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『リーインスカーネイション 卯月』 作者: ぐう
ぽかぽか陽気の春のある日、ここは人里から少し離れたところにある一軒家。
里に建てられている家々とは違う、外の世界のと同じ家だ。
その家に向かう、一人の男。どうやらこの家の主のようで、扉を開けて中に入った。
「ただいまー」
「おや、おかえり」
男が家に入ると、一人の女性が彼を出迎えた。長い緑色の髪、そして特徴的な福と帽子を身にまとっている。
彼女は魅魔、少し前から男と交際しており、今はこうして男の家で生活を共にしていた。
「今日も勤め大変だったろう? ご苦労さん」
「なになに、魅魔様の笑顔を見れば疲れなんてさっと吹き飛ぶよ」
「こいつぅ、旨いこと言ってー」
「あいたたたたた!」
男のノロケ言葉に、魅魔は男の耳を引っ張ってからかった。
だが内心はいつも男のことを想っており、こんな言葉でも嬉しいのが彼女の本音だった。
「もう少しでご飯できるから、着替えたりしてきなよ」
「ああ、わかった」
魅魔は男の耳から手を離し、ロングスカートを揺らしながら台所に歩いていった。
男は引っ張られた耳をさすりながらも、魅魔が満更でもなさそうなのをにやけた顔で把握した。
「どうだい、今日のあたしの飯は? まだまだあんたには到底及ばないだろうけど」
「いや、なかなかいい味してるよ。日に日に俺好みの味になってきてる」
「よかった、あんたの口に合って」
二人での夕食。魅魔は料理の味が気になって男に問うが、男の返答は好感触のようだ。
この家に来てから、魅魔は毎日料理の練習に励んだ。その甲斐あってか、男の評価は日を重ねる度に良くなった。
もっとも自分のために心を込めて作ったのだから、男にとっては美味しく、そして嬉しい以外の何物でもなかった。
「今日で魅魔様がウチに来て、、丁度一週間になるな」
「そういえばそうだね、すっかり世話になっちゃってるけど」
「どうかな、ウチでの生活には慣れた?」
「ああ、最初は見たことないものもあったけど、大分慣れてきたよ。住めば都ってやつだね」
そう、魅魔がこの家に住み始めて今日で一週間になる。
弟子が一人立ちしてからは一人身だったため、誰かと一緒に暮らすのは久しぶりとなる。
二人に通じるものははたから見れば異常な性癖。とはいえ、心が通じ合える者との暮らしはなかなか楽しそうだ。
「そういえばあんた、明日は仕事休みじゃなかったっけ?」
「そうだよ。今日以外は残業ばかりだったから、やっと一息つけるよ」
「あのさ・・・もしよかったら、あたしと・・・」
すると、魅魔は男から視線をそらしながら、何かをボソボソつぶやいた。
しかし、そんな自分にしか聞こえないような声が、男に聞こえるはずがなかった。
「ん、何か言ったかい魅魔様?」
「え? あ・・・いや、その・・・何でもないよ、あたしの独り言だから気にしないで」
「・・・?」
つぶやいてた素振りに男は気づいたようで、魅魔に問いかけた。しかし魅魔は独り言とごまかし、せっせと茶碗のご飯を口に運んだ。
結局魅魔が何を言っていたのか、男にはわからないままだった。
「あぁもう、あたしったらどうしてはっきり言わないんだい・・・」
湯気の立ち込めるバスルーム、長い緑色の髪を洗い流しながら、魅魔は自分のもどかしさを悔んだ。
頭ではわかっていても簡単には言えない一言、勇気のいる一言だった。
「魅魔様、一体何をつぶやいていたんだろ・・・」
やがて夜が更け、二人はそれぞれの部屋に戻った。
しかし男は魅魔の独り言が気になるのか、なかなか寝付けないでいた。
「確か『あたしと』どうこうって聞こえたから、もしかしたら俺と一緒に何かしたかったのかもしれんな」
真相はともかく、男の推理が正しいのならそうだろう。ただ何がしたかったのか、そこまでは見当もつかない話だった。
ガチャッ、ギイィィ・・・
「ん?」
すると、突然ドアノブを回して部屋のドアを開ける音が聞こえ、男はそっちに顔を向けた。
そこには寝巻きに身を包んだ魅魔がドアを閉め、微かな足音を立てて男のベッドの前へとやってきた。
「あ、おきてたんだ・・・」
「どうしたんだ魅魔様、こんな夜中に?」
「いや、その・・・ちょっと寝つけなくて・・・」
魅魔は何かを躊躇っているかのようにもじもじしており、いじらしい顔で男を見つめた。
「その、あんたの布団で一緒に寝ていいかなーなんて・・・だから・・・」
「だから?」
「えっと、その、んと、あの・・・ああもうっ!」
魅魔はなかなか言い出せない自分に業を煮やし、滑り込むかのように男のベッドへと入り込んだ。
その拍子に彼女の二つの膨らみが、男の身体にぶつかってきた。
「あたしゃもう、我慢できないんだよ・・・」
「むぐっ!?」
布団の中で男を艶かしい目で見ると、不意に男の唇を奪った。
「ん・・・んふうぅ・・・」
最初こそ唇同士が重なるだけだったが、次第にお互いに下を使っての農耕なディープキスへと発展していった。
そして唾液が垂れる舌を抜くと、男はあの時魅魔が言おうとしていたことを思い出した。
「もしかして魅魔様、さっきの独り言って」
「ぷぁ・・・そうさ、あんたとこうして・・・したかったんだ・・・」
二人が付き合い始めて一週間。実を言うと男は最初からそのことを考えていたのだが、魅魔のことを考慮してあえて行動に移さなかった。
まさか魅魔のほうが自分以上に欲していたとは思っていなかっただろう。
魅魔は寝巻きのボタンをプツプツと外し、E・Fカップくらいのブラに包まれた乳房を男の前に晒した。
わかりやすく言うと二つとも同じ大きさの、つきたての鏡餅のような胸だ。
「あたしの胸、あんたの好きなように・・・していいよ」
「魅魔様・・・」
男はどうしていいか頭の片隅で悩むも、魅魔が折角許可しているのもあり、言葉に甘えることにした。
無言でうなずいてブラのホックを外すと、それぞれの手でゆっくりと揉みはじめた。
「あっ・・・いっ、いいよぉ・・・」
「魅魔様のおっぱい、お餅みたいにもちもちしてる」
「んっ、き、気持ちいいよ・・・もっとして・・・」
男の手によって胸の形が変わる度に、魅魔は甘い声を発して身をよがらせた。
普段自分で自慰に浸ることがあるのだが、それとは比べ物にならない快感が彼女を包み込む。
むせかえるような女の匂い、男にとっては至高の香りが魅魔の身体から発せられ、男は魅魔への愛撫をしながらその香りを楽しんだ。
「綺麗だよ、魅魔様の身体・・・なんだか俺にもったいないくらいだ」
「そんなお世辞いらな・・・ひゃあっ! ち、乳首らめ・・・」
「だってこんなにピンピンになってるんだもん、それにここも」
「あっ! そ・・・そこは・・・」
男はまるでキャンディを舐めるかのように、得意げに舌で乳首を転がした。弾力があり、そしてどこか懐かしさを感じる舌触り・・・
そしてズボンの中に入れた右手は、既にぐしょぐしょに濡れてしまっている下着を優しく撫で回した。
敏感な乳首を、そして下着越しに秘部を弄られることにより、魅魔の声はどんどん熱と甘さを帯びるものとなった。
「あっ! あひっ! ひいっ!」
「そんなにかわいい声が出るってことは、魅魔様感じてくれてるんだね。俺がもっとよくしてあげるから」
「はぁ、はぁ・・・それ以上されたら・・・、ひうっ!?」
快感の波に飲まれ、魅魔は息をまともに整えることすらままならない。
その時不意に男が動かした指が、魅魔の下着の中で勃起している部分を刺激し・・・
「あくっ、くふうううううっ!」
不意に魅魔の身体が激しく痙攣し、男が舌で転がしていた乳首から白い液体が噴射された。
同時に右手が触れる秘部からも、生暖かい液体がねばりつくのを男は感じた。
快感に押されている最中のクリトリスへの刺激が、魅魔を一気に絶頂へと追いやったのだった。
上下から溢れる液体が止まろうとも、魅魔はまだ身体をひくつかせて絶頂を感じていた。
「・・・はっ! ご、ごめん魅魔様、やりすぎちゃった!」
「ううん・・・あんたの舌と手、気持ちよかったよ・・・」
男はようやく我にかえり、無意識のうちに調子に乗ってしまったことを魅魔に詫びた。
魅魔は目に涙を浮かべながらも、男に優しく笑顔で答えた。
「次はあんたのここで・・・」
そう言いながら魅魔が手を伸ばした先は、男のズボンの上から大きく硬直しているものだった。
魅魔を愛撫してた時に興奮したからか、ズボンと下着にカウパー液が先端から滲み出ていた。
「うん、一緒に気持ちよくなろう、魅魔様」
二人は着ているものを全て脱ぎ、男は部屋の引き出しからコンドームを取り出し、自らのペニスに装着した。
こうして性行為に臨むのが初めてなら、コンドームを装着するのも初めて。何とも言えない緊張感に思わず身体がブルッと震えた。
魅魔も生まれたままの姿になり、足を開いて恥毛に包まれている秘部を男に見せた。
「実はあたし、その、初めてなんだ・・・。だから・・・優しくしてよ」
「うん、俺も初めてだからなるべくゆっくりやるからね。もし痛かったら言ってくれ」
「わかった・・・」
互いに心臓を激しく鼓動させながら、男はゆっくりとペニスを魅魔の秘部に押し込んだ。
その時、魅魔が痛そうに目に涙を浮かべながら歯を食いしばった。
「っ!」
「だ、大丈夫魅魔様!?」
「うん・・・ちょっと痛いけど、気にしないでゆっくり動いて・・・」
処女幕を破られようとする、今までに味わったことのない痛みが容赦なく襲っていることだろう。
しかし魅魔は男に続けるように言い、男もなるべく痛い思いをさせないようゆっくりと腰を動かした。
最初は痛そうな顔をしていた魅魔も、次第に先ほどの愛撫の時のような艶かしい顔つきに変わってきた。
「あたしゃもう大丈夫だよ・・・遠慮しないでどんどん動いてくれ」
「わかった、いくよっ」
男も膣の感触に慣れてきた辺りで、腰を本格的に動かしはじめた。
「はうんっ! あっ、ああんっ!」
ベッドの上で激しく身体を動かす二人。部屋には魅魔の卑猥な声とお互いの性器の接触による水音が響いた。
幸いこの家は人里から離れている場所にあるため、隣近所の心配をする必要もない。
魅魔は突かれる感触に、男は締めつけられる感触に電気のような快感を感じた。
「み・・・魅魔様の中、避妊具越しでもぬるぬるしてて気持ちいいよ・・・」
「あっ、あんたのもあたしの中にいっぱいで・・・んうっ!」
最初こそ男が動いているだけに過ぎなかったが、いつしか二人は抱きあって一緒に動くようになっていた。
二人には無意識のうちに、快感を分かち合うことによる絆ができていた。
その快感の共有行為は、二人を瞬く間に果てまで上らせようとしていた。
「みっ、魅魔様・・・魅魔様っ!」
「あんっ! あっ! あたしもうダメ・・・」
男はラストスパートとして腰をより速く動かし、魅魔の秘部も締め付けがより強くなった。
そして魅魔の絶頂による膣中の締め付けにより、男はコンドームへと子種を勢いよく放った。
初めての身体を結びつけての行為。絶頂の波が引いてゆくと同時に、二人を強いまどろみが襲い・・・
チュンチュンチュン・・・
「ん・・・あれ・・・」
次に男が目を覚ました時、外からは雀の鳴き声が聞こえ、眩いばかりの太陽の光が外から差し掛かった。
そして男と同じように起きたてなのか、ベッド座ったまま魅魔が腕を上に伸ばしてリラックスしていた。
「おはよう、あれからあたしたちぐっすり寝てしまったみたいだよ」
「そうか・・・ふあぁぁ・・・」
魅魔は既に寝巻きに着替えており、その優しい笑顔は日差しともいい勝負ができそうな眩しさだ。
男は大きく欠伸をすると、掛け布団の上に転がっている自分の衣類を身にまとった。
「さてと、あたしはシャワー浴びてくるね。昨日のセックスで結構汗かいたみたいだから」
「わかった、じゃあその間俺が朝食準備しておくよ」
魅魔はシャワーを浴びるために部屋を出るが・・・
ミチミチュムリムリュリュリュ・・・プスッ、ププププ・・・
「あっ、やば・・・んんう・・・」
魅魔が廊下に出て少しすると、生々しい音と彼女の声が聞こえてきた。男が送れて廊下に出ると、魅魔はあっけなく致してしまっていた。
彼女の履くズボンはどんどん膨らんでゆき、やがて下着からはみ出た茶色のかけらがズボンをぬって足元に落ちた。
ブリュブブッ、プッ、ブリブリブリビュビュビュ・・・
「やだ、どんどん出てくる・・・。ごめんよ、後で掃除するから・・・」
「ううん、気にしないでいいから。それより魅魔様のうんちをもっと見せて」
「う、うん・・・」
ズボンの裾からはどんどん溢れた便が転がり落ち、魅魔の肛門は昨日のセックスによりストッパーとしての機能を完全に失ってしなっていた。
もちろん男は責めたりせず、魅魔の排泄を興味深くじっくりと眺めた。
力むことにより出続ける便、そしてズボンを濡らすおしっこ。魅魔はただお腹に力を入れ、溢れ続ける排泄物を男の前で出し続けた。
その後バスルームでの洗い合い、後始末を済ませ、二人は休日の朝を改めて迎えた。
魅魔からの唐突な性行為。これが二人の絆をまた一つ強めたことだろう。
そしてこの日の晩、二人は再び身体を交わらせることになるのだった。
今回のリースカは初エッチを主体に書いてみました。スカが主体のはずなのにおまけ扱いっぽいw
あくまで個人的イメージですが、魅魔様は強気そうでエッチの時はすごく純情そうです。
ああもう魅魔様かわいすぎ!
ぐう
作品情報
作品集:
25
投稿日時:
2011/04/06 10:04:21
更新日時:
2011/04/06 19:04:21
分類
魅魔
えっち
スカトロ
お漏らし
ラストで発泡酒とフライドチキンと荒挽きビックフランクのミックスジュースを噴いてしまいましたよ。
やっぱり、魅魔様達のスイートホームは外界と同様の家でしたか。
文明の利器は、やっぱり、事後処理に使用されるのでしょうね…。
タイトルから察するに、ちょっとビターテイストの愛の物語は、十二ヵ月分やってくれるのかな?
続き、楽しみにしています。
月一で頑張ります。魅魔様もしっかりやってくれますよ。
>イル・プリンチベさん
搾乳だけが魅魔様の魅力を引き出すのではないのです。
おもらし魅魔様万歳!