

tanasinn...

作品集: 25 投稿日時: 2011/04/02 17:30:31 更新日時: 2011/04/03 02:30:31
「真理の扉を開け放つ鍵は決して手にしてはならない」


「真理の扉を開け放つ鍵は決して手にしてはならない」


「真理の扉を開け放つ鍵は決して手にしてはならない」


「真理の扉を開け放つ鍵は決して手にしてはならない」


「真理の扉を開け放つ鍵は決して手にしてはならない」


「真理の扉を開け放つ鍵は決して手にしてはならない」





(50ページ程この文字の羅列が続いている。)



―――誰かの最後の手記


















tanasinnは怖くない。

決して怖いものじゃない。

tanasinnは全ての真理。全ての記録。





―――――だから、君もほら、tanasinnに近づいてごらん。












………………


…………


……








幻想郷。






博麗神社




その巫女、博麗霊夢が、ある日を境に奇行に走るようになった。

巫女の仕事を忘れ、人里を当て所もなく浮浪者のようにぶらついたり、妖怪の山に意味もなく出歩いたり、訳の分からない言葉の羅列を呟いたり…その行動一つ一つが普段の利己的な彼女とは遠いものであった。

変わり果てた姿に皆が見かねていた。元々人を寄せ付けないような性格であった為、次第に霊夢から離れていった。

懇意にしていた八雲紫は毎日のように、博麗神社に出向き、何かを話をしていたそうではあるが、ある日を境に博麗神社に行かなくなってしまった。

霊夢がおかしくなろうともこの幻想郷は普通に回っていた。誰もが霊夢について考え無くなった。


しかし、霧雨魔理沙だけは違った。

八雲紫に博麗神社に行くことを止められていたが、その八雲紫が博麗神社に行くことがなくなった以上、自分が真意を聞くため、博麗神社へと行くことにした。

これでも博麗霊夢とは親友の仲と魔理沙は考えていた。もしかしたら、自分にだけは打ち明けてくれるのかも知れないという希望観測ではあったが行かない限り何も変わらない。

箒から降り、博麗神社に着く。掃除を怠っているのか、立派だった境内は枯葉や雑草がまばらに落ちてたり生えていたりしている。

魔理沙は、ふぅと溜息をついて、本堂を通り過ぎ、霊夢の自室の襖を開ける。

「霊夢、いるか?」

普段と変わらない抑揚で、部屋の中に居るであろう霊夢に向けて言う。

「………。」

反応はない、が暗い部屋の中の隅っこで蹲るような格好をしている白い物体が見える。

「何だ、居るじゃないか居るなら返事ぐらいして欲しいぜ」

幾分安堵したように魔理沙は中に入り、襖を閉め、部屋の隅に居る霊夢を見る。

寒いのだろうか、少し震えているように見える。

「おい、霊夢。一体どうしたって言うんだ?」

単刀直入に問いかける。

「………。」

しかし、隅に居る霊夢は答えない。

「答えてくれたって良いだろ?」

少し、怒気を強めてもう一度問いかける。

だが、反応も、此方へ目を向けようともしない。

魔理沙もこれにはキてしまったのか、ずかずかと霊夢へと歩み寄り胸ぐらを思いっ切り掴む。

「答えろよ!どうしちまったんだ霊夢!」

耳元でしっかり聞こえるように怒鳴りつける。霊夢の頭がぐらりと揺れ、魔理沙と目が合う。



|∴(●)



「!?」



その目。



魔理沙が突き放すように霊夢から離れる。


真っ黒で井戸の底のような目。


それが焦点も合わずこちらを見ている。


これだけで、霊夢が異常であることが分かる。


「ど…どうしたんだよ霊夢。何が…」

気が動転して呂律が回らない。

「―――………nn。」

霊夢の端正な口が少し開く。

「…?何だって?」

余りにも小さな声で魔理沙の耳には聞き取る事が出来なかった。

何処か、胸の内で聞いてはならぬと警報が鳴ったような感覚がした。






霊夢の口が開く。





「tanasinn...」




「へっ?」

魔理沙の口から素っ頓狂な声が漏れる。

tana...?

「tanasinnは真実。」

霊夢が次の言葉を紡ぐ。

「意識の虚無は真実」
「囚われ人は真実だ。」
「私達は洞窟に入った。それが真実。」

意味のわからない言葉の羅列。まるで呪文を呟くように高速で霊夢が呟く。

「な、何言っているんだよ霊夢!」

得体の知れない何かに恐怖を覚え、自分の指先が震えているのを感じながら霊夢を指差す。

「何言っているの魔理沙、tanasinnはtanasinnよ何ものではないわ。そう、意識の虚無を知らないのね。」

「意識の虚無?」

「tanasinnは全ての記憶、tanasinnは全ての意識…」

魔理沙の質問に霊夢は答えない。

「tanasinnって何だよ!どうしたんだ霊夢!なぁ!」

魔理沙が叫ぶ。

霊夢がゆっくりと近づき、額と額がくっ付く。

「tanasinnはtanasinnよ。tanasinnはtanasinnよ。世界が世界であるようにtanasinnもtanasinnなのよ。魔理沙が魔理沙であるように、私が私であるように、tanasinnはそこに在り続けるのよ。」

「言っている意味が分からない…ぜ」

眼前に広がる霊夢の真っ黒な目を見ながら、震える声で言う。

「分からなくて良い。tanasinnは理解するものじゃない。"Don't think. Feel and you'll be tanasinn."」

「や…やめてくれ…霊夢。」

「Don't think. Feel and you'll be tanasinn.」


「うっ…うわあああああああああああああああああ!!!!」





Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.
Don't think. Feel and you'll be tanasinn.



反唱される言葉。

脳に響く。

しかし悪くない。

何処か、何処かで聞いた事のある…

そこで魔理沙の意識は途切れた。

























/page099


tanasinnとは?

真実?

馬鹿げた話だ。



/page100




真実の扉?


鍵?


どういう事?


それはtanasinnに?




/page101

これはtanasinnというものか?
私はアレを見てしまったというのか?
今の私にはそれを定義付ける事は出来ない。
tanasinnというものが私に入り込んだとでも?
tanasinnは答えない。


/page102


意識

無限

tanasinn

意味?

おかしくなる。

だんだん

tanasinn…




/pege103



tanasinnというものは予想の範疇を超えていた。
意識の虚無というものが明確に分かる。
tanasinnとは考えるものではなかった。
太陽が出ると共にtanasinnがあり月と共にtanasinnがある。
私の意識をtanasinnはいつでも見ていたという事か?
今となってはそれは最早どうでも良い事である。
tanasinnは何によっても推し量れず、計測できない。
tanasinnがtanasinnである限り、それはtanasinnであるのだ。
真実の扉を開いてしまった。真実の扉を開いてしまった。
それはtanasinnによってはtanasinnがtanasinnでありtanasinnであった。
記憶はtanasinn
真実はtanasinn
世界はtanasinn
全てはtanasinnによってもたらされ、tanasinnに帰属する。
私の手では抑えきれないこのtanasinnは、tanasinnとしてtanasinnするだろう。
今の私の心はとても澄んでいてそれでいて、美しさを感じる。
これもtanasinnによるものなのか?
tanasinnは何者によっても見えはしない。
tanasinnは苦痛。それが真実。
tanasinnは快楽。それが真実。
tanasinnに戻りたい。それが真実。
戻らなければ気が狂う。それが真実。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。
tanasinnは真実の扉から開け放たれた。





/page103




















                tanasinn...
































「―――…りさー」



ぼうっと、怠惰な眠りから眼を覚まさせられる。

薄く開く目。

「魔理沙!起きなさい!」

叩き起される。

まだしっかりしない脳で声を発する者を見る。

「もう、今何時だと思っているの魔理沙、もう朝よいつまで寝てるの?」

霊夢の端正な顔立ちが朝の日差しの中とても美しく映えていた。

「あれ?朝か、しまった寝過ごしちまったぜ。」

ぺろりと舌を出しながら魔理沙は笑う。それに釣られて霊夢もくすりと笑った。

「どうせ朝飯、食べて行くんでしょう?」

「お腹ペコペコだぜ」

柔らかい溜息をひとつついて霊夢が言ったのを魔理沙はすぐに返事を返した。

霊夢は相変わらずねぇと言って食卓へ案内した。







今日も幻想郷は平和である。



























:( ・)∴∴.( ・)∵
お久しぶりです。スレイプニルです。生きてます。
書こう書こうと思っていたんですが、何故か最後まで書けなくて。
そんなこんなで今作となりました。


tanasinn...
スレイプニル
http://twitter.com/_Sleipnir
作品情報
作品集:
25
投稿日時:
2011/04/02 17:30:31
更新日時:
2011/04/03 02:30:31
分類
霊夢
魔理沙
tanasinn
tanasinn
tanasinn
tanasinn
tanasinn
tanasinn
tanasinn
tanasinn
1. NutsIn先任曹長 ■2011/04/03 04:36:22
世の中には、知らなくても良いことってあるもんですね。
この世の真理の心理とか、特に。
サンタクロースのお宿にでも行けばいいさ。
2. 名無し ■2011/04/03 10:41:49
これぞナンセンス
tanasinnセンス
3. 名無し ■2011/04/03 21:12:51
tanasinnって言葉はアカシックレコードって言葉に変えられそう
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