明治ブルガリアマンコ

「レミィ、何読んでるの？」

「ん？　なにかしらこれ、全く読めないわ」

「何しに来たの……？」

「えーっと、……？」

「主がこれじゃあ、紅魔館も黄昏時やね」

「勝手な事言わないでよちょっと」

「パチェあなたバカにするけどねぇ、私にはまだ方法が有るのよ」

「何よ」

「咲夜、来なさい」

「へい、お嬢様」

「なんか板前みたいになってるけど大丈夫？」

「大丈夫ですわ」

「そう。　じゃあ、早速この本を読み聞かせなさい」

「はい、どなたに読み聞かせれば……？」

「聞くまでも無いでしょ叩き殺すわよ」

「あっららー、ﾌﾌ、そうでしたか。　では、失礼して……」

「…………………………」

「読めませんね」

「あなた達……」

「じゃあパチェは読めるの！？」

「自分で読めない本置かないって……どれ、見せてよ」

「どうぞ」

「どれどれってこれ楽譜じゃないの……」

「何でそんな物置いてるの」

「私のじゃないわよ」

「咲夜、帰って良いわよ」

「実家にですか？」

「んなわけないでしょ実家どこだよそももも」

「失礼しました。　では、失礼します」


ｽﾀｽﾀ


「なんかおかしいなー……大丈夫かしら」

「ニュージャージー州」

「大丈夫？」

「あ、うん」

「大丈夫と言えばさぁ、最近体がおかしくって」

「じゃあもう心身ともに健康じゃなくなった訳……？」

「どういう意味よ。　いやね、最近マンコがかゆくってかゆくって」

「えぇ……？」

「ほらちょっと見てよ　あーかゆっ」

「見せんで良いアホ」

「だってほら、ここ、白いの付いててさぁ。　ヨーグルトソース？」

「あなたそんな所に雪印の工場あったら困るでしょう」

「でも近くに＊印は有るよ？」

「アホか」

「じゃあヨグ＝ソトースかな？」

「クトゥルフがマンコを中心に展開する神話体系だとは初耳だわ」

「無い話ではない」

「ないわ」

「そう……それにしてもこれ何だろう……」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

「掻くな！　いや、どう見てもマンカスで、レミィは性病でしょ」

「性病……？　クソマンコビッチがかかると言うアレ？」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

「自分がかかってるくせにボロクソ言うね」

「だって私、誰ともエッチとかしてないもん指臭っ」

「はぁ」

「咲夜に聞けば何か分かるかな、咲夜ー？」

「はい、お嬢様」

「何か私性病らしいんだけど、感染源が分からないのよ。　何か知ってない？」

「多分、ですが。　私が性病持ちでありながら至る所で角オナに使った、例えば椅子をお嬢様が浴場などで使用されているからかと」

「レミィ絶対これだよ」

「最悪ね」

「どこでそんな病気貰って来たん？」

「その辺の森です」

「ほらパチェ、性病なんかクソマンコビッチしかかからないのよ」

「いまはその話どうでもいいのよ。　何で至る所で角オナしてるのよ」

「それはあの、わざわざ部屋に戻ったりトイレに行ったりするのが面倒でして。　んっ…ﾊｧ……お屋敷は広いですし」

「いま角オナしたよね？　時止めたね？」

「はい」

「悪びれてないあたりタチ悪いね……レミィ、一刻も早く病院へ行くのよ」

「そうね」

「では、留守の間はお任せくださいませ」

「お前も行けよ！　何で行かないんだよ！？」

「咲夜、早く来なさい」

「はい」



永遠亭（とわてい）



「先生、うちのお嬢様がお世話になります」

「あなた全然責任感じてないわね」

「えーと、マンコ病ねぇ……」

「そんな呼び方なの？」

「で、症状は？」

「もうめっちゃかゆい。　かゆくて仕方ない」

「そっちの犬はあんまりかゆくなさそうだけど、どうなの？」

「しきりに時止めて掻いてますよ」

「器用と言うのか何なのか……」

「あーもうかゆいかゆい。　先生何とかして」

「私も性病はよく分からんしなぁ、とりあえずマンコ取っちゃおうか」

「画期的ね」

「突っ込んでよ」

「茶番はいらないからはやくして」

「はいはい。　じゃあとりあえず、そのヨーグルトを綺麗にしましょうか」

「綺麗なヨーグルト？」

「ごめんね、言い方が悪かったね、そのヨーグルト和えマンコを綺麗にしようって言ったのよアホ」

「なんだ、それなら簡単よ。　咲夜」

「はい」ｸｯﾁｭｸｯﾁｭ

「うわぁー病院でクンニ始めちゃったよぉー」

「あふぁ……」ﾌﾟﾋﾟｯ

「音を立てるな音を」

「終わりました、お嬢様」

「よくやったわ」

「おいしゅうございました」

「じゃ、先生、次は咲夜だけど……」

「はあ」

「マンコ取っちゃって」

「分かったわ」