Deprecated : Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『東方幻想郷奇行(SSSにすらなれなかったカオスSS集)』 作者: どっかのメンヘラ
1.幻想郷一おバカな吸血鬼レミィ・スカーレット
「あ!カエル発見!!」
ここは霧の湖のほとり。チルノはここで今日も大妖精と遊んでいる。
「ダメだよチルノちゃん。また怒られちゃうよ。」
「へーきへーき!ちゃんと復活させれば怒られないよ!」
無邪気にカエルを見つけては凍らせてこなごなにする様子を、大妖精は呆れながら見ていた。
ばさっ!どごっ!
「ぎゃあああ!」
突然茂みから茶色い何かが飛び出し、チルノにぶつかった。
チルノは叫び声を上げながら湖の中に墜落した。
「何あれ・・・?」
大妖精があっけに取られて見た先にいたのはカンガルーの着ぐるみを着た青い髪の少女、レミリアであった。
レミリアはジャンプしながら大妖精に近づいてきた。
「なっ!何なんですかあなた!?」
逃げ出そうとする大妖精の背中に、レミリアはドロップキックをかました。
「ぎゃああ!!」
大妖精は湖に墜落した。
湖のほとりを跳ね回りながらレミリアは思った。
「私、今きっと最強に近づいてる。」
「姉さま・・・なんでこんなことしなくちゃならないの?」
ここは紅魔館の庭、フランは大きな水たまりを目の前に大きな石を抱えながら姉に問いかけた。
「いいから早くしなさい!!年長者のいうことは素直に聞くものよ!!」
「五歳しか離れてないくせに・・・。」
レミリアは水たまりの前で全身ウェットスーツに身を包みアイロン台の上に立っていた。
「さぁ、いっせーのせーでいくわよ。」
「いっせーのせー!」
掛け声と共にフランは大きな石を水たまりに放り込んだ。
ばしゃあ!
水たまりの水は盛大に跳ね上がり、レミリアは頭から水をかぶった。
「ぎゃあああ!死ぬう!!」
レミリアはアイロン台から転げ落ちて悶えている。
「ほら姉さま言わんこっちゃない。」
レミリアはなんとか状態を持ち直した。
「むむむ・・・吸血鬼が流水に弱いことをすっかり忘れてたわ・・・。次は泥か油で再チャレンジしようかしら・・・?」
「懲りろよバカ姉。」
レミリアは心のなかでふと思った
「でもずいぶん最強に近づいた気がするわ。」
ばしっ!!ばしっ!!
紅魔館の調理室から変な音が響く。
咲夜は恐る恐る尋ねた。
「あのー・・・何をされているのですか?」
レミリアは金色のローブを着て手にボクシンググローブをはめて一心不乱に血抜きのため釣り下げてある死体にジャブを当て続けていた。
「何って鍛錬に決まってるじゃないエイドリアン。」
「やめて下さいお嬢様肉が痛みます。あとエイドリアンって誰ですか?」
レミリアはなおも死体を殴り続ける。
「子供が生まれたらロッキーJrって名前をつけようと思うんだけどどう思う?エイドリアン。」
「わけわからないこと言ってないで肉殴るのをやめなさい!」
レミリアは羽交い絞めにされ死体からひっペがされてしまった。
「うーっ!!挑戦しようとする人間を止める権利が誰にあるんだー!」
しかしレミリアは感じていた。自分が確実に最強になってきていることを・・・。
美鈴が庭で水撒きをしている。庭の維持管理は彼女の仕事である。
ぶううん!
「?!」
庭の向こうからエンジン音が鳴り響いた。そのエンジン音はどんどんこちらに向かって近づいてくる。
きいぃ!!
ドリフトをしながら美鈴の目の前に止まったカートに載っていたのは、赤いセーターに青のオーバーオールを履き、頭に赤い帽子を被り付け髭をつけたこの館の主人、レミリアだ。
「お嬢様・・・その格好は一体・・・?」
美鈴はあっけに取られてる。
「トゥルルルルリラトゥルルルルリラトゥルルルルリラトゥルルルルリラティンティンティン!!」
レミリアはいきなりそう口ずさむとオーバーオールから何かを取り出した。
「ピヒューン!」
レミリアはそれを美鈴に投げつけた。
「痛っ!!お嬢様何するんですか!!」
「ヒャーウィーゴー!!」
しかしレミリアは走りさってしまった。残されたのは石畳のタイヤ痕とレミリアが投げつけた亀のぬいぐるみだけだった。
「トゥルルルルリラトゥルルルルリラトゥルルルルリラトゥルルルルリラティンティンティン!!」
レミリアのカートは甲高いエンジン音を上げながら廊下を疾走した。
レミリアの前方百メートル先にパチュリーがあらわれた。レミリアはアクセルを全開まで踏み入れた。
「テッテッテレッテッテッテテッテテッテッテレッテッテッテテッテテッテッテレッテッテッテテッテテッテッテレッテッテッテテッテ!!」
レミリアのカートはそのままパチュリーをはねとばした。
「げふぅ!!」
「ヤッピー!!」
レミリアは裏返った声で歓声を上げて走り去った。
レミリアは思った。今の自分は最高に最強なのだと。もう止められるものは何も無いと。
レミリアはドアをぶち破りドリフトターンしながら食堂に突っ込んだ。
食堂の壁には自らの命と引き替えにレミリアとフランを吸血鬼ハンターから守った父親の肖像画が飾ってあった。
レミリアは泣いた。
2.東方高齢化社会
妖夢「甲子園見ててサイレンが鳴ったらおじいちゃんがものすごい勢いで地下室に隠れた。」
一輪「雲山が小島よしおのものまねして吐雲しました。」
藍「紫様が部屋の隅でキンチョール構えてから30年経った。」
鈴仙「師匠が麦茶の量産体制に入った。」
3.神奈子「家に帰ると早苗が必ず死んだふりしてます。」
掃除が大変そうだと笑うと
早苗はクスクスと
笑いません
っていうか動きません
「死んでる・・・・!」
4.魔理沙の股間からきのこが生えたお話
魔理沙「私の股間からきのこが生えたんだぜ。」
霊夢「私のお股には穴が開いてるわ。」
魔理沙「じゃぁちょうどいいし入れていみようぜ。」
霊夢「あっつあっつ!!お股焼けちゃう!!お股焼けちゃう!!!」
こうして幻想郷が生まれた。世界五分前仮説をただの思考実験に終わらせない。
それが一番大事(笑)
5.ヘンペルのルーミア
ある日けーね先生はふと思いました。
「ルーミアが黒いことを証明するには、幻想郷中の黒くないものをすべて集めてその中にルーミアがいないことを証明すればわざわざルーミアを捕まえなくても良いのではないか?」
筋は一応通ってるけどなんとも納得の行かない幻想郷の暇人たちは反論のためいろいろな作戦に出た。
地霊殿では黒くないルーミアが存在するのか話し合っていたがいつの間にかルーミアが本当に存在するのかという議論になって収集がつかなくなった。
紅魔館では黒くないルーミアについて図書館で調べようとしたがなぜか吸血鬼の民族的優位性が最確認されファシスト政権が誕生して極右独裁国家になった。
守矢神社では信者を総動員して捜索したが信者達が行く先々で地元の人とトラブルを起し大顰蹙を買った。その様子に絶望した早苗はヒンドゥー教に入れ込んでインドのゴア高原へ旅立ってしまった。
永琳は遺伝子組換え技術を使って七色のルーミアを創りだしたが永遠亭から脱走した個体が他の近縁種と雑種を作りまくり深刻な遺伝子汚染を引き起こした。
そんな中勇儀と萃香が「黒くないルーミア」を慧音のもとに連れてきた。しかし二人が連れてきたのはボッコボコのミスティアだった。
「何だミスティアじゃないか。」
慧音が言うとミスティアは叫んだ。
「私がルーミアです!!私がルーミアです!!」
6.ママの飯がまずい
ママ、あなたのことを心から愛しています
ママ、あなたは私にとって誰よりも大切な人です
でもね
シザーサラダにスイカ入れるのやめてね
アク抜きしてない筍で炊き込みご飯するのやめてね
酢豚に豚肉の代わりにマンゴー入れるのやめてね
いかめしにナタデココ詰めるのやめてね
チャーシューの煮汁にコーラ使うのやめてね
油っこい揚げ物に予め太田胃散ふりかけとくのやめてね
猫の草でニラ玉作るのやめてね
シチューに鰯まるごと一匹突っ込まないでね
魔理沙がきのこ大好きだからってそこらへんで拾ったきのこで炊き込みご飯作らないでね
魔理沙タッパ開けた瞬間窓から投げ捨ててたよ
ママが心を込めてお料理を作ってるのは私が一番知っています
でもね
せめて食べられるものを作ってください
あなたの娘 アリスより
お久しぶりです。最後の投稿からもう半年以上もたってしまいました。
この半年間考えることはこのSSみたいな事ばかりです。
私は元気です。というか元気だあると信じたいです。
それではまた今度
どっかのメンヘラ
作品情報
作品集:
28
投稿日時:
2011/08/19 03:05:24
更新日時:
2011/08/19 12:05:49
分類
SSS
珍作
・1の感想
レミリアは、最強者になることと引き換えに、大切な物を失いましたとさ。
・2の感想
夏の、お年寄りの風物詩ですね。
・3の感想
ふりじゃないです!!
・4の感想
世界の理。生命の神秘。
・5の感想
暴力によって、もっとも安全に、効率良く、悪魔の証明がなされましたとさ。
・6の感想
店屋のひやむぎか冷麺みたいなアレンジを加えたり、
下ごしらえの概念が抜け落ちていたり、
メインの食材を素っ頓狂な物に置き換えたり、
食感が似ているからってスイーツを入れたり、
中途半端に聞きかじった隠し味を隠さなかったり、
薬の用法を間違えたり、
外見のみが類似した食材を使ったり、
クリーム煮の汁だくみたいな得体の知れないモノを開発したり、
娘の恋人が仕掛け爆弾に対する行動を取る様な物を送りつけたり、
魔界神も万能ではない、ということか。
メイドはおらんのか!!
何故誰も止めん!!