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『勇パルはハートフルラブがいいと思うけど、これはハートフルボッコ』 作者: パワフル裸ロボ
旧地獄の都の喧騒が遠くに響く橋の上。そこには一人の麗人が欄干に腰掛けながら、都へ羨望の眼差しを向けている。金糸のような髪を持ち、小さく整った顔の造形は絶妙で、エメラルドのように光彩を放つ眼。街を歩けば誰もが振り向くほどの美しさをもつこの女性は、名を水橋パルスィと言う。
「嫉ましい。ああ……」
パルスィは小さく、近くに人がいても聞こえないほどの声量で呟いた。何が、と彼女は言うことはない。彼女にとって、人が一人生きている、街が一つある。それだけで妬むに値することなのだから。故に、彼女は常に妬みの言葉を吐き続け、やがて、嫌われ者が集まった地底ですら嫌われ、孤独となった。
そんな彼女は、都から離れた場所にある橋の上で、一人橋守りをする。別に必要なことではないが、それしか彼女にはすることがない。橋守りといっても、ただ稀に通る鬼や妖怪を、妬ましい妬ましいと睨み付けるだけである。たとえ、その鬼等が暴れ出したとしても、彼女にはそれを押さえる力はないのだが。
「……退屈ね。ああ、忙しくあくせく働くやつが妬ましい」
地底の鬼社会には、それなりの上下関係がある。力=権力であり、腕っぷしの強さがそのまま地位を表している。その中でも相当な腕っこきは、四天王と呼ばれ、かなりの発言力を持っている。勇儀という鬼も、その四天王の一人である。
ここに今、鬼の集団が橋を渡る。飲み会からの帰投なのか、かなりの酒気を帯びている。
「大酒飲み……妬ましいわ」
いつものように、橋を渡る者を羨望の眼で睨み付ける。だが、鬼の集団は全く気にせず、あたかもそこには何もいないかのように通り過ぎようとする。嫌われ者である上に、力も弱い取るに足らない存在だ。視界に入れようとすらしないのは当然だろう。
「あははは! ……ん?」
その鬼の集団の中でただ一人、彼女の視線に気付き、そして彼女の存在を視界に収めた鬼がいた。眼が合った。しかし、パルスィは視線を外したり、へいこらと腰を低くしたりせず、その緑眼で真っ直ぐに睨み付けてくる。
「……おい」
何かようか、と続けようとしたが、途端にツンッとそっぽを向かれた。何なんだ、と、その鬼は頭を掻いた。
「おい勇儀、あまり相手にしてやるな。奴は橋姫。気持ち悪い眼で見てくる変態だ」
正々堂々を好み、自分に真っ直ぐな鬼にとって、羨望や嫉妬などの歪んだ心は気色の悪いものである。眼を合わせるだけで、おぞましい感触が体を撫でるので、大抵の鬼は無視を決める。
その昔、その眼が気に食わなく、パルスィに暴力を振るった鬼がいた。だが、彼女は殴られても蹴られても締められても、苦痛に歪んだ顔でありながらも眼だけは変わらず鬼に向け続け、いよいよ気味悪く思った鬼は逃げ出したそうだ。一緒にいた鬼はその話を勇儀に聞かせた。
「……ふぅん」
「わかったなら早く行こう。ほら見ろ、また睨み付けてきやがった。ああ、気持ち悪い」
橋の上で止まっていた集団は、まだかまだかと勇儀を見つめてくる。この中で一番発言力のある勇儀が、この集団の行動を決める権力がある。勇儀が動かないのなら、集団は進まない。
「……よぅし、行くか」
勇儀のその一言に、全員が安堵のため息を吐く。そして動き出した集団。また他愛もない話が再開され、パルスィは意識の外。ただ、勇儀だけは違った。
「橋姫。水橋パルスィ、か。噂で聞くほど、悪くなかった」
誰にも聞こえないくらいの声で、口元を歪ませながら呟いた。
水橋パルスィは、その日もいつもの通り、欄干に腰掛け都の灯りを眺めていた。唯一、友と言えなくもない黒谷ヤマメから貰った、細く切り分けた芋を油で揚げ、塩で味付けされたものを口に運びながら。
「油に塩。いかにも健康に悪そうね。ああ、でも、とても美味しい。こんなに美味しいものを作れるヤマメが妬ましい」
妬ましい、と言いながらも、その表情は明るい。とても可愛らしい笑顔だ。
と、フライドポテトを味わっていると、都の方から人影。腰まで伸びた長髪にスカートが見えたので、女であることが伺える。パルスィはフライドポテトを食みつつ、その人影を睨み付ける。緑眼はいつもの通り、嫉妬の力を帯びている。
「やあ。水橋パルスィ、だったな」
その人影は、ついに目の前まで来て、そしてあろうことかパルスィに声を掛けてきた。いままで、そんなことは一度もなかった。パルスィの心臓は、どくんと大きく鳴った。
「……何か、私に用かしら」
殴られるか、蹴られるか。ああ、私なんか足下にも及ばない強い力が妬ましい。と、以前の記憶が蘇り、恐怖に手足が微かに震える。だが、眼だけは力を湛えて見つめる。
「ああ、そうさ。あんたが余りに可愛いからね」
「……は?」
楽しそうに言う勇儀。一瞬、何を言われたのか理解出来なかった。その内容を理解した瞬間、パルスィは怪訝な表情をした。
「何なのあなた。そんな下らないことを言うためにわざわざこんなへんぴなところまで来たの?」
訝しむように尋ねたパルスィに、勇儀は一層強く笑みを返した。
「いいや違うね。私は、おまえが欲しくて来たのさ」
また理解に苦しむ発言。パルスィはいまいち訳のわからぬまま、断りの返事をしようとした時。
「くれ、と頼むつもりはない。欲しいものがあったら力尽くってのが流儀だろ?」
瞬間、パルスィの視界は激流にでも呑まれたのかと思うほど回転し、気が付いた時には、勇儀の顔と地底の天井が見えた。欄干から引きずり下ろされ、押し倒されたようだ。
「……離し、て」
「嫌だね」
背中を強打した痛みにうめきながら言ったが、即答された。勇儀は今、パルスィの上に跨るようにのしかかっている。パルスィが抜け出さないように、腰でしっかりと彼女を押さえ付けている。
勇儀は待ちきれない、といった様子で、パルスィの襟元を手で掴むと、一気に左右に引き千切った。すると、すぐにパルスィの色白な地肌と、小ぶりな乳房と桜色の乳首が見えた。
「っ!? ゃ、嫌っ!」
すぐに隠そうとするパルスィの腕を捕まえて、じっくりと鑑賞する。その体は、まるで幼い少女のようであった。腕も細く弱く、今捕まえている勇儀が、もう少し力を込めれば、簡単にへし折れるだろうと言うほどだ。実際、彼女は抜け出そうと抵抗しているが、勇儀にはまるで無抵抗でいるかのように感じられる。
「いや、離して、離して!」
裸を見られる羞恥心に、顔を赤らめながら、しかし、やはり眼には力を込めながら言う。しかし、勇儀は一向に解放する様子を見せない。パルスィがもがく度に揺れる胸を、とても楽しそうに見つめている。
やがて、抜けるのは無理だと諦めたのか、パルスィが一切の抵抗を止めた。
「……離して」
「おいおい、それは人にものを頼む態度じゃぁないね」
「……離して、下さい。お願いします」
「絶対に嫌だね」
「…っ!」
さも愉快そうに告げた勇儀。パルスィは悔しさに唇を噛んだ。
「さて、じゃあそろそろ、味わうことにするか」
そう言って、勇儀はパルスィの両手を頭上でまとめて片手で押さえ、その小ぶりな胸に顔を近付け、舌を這わせる。
「っ!?」
パルスィは突然の感触にビクリと身を悶えさせると、首にちくりとした感触を感じた。
「おおっと、派手に動かない方がいいよ。喉に風穴なんか開けたくないだろう?」
眼を下に向けると、喉元に勇儀の角が突き付けられている。首を起こせば、おそらく突き刺さるだろう。現に、先ほど跳ねた時に刺さったらしい。首に血が伝う感触が通った。
「っひ! ひうっ!」
勇儀が、乳房、乳首を嬲るように舌を這わせる度に、パルスィはピクッと反応する。その舌遣いは、荒いながらも的確に敏感な部分を刺激する。気色悪く、とても嫌であるのに、パルスィは否応なしに高められていく。いくら頭で否定しても、体は正直に反応する。
「どうだい、私の舌は。これでもそれなりに巧いと自負してるんだけどね」
胸から舌を離し、パルスィの顔を覗き込む。強制的に快楽を与えられた彼女の顔は紅く染まり、閉じられた眼と色白の肌に、より一層扇情的に映える。その様子に勇儀は胸が高鳴るのを感じた。
頬を一舐めしてやると、パルスィは気だるげに瞼を持ち上げ、緑眼で勇儀を見つめてくる。もはや息も絶え絶えの様子ではあったが、眼だけは衰えず相変わらずの力を有していた。
「そう、その眼だ。その眼がいい。見つめるだけで全身を蛇や蛞が這ったような感触がする、その薄気味悪い眼が。どんな宝石もくすんでみえるほどの美しい、だけれども、この世の汚い物を見続けてきたような、不気味な光を湛えたその眼が、私は欲しい」
そう言って、勇儀はゆっくりと自らの服を脱ぎ捨てていく。徐々に現わになる女らしい勇儀の体に、パルスィは思わず妬みを覚える。
「(ああ、なんて大きな胸。綺麗な長髪。艶やかな肌。ああ、妬ましい。私よりも女らしい、この鬼が妬ましい。良く括れた腰も、股についたおちん……)……ぁ?」
勇儀がスカートを脱ぎ、下に履いていた紺色の布も脱ぎ捨てたところで、普通女性が有していないはずのものが眼についた。それも、太さはパルスィの手首ほど、長さは十寸はあろうかというものが。
「は、え? 男?」
「ははは、驚いたかい? 私くらいの鬼になるとね、妖力で雌雄同体になるくらいわけないんだよ」
ビクン、と脈打つそれは、パルスィにとっては生殖器というよりも、これから自分を痛め付ける拷問器具に見えた。そして、呆気に取られているうちに、勇儀はそれの先端を、パルスィの膣口にあてがった。
「え、無理、無理よ、そんな……だ、誰か、誰か助けて!」
「助けなんか呼んでどうするんだい? 嫌われ者のおまえさんを助けようって物好き、そうそういないさ。もし誰かが来たとして、私に逆らえると思うかい? それとも多いほうがいいってのかい。なんなら四、五人呼んで廻してやってもいいが」
勇儀のその弁は、パルスィの心を深く抉った。そう、誰かを呼んだところで、自分なんかを助けようとする者などいない。誰かが来たところでこの鬼には逆らえはしない。寧ろ、交ざって自分を慰みものにするかもしれない。
胸に締め付けられるような苦しさを覚え、彼女は涙を流した。助けを呼んだ声は、絶望と悲しみの嗚咽に代わる。
「理解したかい。そうしたら、頂くとするかね。さすがに生娘ってことはないだろうけど、暫く交わったこともないんだろう? キツいだろうね、裂けるかもしれないね。まあ、諦めるしかおまえさんには出来ないだろうけど」
さも楽しそうに勇儀は告げる。パルスィの恐怖を煽るように、ゆっくりと入り口に押し入れ。
「う……あ、ぎ……いいぃぃぃ!?」
ミチミチ、と聞こえそうなほど、パルスィの膣口は痛みを訴え始める。歯を食い縛り、眼を剥いて痛みに耐える。腕は未だに頭上で拘束されているので、押し返すことも出来ない。そもそも、押したところでびくともしないだろうが。
「うっく、これは予想以上にキツいね。せっかくゆっくり楽しんでやろうと思ったけど、こりゃ予定変更だね。もう……我慢できないよぉ!」
そう吠えた途端、パルスィは確かに聞いた。ブチブチ、とも、メキメキ、ともつかない、体が無理やり引き裂かれ拡張される音を。最初に衝撃、それは一瞬で激痛に変わり、そのあまりの痛みに脳が耐えきれなくなり、パルスィは白目を剥いて気を失った。
「あぁ、キツい、キツい。なんてキツさだい。まるで幼子を犯してるような気分だよ。ああ、堪らない! ……おや、気をやったのか?」
反応を見せなくなったパルスィの顔を覗きこんだ勇儀は、さも楽しそうに、胸に手を当てる。
「戻ってきなよ、可愛い鳴き声を聞かせておくれよ。ほうら!」
「……ぎぃぃぃ!? あがぁぁぁ!」
乳首を摘むと、ねじ切るが如くひねる。あまりの痛みに、パルスィの意識は一瞬にして覚醒し、そして、膣の痛みに獣のような悲鳴を上げる。
勇儀はそれに満足すると、早々に腰を動かし始めた。酷く大きな塊を受け入れた膣は、鮮血を撒き散らしながらそのピストン運動に追従する。それは、パルスィにさらなる苦痛をもたらす。
「あぎ、ぎ、いぎぃ、ひっ、あぐ」
「あっははは! いい、いいよ。私のものに、おまえさんのがぴったりくっついてくる! 堪らないねぇ!」
笑いながら、勇儀は抜き差しを繰り返す。腰の下は既に血溜まりが出来ており、まだ新しく血が垂れていく。
愛など欠片もない、ただの暴力的な性行為に、パルスィの心は刻まれていく。自分がいま、悲しんでいるのか、苦痛に涙しているのか、それすら分からなくなる。ひたすらに激痛。
勇儀は煩わしくなったのか、パルスィの両手を拘束していた手を解き、両手でしっかりと彼女の腰を掴んだ。
「さあ、私は限界がそんなに遠くない。そろそろ終わりそうだ。早漏と笑うかい? まあ、元々は女だから気にしないけれどね。おまえさんも早いほうが嬉しいだろう?」
そう言って、勇儀はより早く、より強く、より深く、腰を動かし始めた。
「げぁ、うげぇ、お"お"お"!?」
パルスィの体にはより強い衝撃が駆け抜け、四肢はもはや意味もなくばたつき、口からは泡すら吹き始めた。普通の人間ならば既にこと切れていてもおかしくはないが、不幸にも彼女は妖怪の端くれ。生命力は人のそれより遥かに高い。
パルスィを破壊するのではないかという激しい突きが、唐突に止まった。腰を細かく震えさせ、勇儀は表情を恍惚とさせた。絶頂を迎えたらしい。パルスィの腰の下にある血溜まりに、紅混じりの白が上乗せされていく。
いつ終わるとも知れない射精が終わると、勇儀はパルスィの腰を解放した。ぺちゃり、と色々な液体に塗れた水溜まりの上に落ちた腰は、色白な肌に玉の汗を浮かべ、パックリと開かれた陰唇からは赤と白がとめどなく溢れてきていた。
「ああ、ああ……よかった。よかったよ、水橋パルスィ。おまえさんはやっぱり、最高だったよ」
「うぁ……ぁぁ……」
頭の壊れかけたパルスィに、勇儀の言葉は音としてしか響かなかった。勇儀はふと、パルスィの頭を掴み、その眼を覗き込んだ。ここまでされても尚、眼には嫉妬の力が溢れていた。勇儀の肌に、鳥肌が立つ。
「ふふふ……あはははは……パルスィ、おまえは、おまえのその眼は私のものだ。私だけの……誰にも渡さないさ……くくく」
自分だけ身支度を整えると、勇儀は身が汚れるのも構わずにパルスィを担ぎ上げる。その衝撃に、僅かにパルスィの理性が戻る。
「だ、誰か……たす、け……」
小さな呟きはしかし、都の灯りの中に引き摺りこまれて行った。
その後、橋の上から消えた友人を探しに出た土蜘蛛の妖怪は、星熊勇儀の自宅前で目撃されたのを最後に、消息をたった。//どうも、始めまして、パワフル裸ロボというものです。ネット環境が整ったので、前々から訪れていたお気に入りのここに、自分も何か残してみたいと思って、こんなの書きました。パルスィ大好きで、勇パルがジャスティスで、好きなキャラが陵辱されるのを見るのが好きな私はふと思いました。「勇パル陵辱ものって、なかなかないよな」と。こんな鬼畜な勇儀、いいのかな。ちなみに没タイトルは「一角鬼、緑眼を欲し喰らいたもう」
パワフル裸ロボ
作品情報
作品集:
28
投稿日時:
2011/08/16 16:11:56
更新日時:
2011/08/17 01:11:56
分類
勇パル
勇儀
パルスィ
陵辱注意
ココロは地底に真っ逆さま、股間は天界を貫く、そんなステキな作品でした。
もう、勇儀姐さんの顔をまともに見れない……。
やはりパルパルには勇儀を惹き付ける何かがある
芯の強い緑眼の姫がなんとも凛々しく美しい。
だからこそレイプシーンが余計に痛々しく感じました。
パワフル裸ロボさんの作品はおもしろいです。