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『絵画教室』 作者: 遊
宙に足がとられた。
投げ出された二本の足。
それは、快楽という糸に吊られている。
その呪縛から逃れようとして、僅かもがいた。
そうして一際糸が強く引かれると、耐えきれずに伸びきった足は爪先を丸めた。
唇の端を何かが伝った。
自身の腺から止めどなく溢れる唾液だろう。
きっとだらしない姿を、更にだらしなく見せているに違いない。
でも、それを飲み干す暇など与えられるはずもなく。
結果、僕はだらしないままなのだ。
獣のように突きだし、渇く一方であった舌は、引き抜かれる勢いで食まれ、吸われた。
目の前は暗い。
作られた、人為的な闇。
目玉を動かし、世界をとらえることはもう諦めた。
そもそも、見たところでどうにかなるわけでなし。
肌による触覚、それだけが頼りであり、それが全て。
「ふっ、ぁあ…?」
一つだけ、神とやらに問いたい。
今、僕の頭の中を白に塗り潰した絵の具。
それは一体、誰の白絵の具なんだ?
.
はい、予告外のものを投下することに定評のある遊です。
今回は相手が誰かわかりません。所謂目隠しってやつです。好きな相手をご想像くださいませ。
えろくする気はあまりなかったのですが、そこはかとなくえろくなりました。何故。
次はギャグ調の魔理沙父×香霖か指のお話を投下予定です。ではでは。
遊
- 作品情報
- 作品集:
- 25
- 投稿日時:
- 2011/04/18 13:19:12
- 更新日時:
- 2011/04/18 22:19:12
- 分類
- 目隠し
- 森近霖之助
- 薔薇
- 微えろ
- 相手不明
視覚情報が自分の脳内に描かれた理想で代替されるのだから。
病みは素晴らしい。
痴態情緒で自分の本性がさらけ出されたザマを見る者を知らなくて済むのだから。
彼は白絵の具を使用した者を問う相手を間違えています。
『知らぬが仏』ってね。
>先任曹長さん、2さん
だれうますぎて、ぱそこの前でぱるぱるしてます。
どうして二人してコメントできれいに落としてくれたのでしょうか。
目隠しは個人的ツボなので、また書くかもしれません。