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『敗者の末路』 作者: 零雨
笑い声が聞こえてくる……。
この声は誰の声だろう?
ああ、この声はレミリアだ。
とても楽しそうに笑っている……。
私は異変を解決できなかったのか……。
あれ?じゃあ私はどこにいるのだろう?
そう思って周りを見る。
大きな部屋のようだ。
人影が見える……。
しかし、私はその人物を見てはいけないと悟った。
見てしまったらもう戻れなくなってしまう。
そんな気がした。
でも、好奇心には勝てなかった。
私はその人影に近づいた。
そこにいたのは……
私だった。
正確に言うと私にそっくりな何かだった。
その顔は恐怖に歪み、死んでいた。
私はこの死体が別の世界の私だと思った。
巫女としての勘である。
そして、私もこうなってしまうのだなと思った。
おそらく、ここに来るのは異変を解決できなかった私。
連れてくるのは紫だろう。
私がいなくなっても、多分幻想郷は大丈夫だろう。
紫が何とかしてくれるだろうから。
ああ、そろそろ私も無かったことにされてしまうのか……。
目の前にスキマが開いた・・・・・・
5作目。
異変を解決できなかった霊夢のお話。
紫は全世界で一人だけど霊夢は何人もいるよ!みたいな話です。
零雨
- 作品情報
- 作品集:
- 26
- 投稿日時:
- 2011/05/23 13:00:59
- 更新日時:
- 2011/05/23 22:00:59
- 分類
- 霊夢
すごいねスキマ
一人で何度も異変に挑んでる魔理沙は大したもんだ
霊夢の場合はこういう展開がしっくりくる。
やっぱり霊夢=道具という認識が強いからか。