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『くまとさけ』 作者: 遊

くまとさけ

作品集: 26 投稿日時: 2011/05/10 12:30:18 更新日時: 2011/05/10 21:30:18
*「熊と鮭」の補足的小話です。
*前回を読んでいただいた方がわかって楽しんでいただけるかと思います。
*ですが、読んでなかったとしても楽しんでいただければ嬉しいです。






わたしはこいぴんくのそれをたべた。



「おやじー、うまい。」



「『美味しい』だろ、魔理沙。」



おやじがてーねーにいいなおしてくる。
おそとじゃちゃぁんと『おいしい』っていうのに。



「おやじー、これなんていうおさかななんだ?」



「『鮭』だ。」



「さけ?おやじがいつものんでるあれか?あれはこんなふうにもなるのか?」



わかんないことがたいりょーはっせー。
わからないことはすぐにきくべし。



「違う、『鮭』という魚だ。」



「ふーん。はじめてたべるな。」



いままで、あゆやらなまずやらふなだったのに。
きょうのおさかなは、ふしぎにおいしい。
あ、うまいだ。
どっちでもいいかな。



「つい最近、幻想入りしたらしい。」



げんそーいり。
ありがとうげんそーいり。
『さけ』とかいうおさかなはうまいです。



「じゃあ、おそとのほうには『さけ』はもういないのか?」



「いるけど、数は減りつつあるらしい。」



おやじが、おいしいからなぁけんじゃさまもきにいったんだろ、なんていう。



「魔理沙。」



「んぅ?」



「本当はな、『鮭』は海の魚なんだ。」



うみ。
げんそーきょうにはないって、けーねてんてーがいってたぞ。



「けどな、魔理沙の言う通りうまい。」



「たべたくなったのか。」



「だろうな。」



うなずきながら、おやじは『さけ』をもぐもぐしてた。



「外の方では、熊も『鮭』を食べているらしい。」



「くまが…。」



ずかんでちらっとみたことのあるくま。
ちょっとおやじとにてる。



「ぐるめなのな、おそとのくまは。」



「まぁ、そこにあったから食ったんだろうがな。」



「まいにちたべてんのかな。」



「いや、秋の頃だけだそうだ。いかんせん、海から川に来るのはその頃しかないみたいだ。」



「げんそーきょうのどこからきてんだよ、『さけ』。」



「…なんとか上手いことしてるんだろう、賢者様は。」



なんでかにがいかおをするおやじ。



「魔理沙、椀貸せ。」



「やらないからな!」



「別に食わんわ!!」



どなられた。
こわい、ずかんのくまとかわんないよおやじ。
どこがちがうって、けのりょうだけだろ。



「ほい。」



おわんに、おやじののこってた『さけ』のほぐしたみとこまかいあられ、のり。
そこにたっぷりあついおちゃをかけた。



「あああー!!」



「まあ食え。」



「うまい。」



「『美味しい』だ。」



「うまい。」



おやじもやっぱりくまだ。
ぐるめだもの。



「おやじはめしのことになるとすごいよな。」



「他はどうなんだ。」



「ききたいのか。」



「……。」



「おやじ、くまみにいきたい。」



「いつかな。」



いつなんだよ、おやじ。
とりあえず、『さけ』んまい。
げんそーいりしたのはすてきなことだ。
げんそーきょうのくまもよろこんでるんだろうな。








「なぁ霊夢。」



「何?」



霊夢は人の話を聞こうとする気のない姿勢のまま、返事を返す。



「宴会でさ、話したろ。」



「『怖かったこと』、だっけ?」



「うん。」



「それが何?」



ばりばり、煎餅をかじる音。
醤油の香ばしい匂いが鼻腔をくすぐった。



「あれさ、考えたらあり得ないことなんだよな。」



「考えなくてもあり得ないわよ。」



「あれさ、私のなんか思い込みだったらさ、どうしたらいい。」



「どうしようもないじゃないの。実際思い込みなんだから?」



「なんで、思い込んだんだろ。」



「壊したくないから。」



何をだ。



「泣くんだったら、鼻くらいかみなさいよ。」












あれはくま。
そんでさけ。
だから、ちがうんだ。
そうに、きまってる。
そうじゃなきゃ、いやだ。
あれはくま。
そんでさけ。
ただのおしょくじ。
それだけなんだ。





あれはくま。
そんでさけ。
前回の補足的な小話となりました。
ひらがなのばかりの文章で読みにくかったと思います、すみませんでした。
とりあえず、鮭茶漬けはおいしいですよね。
少しでも前の話と併せて楽しんでいただけたらと思います。
作品情報
作品集:
26
投稿日時:
2011/05/10 12:30:18
更新日時:
2011/05/10 21:30:18
分類
霧雨魔理沙
博麗霊無
霧雨の親父さん
1. NutsIn先任曹長 ■2011/05/10 22:01:46
熊さんは鮭が好き、と。
でも魔理沙は、鮭になにやら思い入れがあったようですね。

鮭に食べられたいと、思っていたとか。
思うだけだから、泣くだけしかできないから。

で、また、以下に感想駄文をば。



ヤバくない? 変な事に首を突っ込んで。
論より証拠と言いますが、お話だけで十分ではないですか。
上手くまとめた暇つぶしの作り話。

どうしてこうなった?
海の魚の鮭と、鮭を食う獣の熊。
調べて分かった知識を元にした作り話。

のんびり行きましょうよ。
不安に思っても、碌な事にはならないから。
あまり、真剣に考えないように。
つまらない事になりますよ。
苦労して得られた答えで、平穏が崩壊するかもしれないから。
2. あぶぶ ■2011/05/10 23:16:38
鮭茶漬けが食べたいお
3. 名無し ■2011/05/11 15:20:23
よくわかんないです
4. 名無し ■2011/05/12 17:25:11
くま→親父♪ さけ→霖之助アッーー! 
5. ■2011/05/15 17:10:49
コメ返をば。
>先任曹長さん
それでも、首を突っ込んでいくのが魔理沙クオリティかな、と。自分のその気があるみたいですね。
>あぶぶさん
永谷園のお茶づけに鮭フレークをかけるのをオススメします。
>3さん、4さん
4さんのコメであってますので、そちらを参考にしてもらえたらと思います。4さん、的確すぎますよ。
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