Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『対妖怪戦闘』 作者: やくも型護衛艦
【対妖怪戦闘】
近代兵器で幻想郷の妖怪とどれだけ戦えるか妄想考察。また、幽香さまの戦闘能力についても考えました。
妖怪の強さなど、私見も多いので注意。
レミリア級>風見級>みょん級>紅級
まずサンプルとしての指標の一つは、風見幽香様である。幽香様は射命丸文と同程度のお力で、慧音やはたてより強く、レミリアや藍より弱い風見級だ。つまり通常妖怪の中では最強クラスである。
今回は通常妖怪とどれだけ戦えるかを考えているので、吸血鬼や天人などはその特殊性から除外する。
幽香様以外の通常妖怪は必要に応じて述べる。
【目次】
1.戦車
2.レーダー及びミサイル
3.戦闘機
4.銃
5.幽香様
1.戦車
妖怪は基本的に空を自在に飛ぶことができるので、主力戦車では圧倒的に不利である。おみ足の速度が遅い幽香様でさえも、本気を出せば時速120キロで御飛翔が可能であらせられるので、主砲の命中は困難。
たとえ対空用の砲弾を使っても、近接信管は妖怪に反応しないと思われる。さらに主砲仰角の限界から、接近されれば勝ち目はない。さながら戦闘ヘリvs戦車のような構図となってしまう。上空から装甲の薄い部分を容易に撃破される。
上面に備え付けの重機関銃は使えるが、幽香様に対して人間が生身をさらすのは自殺行為である。
戦車で幽香様を倒すには、彼女が地上にいる時に待ち伏せで狙撃するしかない。
2.レーダー及びミサイル
対空ミサイルが万全のコンディションで使えれば無双であるが、一つの大きな問題点がある。
それは、火器管制装置が妖怪を目標として認識してくれるかどうかだ。
つまり、妖怪をロックオンできなければ意味がない。妖怪の存在そのものはレーダーには映るだろうが、レーダーさんからすれば、人間や鳥が空に浮いているだけとしか認識できないのではないか。
管制装置を対妖怪用に調整すれば、対空ミサイルを妖怪に発射することは技術的には可能だろうが、前もって用意しておかなけば即座に対応できそうにない。
そうなると、ミサイルどころかレーダー管制の対空砲及び戦闘機の機銃も目視で撃つしかない。
我々のアドバンテージは消え去った。
もちろん、ミサイルの追尾方法はレーダー以外にもあるし、なんとかなる可能性もある。
3.戦闘機
妖怪は飛べるのだから、こっちも飛ばなきゃどうにもならない。
大戦後期のレシプロ戦闘機であれば、基本的に鴉天狗以外の妖怪よりは速く飛べる。
(鴉天狗は時速700キロ以上で飛ぶ)
通常の妖怪や妖精の最大速度が100キロから300キロであるから、非常に有効な兵器である。
ただし、妖怪は生き物であるから、その機動性は非常に柔軟である。
そこらへんの空を飛んでいるトンビやカラスを見てほしい。あんな旋回は飛行機にはできないだろう。
従って重戦闘機で妖怪とドッグファイトをしてはならない。
一撃離脱やロッテ戦術などで重戦闘機の特性を生かそう。
ただ問題は、攻撃が妖怪に当たるかどうかだ。戦闘機で敵を狙う時、相手が航空機の場合でさえも、数百メートル離れると敵が豆粒のように見える。よく考えてみてほしい、妖怪の多くは人型で飛行機よりずっと小さい目標なのだ。しかもそれが自在に飛びまわる。これに機銃弾を当てるのは難しく、当てるどころか下手をすれば簡単に相手を見失う。
従って、対妖怪戦闘を主眼に置いた戦闘機は、米軍機のように小口径でも多くの機銃をつけたものがよい。少しでも速く多くの弾幕をばらまき、命中率を少しでも高めるのだ。
残念ながら、日本機のように大口径機関砲を積んだ破壊力重視の武装では不利である。
当然妖怪の方も弾幕をばらまいてくる。妖怪の弾幕は銃弾よりもはるかに低速なので振り切ることも可能だが、近距離においてあの弾幕密度は非常に脅威である。できるだけ頑丈な機体がいいだろう。
これらの点から、対妖怪戦闘機にはF6Fヘルキャットを推薦します。
でも僕はワイルドキャットの方がかわいいので好きです。ただどちらも後方視界が悪そうな気がする。
あと妖怪狙うならやはり機首にも武装が欲しい・・・。翼から発射してもひらりとかわされそう。
後余談ですが、ヘルキャットって和訳するとおりんりんですね。
次に第1次大戦時のような複葉機ですが、こういうふわふわ飛ぶ感じの軽戦闘機なら、ドッグファイトでもある程度妖怪の動きについていけるかもしれない。しかし布張りですぐ壊されそうなのと武装が少ないのが難点。ただ、もし幻想郷の人間が戦闘機を運用しようと思ったらこういうのしか無理だと思う。山の河童なら全金属単葉の重戦闘機も運用できそうだが、里の技術者人口と工業力から考えて現実的ではないし、小さな工房で複葉機を数機作るのがやっとだろう。
まあライト兄弟だって個人で飛行機作ってたんだからそれくらいはできるかと思う。
ただ、複葉機が複葉機なのはエンジンの非力さを揚力でカバーするためなので、
ニトリ製の高性能エンジンを搭載できれば特に複葉にこだわる必要はない。
もういっそのこと全部河童から輸入してもよいが、結局メンテナンスは自分らでやんなきゃいけないし費用もかかる。河童の技師とてそんな何百人もいるわけではないし、外界のような量産体制は妖怪の山でも難しい。おそらく一機当たりの値段はとんでもないことになるし、里にそんな財源はない。
無縁塚には古い戦闘機が流れ着いていそうだが、これをそのまま使うのは無理だ。
経年劣化でとても飛べる状態ではないと思う。修理か新しく作りなおしだ。
しかしそのためにはその技術基盤があることが要求される。
そもそも大量の燃料はどこから調達するか。
まあ幻想郷なら魔法で石油生成なんてことも可能かもしれないが、それならもう機体にミニ八卦炉搭載して八卦力でプロペラ回せばいいってことに・・・。
最期にジェット戦闘機。さっきのレーダーの件でちゃんとその能力を発揮できるか心配。
あと妖怪の速度に合わせたら失速しそう。でもガトリング砲の連射速度は良いね。
しかしジェット戦闘機ともなると幻想郷での運用は現実的ではない。
4.銃
そもそも銃弾って妖怪に効くの?
では幽香様の場合で考えてみましょう。
幽香様に触れたことのある方なら分かると思いますが、感触は人間のそれと変わりません。
つまり、素材はともかく物理的な特性は人間の皮膚と同じなのです。
いくら幽香様が強大なお力をお持ちになっていても、装甲板のように銃弾をキンキン跳ね返すわけにはいかないでしょう。ただ、バリアーとかは無しの方向で。
従って、風見級妖怪でも拳銃弾で容易に貫通します。
ただし、銃弾が貫通するからと言って撃破は難しいでしょう。
頭部に当たれば一時的に動きを止めることはできるかもしれませんが、その保証はありません。
ただはっきりしているのは、彼女は貴方に撃たれた次の瞬間、確実にプッツンするということだけだ。
しかし幽香様が痛がってる間に逃げられるかもしれません。
離れた場所からライフルで狙撃、というのが最も安全ですが、幽香様は遠距離攻撃能力も保持しており、発射予測地点にマスタースパークによる反撃を受けます。命中精度は低いですが、加害範囲の広さで多少の誤差は問題になりません。
じゃあ我々人間が妖怪から身を守るすべはないのか?ということになりますが、風見級の妖怪が人里を襲う事はめったにないので大丈夫です。まあ弱い妖怪ならなんとかなる。
人間の里で銃を製造してるかどうかですが、彼らはもともと退魔師の子孫たちですから、鉄砲の製造技術は受け継がれているでしょう。
里民「そうでなければ、今日まで生き残ってこれなかったさ・・・」
5.幽香様及び他の妖怪
次に、幽香様はどれほどのお力をお持ちになられているのかという事についてです。あなたが幽香様と戦う時の参考になるでしょう。
まず、幽香様は素手で人間を引き裂くことができ、片手で人を殴り殺せます。
もちろん弾幕もすさまじいもので、軍艦並みの火力があるものと思われます。
例えるなら空を飛べる戦艦のようなものですから大変ですね。
これらは、彼女だけではなく同じ風見級のあややも同じです。
普段は「あやややや〜・・・」とか言ってますがやばいですよ。
それ以下の妖怪でも普通に握力200キロくらいあったりするので注意しましょう。
しかしルーミアクラスならクマよりは弱いので安心です。
あんまり関係ないですが、ヒグマは妖怪並みに強いと思います。
幽香様の話に戻ります。
幽香様はエネルギー照射攻撃マスタースパークを使用可能です。
マスパ傘から発射するマスタースパークの初速は秒速340メートルです。
光線に見えるので光の速さで飛んでいくと思われがちですが、光線ではなく妖力波や衝撃波に近いものです。
従って基本的に音速です。有効射程距離は3000mで、砲弾に比べ短めですが、
これは約5秒でエネルギーが拡散し始めるためです。
威力と精度が落ちますが、傘がなくても発射可能です。
またマスパ傘ですが、魔界製のいいやつです。この傘は幽香様の防御も兼ねていて、耐爆仕様となっています。
全開に広げた状態で榴弾の爆発を防御できます。ただし、一度攻撃を受けた傘はカタログスペックの防御力を維持できないため、メーカーに修理してもらわなければなりません。
このようなとき幽香様は、最寄りの傘ショップを訪問なされます。
幽香様は地上戦においては獅子奮迅ですが、空中戦はあまり得意ではありません。
低速で低空をノソノソと飛ぶことしかできないのです。
幽香様いわく、「あーあ、これ疲れるのよねぇ・・・」
しかし、背中から羽を生やしてその飛行性能を補うことができます。
速度こそ遅いですが、敵の攻撃をひらりとかわすこともできるのです。
しかし妖怪が空を飛ぶ力が妖力(揚力と紛らわしいのでしばしばアヤカシリョクと発音する)によるものだとすると、強大な妖力を持った幽香様の移動速度が遅いのはなぜ?と思う事もあります。
もしかしてあれでしょうか、セル戦で悟空が言ってた
「そんなに膨れ上がった筋肉じゃ、パワーは上がってもスピードが殺されちまうんだ」的な感じなのでしょうか?
終わり。
やくも型護衛艦
- 作品情報
- 作品集:
- 29
- 投稿日時:
- 2011/09/10 14:25:09
- 更新日時:
- 2011/09/11 19:41:43
- 分類
- 考察
- 風見幽香
- 軍事
非常識な妖怪に、常識的戦術は役に立ちませんよ。
貴方は、少し、頭が、固い。
『目標』をジェット戦闘機の吸気口に吸い込んで挽肉にしたり、
ヘリコプターのメインローターを『チョッパー』として使ったり、
太陽の畑に施設科に頼んで穴を掘り、戦車を垂直に埋めて砲台としたり、
『目標』の立ち回り先にブービートラップを仕掛けたり、
迫撃砲やRPGによる『嫌がらせ』を連日連夜行い、メンタルが弱い『目標』を衰弱させたり……。
相手は人間の妄想から生まれた産物。
更なる知恵を生み出す人間にかかれば、殺りようはいくらでもありますよ。
エスコンの超兵器なら…やっぱ無理か。