霊夢がティッシュ配りをするSS

「よろしくお願いしまーす」


「よろしくお願いしまーす」


「よろしくお願いしまーす」


「………………………」


「………………………」


「よろしくお願いしまーす」


「よろしゅ、よろしくお願いしまーす」


（噛んでもた）


「全然減らねぇ」





「つーかあたし何でこんな事してるんだっけ」


「あーもう」


「あーあーあー」


「ティッシュを主食とする宇宙人が現れて買い取ってくれないかしら」


「もうモッシャモッシャ食うのよ　すごい」


「…………………………」





「もらってくださーい　オナニーに使えますよー」


「二枚使わないとしみこんでアレだけど使えますよー」


―――これそこの君


「あ？　何よ爺さん、オナニーすんの？　できんの？」


「君の事を見とったが、チミのティッシュ配りはなっとらん」


「何でいきなり二人称変えたん」


「ワシはティッシュ配りの神ぢゃ」


「えぇー…………」


「なんぢゃ」


「どうせならティッシュの神が来てティッシュ引き取ってもらいたかった」


「贅沢言うなアホ」


「腹立つぅーぅ」


「お主にティッシュ配りの極意を伝授しよう」


「二人称また変わったよ」


「需要と供給って知っとろう」


「うん」


「こ」


「マジ殺すよ」


「すまん　要するに、ティッシュを必要とする人が多い所で配ればよいのぢゃ」


「あー？　どこよそれ」


「例えば、野グソの盛んな場所とか……」


「夢想封印」


「は、刃物はやめるのぢゃ」


「使ってねぇよ！」


「他にも、公衆トイレのトイペを抜き取って、知らずに入った者に渡すとか」


「微妙に略語使いやがって腹立つ　つーか抜き取ったやつはどうすんのよ」


「家で使えば良かろう」


「頭おかしいだろお前」


「ちょっと最近抜いてなくて」


「その上気持ち悪いってもう」


「オナニーするからティッシュちょうだい」


「全部持ってけカス」


「そんなに出ないょ……　ありがとさん」





「とにかく全部配れたな」


―――ちょっとそこの君


「え？　何あんた」


「私はティッシュの神　あなたがティッシュについて悩んでいるのを感じ取りやって来ました」


「さあ、このティッシュを受け取りなさい　軽く300袋やろう」


ﾄﾞｻﾄﾞｻ


「ではさようなら」


「ホントこいつら頭おかしいわ」


「どうすんのこれ　最初より増えとるし」


「ほっといたら私のせいにされそうだし」


「燃やそっかな」


―――これそこの君


「何よ」


「私はオナニーの神」


「オナニーの神とか八百万ってレベルじゃねぇな　とにかくこれでティッシュが配れるわ」


「いや、小生射精時は地面にぶちまけ、それを舐め取るのが好きにて早漏、もとい候」


「ではさらば」


「やっぱり頭おかしいわ」


「はぁ……どうしよう……」


「こんな大量のティッシュ……」


「あれ……　ん？　これって………」


「湯葉やん」