Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『幻想郷夏祭り 底』 作者: ぐう

幻想郷夏祭り 底

作品集: 28 投稿日時: 2011/08/03 14:36:31 更新日時: 2011/08/03 23:36:31
幽香とリグルの肝試し、阿求と朱鷺子の下り気味。既に二度に渡る少女たちの失態が起こった今年の夏祭り。
だが、幻想少女たちの夏祭りはまだ終わりではなかった。



「幽々子様ーっ! どこですかーっ!」

夜店の並ぶ祭りの広場、そこで誰かの名を呼ぶ少女の姿があった。
彼女の周りを、まるで白い抱き枕のような幽霊が飛び交っていた。

「妖夢、おまたせー」
「幽々子様、急にどこに行かれてたんですか! ・・・って何ですかこんなに!?」

冥界の白玉楼に住む幽々子と妖夢もまた、この夏祭りに訪れていた。
幽々子の声に振り向いた妖夢の目に入ったのは・・・

「何ってわからないの? かき氷に焼きそばにイカ焼きに・・・」
「食べ物の名前を聞いてるんじゃないです、どうしてこんなに買ってきたんですか!?」
「どうしてって、食べるからに決まってるじゃない」

右手に食いかけのイカ焼き、左手にかき氷。更にそれぞれの手には焼きそばやタコ焼きのパックが詰め込まれた袋が握られていた。
とても死した幽霊とは思えない、未曾有の大食らいは相変わらずのようである。

「ちょっとその袋見せてください。・・・これ全部食べるつもりなんですか?」
「ふぉひふぉんひゃふぁい、ふぁふぁひひふぁふぁふぇふぁふぉふぇふはひ(勿論じゃない、私にかかればこれくらい)」
「あーもう、口の中のもの食べてから喋ってください!」

イカ焼きを食べながら喋る辺り、幽々子は特に気にしていない様子。
花より団子を通り越す食い意地に、妖夢は呆れるしかなかった。

「はぁ、折角の年に一度の夏祭りですのに、幽々子様ったら・・・」
「あらあら、祭りの時くらいそんな固いこと言いっこなしよ。ほらっ」

イカ焼きを食べ終えた幽々子は、かき氷に付属のスプーンですくい、肩を落とす妖夢の口に入れた。

「っ!? んーっ、んーっ! んうあああああ!」

妖夢は口の中が急激に冷えることに驚き、かき氷を一気飲みしてしまった。
更にかき氷を一気に食べた時に生じるあの頭痛に、頭を押さえて抗った。

「どう、少しは落ち着いたかしら?」
「ゆ・ゆ・こ・さ・まあーーーーーーー!!!」
「きゃーっ! 妖夢ったら怖ーい」

幽々子の悪ふざけに、本気で怒り出す妖夢だった。






「はあ・・・、幽々子様に振り回されて疲れた・・・」

阿求や朱鷺子の現場には遭遇しなかったが、花火を見終えて妖夢たちは白玉楼へと戻ってきた。
花火こそ上がりはしないが、虫やカエルの鳴き声があちこちから聞こえて、冥界もそれなりに風流な時期だった。

「幽々子様にかき氷一気食いさせられたり、花火の最中も焼きとうもろこしをボリボリ食べる音を響かせたり・・・」
「あら、それは散々だったわね」
「ええ、本当に大変でした・・・って紫様!?」

ふと聞こえた声のほうを向くと、スキマから紫が姿を現していた。

「花火が終わって退屈だからちょっと寄りにね。幽々子は?」
「今お風呂入っておられます。直に上がられると思いますよ」
「そう。じゃあちょっとお風呂でも覗いてみようかしら」
「紫様!」
「んもう冗談よ冗談。妖夢ったらすぐムキになってかわいいわ」



「あらいらっしゃい紫、花火見物のついでかしら?」
「正解よ。あの子の話だとまた夜店で相当買い食いしたようね」

少しして幽々子は風呂から上がり、縁側で月の浮かぶ夜空を見ながら語らいを楽しんだ。
夏の月夜に美女二人、これも幻想郷ならではの名物だ。

「あ、買ってきた焼きそばやタコ焼きがまだたくさん余ってるの。よかったら紫も食べる?」
「私はもうお腹いっぱいだからいいわ。あんたって本当によくそんな食べられるわね・・・」
「いいの? ふーん。あ、妖夢ー、冷蔵庫からコーヒー牛乳持ってきてー!」
「コーヒー牛乳・・・あぁあの時のトラウマが・・・」

風呂上りは牛乳が一番。幽々子は牛乳を妖夢に頼むが、紫の頭にはあの嫌な思い出が過(よ)ぎった。

「ん? 何かいった紫?」
「え? あ? 私何か言ったかしら・・・気のせいよ気のせい」

何故紫がコーヒー牛乳をトラウマにしているかは、遠い昔を参照あれ。





その後紫が帰り、二人もしばらくして眠りについた。
それから数時間後・・・

「ん・・・さっきからお腹がごろごろする・・・」

便意で夢から覚めた妖夢は、お腹をさすりながらトイレへと向かった。
このまま目を覚まさなかったら、危うく寝糞をしてしまうところだっただろう。

きゅるる、ごろろりゅりゅ・・・
「うーん痛い・・・、やっぱり幽々子様にかき氷一気食いさせられたのがきたのかなぁ・・・」

廊下を歩きながら、妖夢は祭りのことを思い出した。
口の中は冷えるわ頭痛はしばらく止まらないわで思い出すのも嫌だが、思い当たるのはあれしかないだろう。
むしろあの時腹が下らなかったほうが逆に不思議である。

「あれ、幽々子様が入っておられるのかな」

やがてトイレの前に着くと、中には明かりが点っており、恐らくは幽々子がトイレに入っているのだろう。
次第に肛門に重みが増してくるが、この程度ならあと数分はいけるくらい。妖夢はトイレの前でしばらく待つことにした。



ジャアアァァァ・・・
「あっ、幽々子様出られるわ」

一分後、トイレから水の流れる音が聞こえ、妖夢はお尻に神経を集中させて便意の進行を食い止めた。
後は幽々子が出てくれば、自分が用を足す番・・・

ガチャ・・・
「あっ、幽々子様すみません、ちょっと失礼しま・・・幽々子様?」

しかしトイレから出てきた幽々子は目を閉じており、突然覆いかぶさるように妖夢に向かってきた。
妖夢はとっさに逃げようとするが、間に合わずに捕まってしまった。



「ちょっ幽々子様、放してくださいっ!」
「最近の抱き枕は喋るようになったのね、すごいわー・・・むにゃむにゃ」
「何寝ぼけてるんですかっ! くっ、きつい」

妖夢は抱きつく幽々子の手をどけようとするが、自分より大柄の幽々子をどうにかするのは容易な話ではなかった。
しかも逃げる形で後ろから抱きつかれたため、幽々子は持ち手を変えて妖夢のお腹をつかんだ。

「いっ、痛い! お願いですからそこはやめてくださ・・・」
「ボコボコ動いて面白いわこの枕、でも枕が動いちゃだめよ」
「だから枕じゃなくて私ですって・・・痛い痛い! そんなにお腹押したらっ!」

わざとなのか本気で寝ぼけているのか、幽々子はお腹を押さえる手の力を強めた。
押される度に妖夢の肛門は少しずつ開き、完全に開くまでもうわずかだった。

「あくうっ! だめっ出るうっ!」

もはや幽々子の手をどけるどころか、肛門を閉じる力すらない妖夢は、かつて経験したあの悪夢へと身を投じた。







ブビュビビ・・・ビチチ、ミチミチミチ・・・
「はあうううう・・・またうんち漏らしちゃいましたぁ・・・」

震えながら妖夢は、肛門がどんどんこじ開けられて軟らかいものが出ていることを感じ取った。
下着の生地に圧迫され、お尻に広がってゆく茶色のあの塊が・・・

ムリュムリュムリュムリュ、ブブッブスブスブブッ・・・ピチピチピチピチ・・・
「んああ・・・祭りで食べたのも出て・・・あぁぁ・・・」

幽々子が後ろから抱きついているため見えないが、その見えない中で妖夢は確かに用を足し続けていた。
後ろから見えない緑のスカートは下着もろとも茶色くなり、終いにはおしっこと溢れた便を足元に落とす始末。

恥ずかしいのはわかっても、幽々子が全く放してくれないのでどうしようもない妖夢だった。





ドサッ・・・
「ふぇ?」

妖夢がほぼ全て出し終えた途端、突然腹を圧迫する手の力がなくなった。
かと思うと、突然寝ぼけていた幽々子が倒れ、大の字に廊下に倒れた。

「ゆっ、幽々子様! 大丈夫ですか!?」

妖夢は茶色くなったスカートを翻(ひるがえ)し、倒れた幽々子に声をかけた。
いくら祭りで振り回され、自分のお漏らしの引き金になったとはいえ主人は主人。頭も打ったのだからそりゃ心配になるだろう。

「ぐかー・・・」
「んもう、まだ寝ますかっ!」

しかし妖夢の心配とは裏腹に、幽々子は大きな鼾(いびき)をかいて寝ていた。
折角心配した妖夢の苦労は一体・・・



「あれ? 何かさっきより臭いような・・・まさか・・・」

既に廊下は妖夢が漏らしてしまった便臭で充満しているのだが、妖夢はそれより上をいく臭いを感じた。
その臭いを嗅いだのは、確か自分の真下から・・・

「幽々子様、ちょっと失礼します・・・うっ!?」

妖夢は無礼を承知で、大の字で寝てる幽々子の服の裾をそっとめくった。
中からは悪臭が鼻をつき、自分の便の比ではなかった。

「ちょっ、ちょっと幽々子様!?」

裾をめくりながら、妖夢は動揺した。幽々子のお尻部分がちょっと変色したかと思うと、下着の脇から両太ももの間にドロドロの便が流れ出した。
水でも軟でも固形でもなく、茶色い同のような便が次々と溢れてゆく。

「ゲホッゲホッ! ゆ・・・幽々子様のうんち・・・臭すぎ・・・る・・・」

想像以上の便臭に、妖夢は意識が薄れてゆくのを感じた。そして目の前が真っ白になったと思った時、彼女は気絶して倒れていた。
それでも泥状の便は幽々子の便は流れ、所々にとうもろこしの黄色い粒が見えた。



翌日、臭いで目を覚ました幽々子の放った悲鳴は、冥界中に震度5並の振動を与えたのであった。
夏祭りの話、最後の3話目です。
儚月抄みたく小、中ときて、底としてみました。でもなぜ下じゃないんだろう?

今回は久々のゆゆ様とみょんです。相変わらずみょんはゆゆ様のとばっちり役ということでwww
ちなみに今後白玉楼は、二人のうんうんにより「茶玉楼」と改名したらしいでs(ピチューン

今回で夏祭りの話は終わりですが、また数話ものの話が近々できる・・・かもw
ぐう
作品情報
作品集:
28
投稿日時:
2011/08/03 14:36:31
更新日時:
2011/08/03 23:36:31
分類
魂魄妖夢
西行寺幽々子
スカトロ
お漏らし
1. NutsIn先任曹長 ■2011/08/04 00:02:01
『下』巻ではなく『底』巻なのは、なんだろ……。
『シモ』の話で堕ちる所まで堕ちたから、か……?

屋台のカキ氷、アレでしょ、保健所通報物の細菌に汚染されているでしょ?

相変わらず、トイレが手の届かぬ天竺と化していますね……。
妖夢はまさかの幽々子ホールドでぶちまける、と。
でも幽々子のは、寝グソ? 気絶グソ?
人間だったら、救急車を呼ぶべき危険な状態ですよ!!
未消化コーンはやっぱり手堅い。
いっそのこと、丸ごと食ったイカ焼きがケツ穴拡張して出現するぐらいはやっては?
あ……、最早スカじゃないや。

紫は今回は穢されずに済みましたね。
汚れたら幽々子達といっしょにお風呂……、おおっと!! 風呂も便想郷ではやらかす場所でしたね。
ここじゃ、寝ても冷めてもスカばっか!!

ハァ……、ハァ……、じゃ、次回作や連載物の続きを楽しみにさせていただきます。
2. 名無し ■2011/08/04 07:06:03
>>1
東方儚月抄という漫画があってだな……
3. 名無し ■2011/08/04 09:17:35
ゆゆさまのうんうんが臭すぎてワロタ
4. 名無し ■2011/09/02 22:25:36
この幽々子は介護したい
5. ぐう ■2011/09/04 20:00:21
>NutsIn先任曹長さん
屋台のかき氷はmade in Hですw
そしてゆゆ様は寝グソです。仮に気絶グソでも幽霊なので問題なし。

>名無し(2)さん
説明ありでした。

>名無し(3)さん
何から何まで食べるので、臭いが半端ないと思いますw

>名無し(4)さん
みょん曰く、食費で家計が火の車になる覚悟をしてくださいとのことでした。
名前 メール
パスワード
投稿パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード