私服警官こっとんいっきまーす！

ワタシは警察官。


この里の治安を守る者です。


いつもは私服を着て、庶民に紛れて巡回しています。


最近、なんだか外が物騒になった。


郊外で死んだ人の体がころごろと転がるようになった。


他の庶民の者共が怖がり始まりました。


外が怖いなら外に出なければいいじゃない。


ろっとぉ・・・これじゃあワタシが引きこもりになれっていいっているようだ。


なので、事件解決にワタシ、いっきまーす！







＊　＊　＊　＊　＊







とりあえず、不審人物はかたっぱしから逮捕。


豚箱行き。


ガシャ−ン。


うん、いい音。


豚野郎が何か喚いているぞ。


うるさいなぁ・・・。


公務執行妨害だよねこれ。


いけない人だよ。


刑罰だっけ？処罰？もういいや。


とりあえず罰だよ。罰。


容疑者霧雨の女、ワタシ侮辱罪で殺し刑よ。


愛用の長刀でぇ〜・・・どっすん！


ようやく黙りました。


容疑が晴れるまで檻にいてもらうからね。


さて、捜査だ！







＊　＊　＊　＊　＊







あぁ〜・・・クズ共の吐く息の所為で大気汚染だよ・・・。


皆、皆殺してぶち殺すぞ！


あーもー、空の顔色が悪いわ・・・。


あ、なんてこと。


この事件はすべて兎の仕業だったんだわ！


実はこの事件はすべて因幡の兎の仕業だったのよ！


なななななんだってー？！？！！！


立ちションしている場合じゃないわ！すぐに検挙しなきゃ！


へいっ！タクシー！・・・なんてものもってないわ！


そこの男青年！


その自転車は今からワタシのもよ！


抵抗はやめろ！


撃てーー、死ねぇーーーーー！！！！


ドシュッ！！







＊　＊　＊　＊　＊







『よし、できた。後は罠の上に偽装工作して完成ウサ』


「まてぇ〜因幡ぁ〜！！逮捕だぁーーー！！！（裏声）」


ドゴッ！


『ごふっ？！ぐっ・・・こ、このてゐ様に不意打ちを喰らわすヤローは誰だ・・・？』


「警察よ。大人良しくするな。動かなくても殺撃つ！」


ドカッ！


『グハッ！？に、人間！？なんでこんな所に・・・それよりお前やってるこｔ』


「ｷｪｪｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｼｬﾍﾞﾙﾅｧｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ！！！」


ドゴッ！ドカッ！ドスッ！


『おぶっ！・・・ぅぉ・・・・・うえええぇぇぇぇ！』


びちゃびちゃ・・・ぼちゃ・・・。


「どうした？反撃しないの？」


『ぐっ・・貴様ぁ・・・ぶっ殺――』


「グンマ砲をくらえええええええええええええええええ」


ドォォォォォン！


ぱら・・・ぱら・・・。


「争いは悲しみしか生まないわ・・・でもワタシには関係のない事よね」


事件は解決した。


けど何か間違っているような気がする。


気がするが、気のせいだろう。


彼女は狂っているのだから。


ここにゲパートＭ１がある。


弾は一発のみ。


君の好きなように使え。


それじゃ、私はこれで・・・。