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『ごみくず』 作者: 遊
「ごみくず。」
魔理沙が言った。
「今日もいい天気だ。」と言うのと変わらない声色で。
「ごみくず。」
僕はそれを聞きながらいつもと同じように、熱くて薄い緑茶をすすった。
今日も味が薄い。
「ごみくず。」
八卦炉の手入れの最中にも魔理沙は言った。
手が滑ったときの悪態と同じ要領で。
「ごみくず。」
誰に対して言っているのかなんて、考えるだけ無駄というものである。
僕は気にすることなく、分厚い文庫本のページをめくった。
「ごみくず。」
飽きないのだろうか、同じことばかり口にして。
魔理沙は平常心のままである。
「ごみくず。」
「で、だから何なんだい?」
「黙れごみくず。」
話は通じない、と。
頭の中の備忘録に書き留めたところで、魔理沙がまた口を開く。
「ごみくず、ごみくず。」
「ああ、はいはい。僕はごみくずだ。それで?」
「親父、を元に戻せよ、ごみくず香霖。」
やなこった。
.
父が大きいお友達になりました、弟が厨二病にかかりました、母は貴腐人のままです。
そんなこんなで、自分は元気です。
髪を切りまして、セミロングからショートになりました。
元から軽い頭がさらに軽くなったと友人に言いましたら、上手いこと言ったね、と言われました。
否定しないところが素敵です。
次は黒いブランコを投下しようかと思います。
遊
- 作品情報
- 作品集:
- 27
- 投稿日時:
- 2011/06/30 09:13:43
- 更新日時:
- 2011/06/30 18:13:43
- 分類
- 香霖
- 魔理沙
- ごみくずは自分です
何故だか言われると儚いような切ないようなヘンテコな気持ちになれる、
ましてやそれが魔理沙ちゃんからなんて絶頂もんですね。
たまりません
魔理沙、じゃあ何で、こいつの側を離れない?
>ツナクマさん
語感がいいですよね、ごみくずって。自分だったらにっこにこしながら魔理沙の頭をなでると思います。
>先任曹長さん
その答えは、彼女もまたごみくずだからです。
>3さん
むぐっ!
>4さん
かわいいかわいい、香霖かわいいよほんと。