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『パチュリーの図書館防衛作戦!』 作者: 零雨
湖のそばにある紅い屋敷、紅魔館。その中にある大図書館に轟音が響きわたる。
「はっはっは。今日も本を借りに来たぜパチュリー。」
埃が舞う図書館に笑顔で入ってきた金髪の少女が言った。
「今日は本を持って行かせないわよ魔理沙!日符 ロイヤル……ゲホッゴホッ。」
パチュリーと呼ばれた紫の少女が喘息の発作で苦しむ。
「ゲホッガハッ…ゲハッ。」
「おいおい無理するなよパチュリー。」
口では心配するようなことを言っているが、その手は本を袋に次々と放り込んでいた。
「まあ今日はこのくらいでいいか。それじゃあなパチュリー!埃と泥棒には気をつけろよ!」
そう言い残し飛び去る魔理沙。
「待って…持ってかないで……。ゲホッ。」
「大丈夫ですかパチュリー様!」
彼女の使い魔である小悪魔が駆け寄ってきた。
「私はいいから……本を……。」
「もう無理です、パチュリー様。私の足では奴には追いつけません。それより早く医務室へ!」
パチュリーを背負って走り出す小悪魔。
その背中で盗まれた本のことを思い涙を流すパチュリー。
図書館の被害は拡大するばかりだった。
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「大丈夫ですか?パチュリー様。」
門番であり医務室担当の紅美鈴が問う。
「ええ、私はね。本はごっそり持って行かれたけど。」
ベッドに横になりながら皮肉めいた口調で言うパチュリー。
「申し訳ありません……。私が奴の侵入を許してしまったせいで……。」
苦々しい表情で言う美鈴。
「いいのよ。私も盗まれるのを止められなかったしね。」
「しかし、パチュリー様。それでは本が……。」
「ええ、分かってるわ。もう容赦しないわ。私の本を盗んだらどうなるかを思い知らせてやるわ……!もちろんあなたにも協力してもらうわよ美鈴。」
「了解しました。具体的にはどうすれば?」
「そうね、まず最初に…………
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「あー昨日は大漁だったぜ。」
図書館から借りてきた本を見てつぶやく魔理沙。
「あれ、この本一巻と三巻しかないじゃないか。仕方ない、また借りに行くとするか。」
そういって準備をする魔理沙。そこで、ポストに手紙が入っていることに気付いた。
「お、レミリアからパーティーの誘いだ。ちょうどよかったぜ。今から行くとしよう。」
紅魔館へ向かって飛び立つ魔理沙。
彼女はこの後、自分があんなことになるとは、これっぽっちも思っていなかった……。
そして、紅魔館についた魔理沙。門前では珍しく美鈴が起きていた。
「よう美鈴。パーティーに参加しに来たぜ。」
「ああ、待ってたわよ魔理沙。案内するわ。」
「別にいいぜ。紅魔館の構造は知り尽くしてるからな。」
「仕方ないな。案内されてやるぜ。」
そういって紅魔館に歩いていく魔理沙。その首筋に美鈴は手刀を叩き込んだ……。
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「……うぅ……。ここはどこだ?」
薄暗い部屋で魔理沙がつぶやいた。
「私は何をしていたんだっけ……。パーティーに呼ばれて紅魔館に来て……。そうだ!美鈴の奴に後ろから殴られたんだ!」
「あら、案外覚えてるものなのね。」
紫の髪の魔女、パチュリー・ノーレッジが言った。
「おいパチュリー!これはどういうことだ何故私が縛られてるんだよ!」
ベッドに縛りつけられていることに気付いた魔理沙が怒鳴る。
「あなたは自分が何をしたかわかっているの?」
「私は本を借りただけだ!」
「そう……。借りただけ……ね。」
「分かったら早く私を縛ってるものを解いてくれ!」
「黙れ。」
恐ろしく冷たい声でパチュリーが言った。
「あなたにはじぶんが何をしたか理解してもらう必要があるわね。美鈴!」
パチュリーが呼ぶと美鈴が工具箱を持って現れた。
「準備は整っております。パチュリー様」
「そう。ありがとうね美鈴。」
「まさかこんなにうまく行くとは思いませんでしたよ。」
「そうね。魔理沙が単純で助かったわ。」
パチュリーがそう言いながら工具箱からペンチを取り出す
「お、おい!何をする気だ!やめろ、やめてくれ!」
「大丈夫よ魔理沙。ちょっと爪を剥がすだけだから。死にはしないわ。」
笑顔でパチュリーが言う。
「一枚目はどこにしようかしら……。決めた、まずは右手の小指にするわ。」
それっとパチュリーが思い切り爪を剥がす。
「あ゛あ゛あぁああぁぁあああああぁあぁあ!!」
魔理沙が絶叫する。
「大げさねえ魔理沙。まだ一枚目よ?」
パチュリーが笑いながら言うが、魔理沙は聞こえていないのか、泣きながら叫び続けている。
「じゃあどんどんいくわよ。」
そういって次々と魔理沙の右手の爪を剥がしていくパチュリー。
すぐに魔理沙の右手は無残な姿に変わってしまった。
「うぅ……。これで…グスッ……終わりか?」
泣きながら問う魔理沙。
「えぇ、終わりよ。右手はね。」
工具箱から金槌を取り出して言うパチュリー。
「次は左手の指を叩き潰すわ。」
「嫌あああぁぁああああぁ!!もう許してぇ……。もう二度と本を盗ったりしませんから……。」
泣きながら懇願する魔理沙。
「いい、魔理沙。これからじゃなくて、いままでしてきたことが問題なのよ。分かってるの」
冷たく言い放つパチュリー。
「悪かった……。私が悪かったから……。」
「私は許す気はないわ。じゃあ、親指を潰すわよ。」
パチュリーが勢いよく金槌を振りおろす。グシャッという嫌な音とともに魔理沙の親指は潰れた。
「あ゛あ゛ああぁぁあああぁぁあ゛!!」
またも絶叫が部屋に響き渡る。
パチュリーは魔理沙の悲鳴を気にも留めずに、淡々と指を潰していく。
「ふぅ……。きれいに潰すのはなかなか難しいわね。グチャグチャになってしまったわ。」
「うぁあうぅあ……。」
痛みと恐怖で声も出なくなってしまったのか、魔理沙がうめく。
「そろそろ疲れてきたから、次で最後にするわ、魔理沙。」
工具箱からチェーンソーを取り出したパチュリーが言う。
「最後はこれで足を切り落とすわ。これでもう本を盗もうなんて思わないでしょ、魔理沙?」
パチュリーがスイッチを入れると、どるんどるんとチェーンソーの音が響く。
「さあ、いくわよ魔理沙。」
ブツブチという肉がちぎれる嫌な音とゴリゴリと骨を切断するおぞましい音がパチュリーを興奮させていく。
ブチッとひときわ大きい音の後に魔理沙の右足は切断された。
「左足もいってみる?魔理沙?」
パチュリーがそう言って魔理沙をみると、魔理沙の顔は青白く、どう見ても死体にソレであった。
「あー……。死んでる……。まあいいわ、これで本は回収できるし、泥棒に悩まされることもなく読書ができるわ。」
満足そうにそうつぶやいたあと思い出したように言った
「そういえば紅白の巫女が食べ物に困っていたわね。ついでだから魔理沙を切り分けて送ってあげようかしら。」
ぱちゅコンやってたら思いついた話。3作目です。
本当はもっと色々やりたかったけど、書くのが難しかったので挫折……。
(苦悩の梨とか水を飲ませ続けるとか)
私にほのぼのは無理なのか……。
零雨
作品情報
作品集:
26
投稿日時:
2011/05/16 12:43:52
更新日時:
2011/05/16 21:43:53
分類
パチュリー
魔理沙
美鈴
グロ
でもゴミクズざまあ