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『妖怪解放軍』 作者: やくも型護衛艦
【妖怪解放軍】
妖怪解放軍とは、吸血鬼異変時における紅魔館の準軍事組織。
構成員のほとんどは紅魔館の住人ではなく、レミリアが支配した現地妖怪の寄せ集めである。
紅魔館を守る門番たちや妖精メイドは以前からいたが、レミリアの拡大政策に伴い、広い領地を取り仕切る人手が必要になった。そこでレミリアは支配した妖怪たちを集めて「妖怪解放軍(LF)」を組織し、隊長として幻月を置いた。
妖怪が一方的に負担を強いられている現状から幻想郷の妖怪たちを解放するという謳い文句だったが、実際は紅魔館の殴りこみ部隊であった。
創設初期には八雲紫の目をごまかすため「レミリアストレッチクラブ」と称していた。
始め数人だった解放軍隊員数は、神聖レミタニアが成立する直前の1998年春には50人以上に達した。熱心なレミリア主義者もいたが、ほとんどは現地妖怪の寄せ集めであり、結果として隊員の質の低下は避けられず、しばしばゴロツキ同然の振る舞いを行う妖怪が増加した。
隊員達はレミリアの「合法路線」にしびれを切らして、武装蜂起を求めるようになった。幻月も隊員の不満を抑えるためにこうした声を代弁するようになり、1998年末にはレミリアに武装蜂起を進言する。警戒したレミリアは、側近の門番である美鈴を解放軍司令官として隊長幻月の上に置き、レミリアンコントロールをきかせようとした。
しかし幻月は美鈴をはるかに超える強大な力を持った妖怪だった。その結果さらに反発を招き、解放軍が独断で人間の里を襲撃するという事件を起こす(里事変)。
計画は失敗に終わったが、その後妖怪解放軍は紅魔館内での発言力を高めていった。(レミリアは、食糧となる人間を確保するにおいて、わざわざ高いリスクを払って人里を占領せずとも、誘拐した人間を紅魔領地で繁殖させて、紅魔直轄の新人里を作ればよいと考えていた。レミリアは人間と戦争する気はハナから無かった。)
レミリアもパチェもさくやも過激派の多い妖怪解放軍に権力を持たせることには反対だった。
そこでレミリア側近と妖精メイドで紅魔館直属護衛軍(SEF)を組織して、レミリアもこれを神聖レミタニア正規軍とした。
エリーなど、ごく一部の解放軍隊員が正規の使用人として護衛軍に採用されたが、他の大多数の解放軍隊員は傭兵ですらなくボランティアのようなものであり、報酬は小遣い程度だった。そのため解放軍の不満が高まり、彼らは「妖怪大革命」を叫ぶようになって、各地で暴動を起こすようになった。
彼らはトゲトゲの肩パッドを付けバイクに乗り幻想郷中で暴行をふるっていたので郷民の評判も悪かった。
神聖レミタニア成立後、妖怪解放軍は100人以上の妖怪を抱える巨大な組織に成長しており、直属護衛軍にとって脅威となる存在であった。しかも幻月は解放軍の正規軍化を狙うようになったため、妖精メイドたちとの間に強い軋轢を生んだ。
また、幻月とレミリアの関係も悪化しつつあった。幻月はレミリアを崇拝していたが、思想的には妖怪至上主義に近く、妖怪大革命を唱えていた。そのためレミリアの人里に対する不干渉的な政策に不満を唱えていた。また、LF正規軍化計画もレミリアは頑として認めようとはしなかった。
幻想郷の在来妖怪出身者が多い解放軍に対する護衛軍の反感は根強く、レミリアにとっても側近の支持なしに紅魔館の維持は望めないという思惑があったため、解放軍を正規軍にする気はなかった。
また解放軍の幹部は、レミリアではなく幻月に忠誠を誓っていた事もあり、内部には反レミリア的な風潮も目立つようになった。
レミリアは妖精幹部と解放軍幹部を集めさせ、妖怪解放軍の任務は直属護衛軍と異なることを通達した。しかし幻月は不満であり、幹部を直属護衛軍に登用することをレミリアに依頼したが、拒否された。
すでに軍隊化しつつあったLFの不満はさらに高まり、紅魔館に不穏な空気が流れた。また小悪魔は盗聴活動により、内部で反逆が計画されていることを察知したとレミリアに報告した。
ここにいたってレミリアは解放軍幹部の粛清を決意した。
1992年6月30日、さくやが幻月を処刑し、さらにLF幹部を追放した。
これは長いナイフの夜と呼ばれる。
解放軍は護衛軍の指揮下に置かれしばらく存続するが、紅魔敗戦と吸血鬼異変終結に伴ってBBA(八雲東方情報局)より解体された。
文章構成はウィキペディアの歴史系の文章を元にしています。
最初漫画で描こうと思ったんですが、大変なのでとりあえず妄想だけまとめてこういう形式でうpしました。一年中こんなことばっか考えてます。
やくも型護衛艦
- 作品情報
- 作品集:
- 29
- 投稿日時:
- 2011/09/09 13:49:03
- 更新日時:
- 2011/09/09 23:00:06
- 分類
- 吸血鬼異変
- 紅魔館
- レミリア
- 幻想郷史
本当に宴会要員となり、皮肉にもこれが組織を長く存続させる事となる。
三月精による紅魔館潜入事変における彼女達による梅雨の演奏会は紅白巫女や黒白魔法使い参加も相成って、歴史に残っている。