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『パチュリーの楽しい食事会』 作者: 零雨
キャラ崩壊注意!
ここは紅魔館の大図書館。そこで2つの人影が動いていた。
「ねえパチェ。さっきから私の話を聞いてるの?」
水色の髪をした吸血鬼、レミリア・スカーレットがそういうと、
パチェと呼ばれた紫の髪の魔女パチュリー・ノーレッジは
「聞いてるわよ。美鈴の昼寝に困ってるって話でしょ?」
「ちーがーうー!フランが私の言うことを聞いてくれないって話よ!」
「ああ、そうだったわね。で私にどうしろと?」
「私の愚痴を聞けってことよ!はぁ……。叫んだらおなかがすいてきたわ。久しぶりに人間を丸々食べたいわね……。咲夜?」
レミリアがそういうと、音もなく現れるメイド長、十六夜咲夜。
「駄目ですよお嬢様。人間は貴重な食料です。丸々なんて……。」
ため息をつきながら咲夜が言った。
と、そこで
「できるわよ。」
パチュリーがそうつぶやいた。
「本当!?本当にできるの、パチェ!?」
レミリアが目を輝かせながら確かめる。
「ええ。私に任せてくれればね。」
「任せるわパチェ!今夜は二人で食事会よ!」
「わかったわレミィ。一人じゃできないから咲夜にも手伝ってもらうわよ?いいわね咲夜?」
「もちろんですわパチュリー様。」
「じゃあ任せたわよ二人とも!私は今夜のために神社までいっておなかをすかせておくわ。」
そういってスキップしながらレミリアは図書館から出て行った。
「さあ、私たちも準備しましょうか。」
「了解ですわ。」
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そして、夜。紅魔館のテラスで食事会が始まった。
「まず一品目は胴体のスープよ。」
パチュリーが赤っぽい色のスープを運んできた。
「じゃあ、さっそく……。おいしい!おいしいよパチェ!愛してるわ!」
「まあ落ち着きなさいレミィ。まだ一品目よ?」
「でもこの肉のとろけるような食感は癖になりそうだわ……。」
「まあ同じのはもう作れないから、好きなだけ味わいなさいな。それじゃあ次の品のをだすわよ。血のワインと、手足の丸焼きよ。」
「この血の味は……若い女かしら?今まで飲んだ中で一番おいしいわ!」
「正解よレミィ。さすがね。」
ぱちぱちと適当な拍手をするパチュリー。レミリアはそんなパチュリーを気にも留めず、夢中で料理を食べている。
「ふぅ……。おいしかったわ。デザートはないのかしら?」
「あるわよ。最後は目玉を凍らせてかき氷にしたわ。最近暑いしね。」
パチュリーが不気味なかき氷をだすと、レミリアは待ってましたとそのかき氷を一気に食べる。
「あ、頭が……。」
かき氷を一気に食べたせいで頭痛に悶えるレミリア。
「はぁ……。一気に食べるからよレミィ。」
「でも本当においしかったのよ。ありがとうパチェ。あ、そうだ咲夜にもお礼を言わなきゃね。」
レミリアがそういうと、パチュリーはケタケタ笑いながらこう言った
「面白い冗談ねレミィ。咲夜ならさっきあなたが全部食べたじゃない。」
カリスマのあるお嬢様も好きですが、可愛らしいおぜうさまも大好きです。
そんな感じで2作目です。
あんなに喜んで食べられたら咲夜もきっと嬉しかったでしょう。
零雨
作品情報
作品集:
26
投稿日時:
2011/05/14 02:01:11
更新日時:
2011/05/14 11:01:11
分類
パチュリー
レミリア
咲夜
食人
サクサクと進むブラックジョーク、いいですね。
咲夜さんはレミリアが死ねといったら喜んで死にそうですね
個人的には咲夜さんはレミリアに直接齧り付かれるのなら喜んで食われそうだけど
パッチェさんの調理だと泣き叫びそうなイメージが…w
そこから先は最後まで予想できました。
まぁ、王道ネタではありますね。
王道には王道たる理由がある、すなわち、何回読んでも面白い。