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『月に代わってお仕置きよ♪』 作者: 沙汰
※キャラ崩壊してます
霊夢はこんなキャラではないと思う方は今すぐ戻るボタンを…オススメします。
暗闇が広がる牢屋の中。
先ほどから人影のような者が蠢いている。
牢屋の中では呻き声しか聞えない。
ただ…その呻き声には怒りの感情が表れているようだ。
人影は未だに泣いている。
泣けば助けが来るというのを信じて……。
ヒタヒタという足音が廊下に響く。
その足音を聞くだけで人影は怯えている。
いや…よく見ると人影はまるで人形のような白い肌で尚且つ金髪の少女だった。
少女が牢屋の中で閉じ込められる理由は分からない。
少女が怯える中、牢屋の扉が開かれたのだった。
不意に少女は部屋の隅に移動した。
一秒でも良い。逃げたかったのだ。
だがその扉を開いたのも部屋の隅に逃げた少女とさほど変わらない青髪のような感じの少女だった。
どんどんと少女に近づいてい彼女
怖い。逃げたいのに逃げられない。
逃げたら殺される。少女はそう確信したのだ。
彼女は少女の目の前に行くとそっと髪を撫でた。
まるで天使のように優しくそっと…。
涙を流してるはずの少女は彼女が髪を撫でる事により心が和らげたのか泣き止んだ。
「フラン…。大丈夫だった?」
フランと呼ばれる金髪の少女。
フランは何故、牢屋の中に閉じ込められてるのかは不明だ。
「レミリア…お姉さま……。」
そう呼ばれた青髪の少女、レミリアはまるで母親のようにフランを抱きしめていた。
母親のような温かい温もり。
フランもレミリアもこの状態がいつまでも続いて欲しいと願った。
だがその温もりも消えていく。
そう、人間の手によって破壊されていくのだった。
夕日も沈みかえる頃、フランとレミリアの様子は一変していた。
帰ってくる。あの人間達が……。
突如、牢屋の扉が開いたと思ったらそこには巫女服を着た二人の少女が佇んでいた。
一人は髪が緑色のカエルの髪飾りをしている少女で、もう一人は意地汚そうな雰囲気を催す赤色の巫女服を着た少女だった。
「レミリア…私達の許可無く勝手に部屋を出ないでって言ったよね〜?」
赤巫女の少女はそう言いながらレミリアの髪を引っ張いていた。
「い、痛い!や、やめてよ…霊夢。」
霊夢という少女に髪を引っ張れ、レミリアは泣きながら叫んでいる。
五月蝿い。その叫びが霊夢ともう一人の巫女にとっては五月蝿いとしか思えなかった。
あまりにも五月蝿かったのか霊夢は髪を引っ張るのをやめた。
その霊夢に対してもう一人の巫女は不思議がったのか霊夢に何でやめたか聞き出した。
「霊夢さん…。五月蝿いというのは分かりますが何故やめたんですか?もしかして早めにアレの準備をしますか?」
「そうね、早苗。こいつが喚くとマジでウザいのよ。だから…アレの準備をしておいて…。」
「はい。分かりました。」
そう言って早苗という巫女はアレというものを取り出しに行った。
レミリアにはアレという物が何なのかは分からなかったが、それはきっと危ない物なんだとは分かっていた。
殺される。私達、二人は確実に殺されるという恐怖に怯えていた。
怯える表情をしてるレミリアを見て霊夢は馬鹿らしく感じたのか腹を抱えて笑っている。
「ねぇフラン?見た?あんたのお姉ちゃんの怯える表情を!カリスマとか言う割にはこういう可愛い仕草も見せるんだね〜?ふひひひ。」
霊夢の笑いは完全に狂気を表しているとレミリアは心の中で思った。
「それにしてもさぁ〜?あんたらって本当に吸血鬼なの?フランは監禁されてから呆然と立ち尽くしてる状態だし…それに比べてレミリアは怯える…。まさに滑稽だね!A☆HA☆HA」
レミリアは霊夢の狂気じみた笑いを聞くのが怖くなり帽子で耳を塞いでいた。
その直後、ナイスタイミングで来たのかもしくは偶然なのか早苗が大きな木箱を持ちながら戻ってきた。
「あら?もうあんた達、吸血鬼に明日と言う文字は無いわ。………拷問の開始ね。」
霊夢はそう言いながら木箱の中にある物を探り取り出した。
霊夢が取り出した物はごく一般的に使われるスプーンだった。
レミリアにはそれが刃物か何かと勘違いしたのか、悲鳴をあげ泣き叫んでいた。
「これから死ぬっていうのに…喚くな!あ、もしかして〜こんなので死ぬって事は…無いよね?」
確かに霊夢の言うとおりレミリアは自分が死んでしまうかもしれないと少しだけ思っていた。
「ま、そんな事はどうでもいいわ。……あんた等をたっぷりと拷問できてゾクゾクしちゃうわ。ふひひ。」
不適な笑みを浮かべつつ霊夢はレミリアに近づいていく。
一歩、また一歩近づいてくる。レミリアの瞳からは涙が流れていた。
「まずは…そうね。その目玉から抉り取ろうかしらね。」
そう言いながら霊夢はレミリアの左目にスプーンの先を入れようとしていた。
「…な、何をするの…。れ、霊夢。」
「何って…見れば分かるでしょ?」
だがレミリアは左目をスプーンで塞がれてしまっているので今の状況を見る事は不可能に近かった。
それでもレミリアは自分がどんな状況なのかは分かっている。
自分はもう死ぬんだと…心の中で悟った。
「本来ならスプーンよりフォークとか尖ってる物で抉り取るつもりだったけど…まぁ良いわ。じゃあレミリアちゃ〜ん、ちょっと痛いけど我慢してね〜?」
まるで幼女を誘拐しようとする大人のお兄さんのような口調で霊夢はレミリアにそう言い目玉を抉り取ろうとした。
霊夢はまるでスープを掬うようにレミリアの左目を抉り取っていた。
スプーンでグリグリと抉る音とレミリアの悲鳴の声が不協和音となっていく。
少女とは思えないほどの卑劣な叫び。
霊夢は少し苛立ちスプーンを髄の奥まで抉り取り、目玉を抜き取った。
「うわ…何これ。」
そこには目玉を抉り取られて無様な姿のレミリアが居た。
だが霊夢はこれだけでは満足できない。
もっと痛めつけたい。誰だか分からないくらいに体を斬り殺したい。
何時からだろうか。霊夢にそんな狂人的な感情が芽生えたのは…。
「早苗…。例の物を…。」
恐々とした表情で霊夢は早苗に言った。その表情は狂気に満ちた人間の顔をしていた。
早苗は霊夢と違い、落ち着いた表情である物を霊夢に渡した。
早苗が霊夢に渡した物は銀のナイフだった。
銀のナイフ…。そのナイフには何故か血らしきものが付いていた。
これはもしかすると十六夜咲夜から盗んだ代物かもしれない。
「あ、そうそう…レミリア。これが一体何か分かるかしら?」
そう言って霊夢は木箱からとある物を取り出し、レミリアに見せた。
その取り出した物は途轍もない物だった。
「ひっ!咲夜…なの?」
そう、レミリアの言ってるとおり、霊夢が手に持っているものは血まみれになっている十六夜咲夜本人である。
だが驚くところはそこではなかった。
首から下が無かったのだ。
それはもう…子供には見せられない程に残酷な姿だった。
レミリアが泣き叫んでいる中、霊夢は持っていた銀のナイフを咲夜の目に突き刺した。
「見てよ、レミリア。咲夜のこの無様な…か〜お!こいつ、私に殺されかけた時に何言ったか分かる?」
霊夢は咲夜の目を突き刺したまま笑ってレミリアに言った。
もちろん、レミリアは霊夢の声を聞えないように耳を塞いだ。
「まぁそんな事はどうでも良いわ。貴方には…もっと酷いように殺してあげるから待っててね〜。」
霊夢はそう言ってレミリアの腹を殴った後、早苗と一緒に牢屋から出て行った。
レミリアは生首状態の咲夜を見て、また涙を流していた。
フランはフランで未だに呆然と天井を見ていた。
「……ねぇ、お姉さま。私達に明日ってある?でも、私はきっと信じるわ。あいつ等を殺す事は…いつか…きっと…。お姉さま?……聞いてる?」
ようやく喋ったかと思いきや、フランは希望を信じるような事を言った。
だが、レミリアはそんなフランの言葉も聞えないようだ。
フランはレミリアの隣りに座り、もう一度話しかけようとした。
だが、フランは…唖然とした。
死んでいた。レミリアは血の涙を流しながら生首状態の咲夜を抱きかかえていた。
「嘘……でしょ?」
フランが唖然としている中、心の中で怒りという感情が燃え上がると同時に希望を捨てた。
その時、フランは落ちていたナイフを自分の喉元に刺した。
フランの喉元から大量の血しぶきがあげていく。
気づくと牢屋の中は血しぶきによって紅く染まっていた。
その後、霊夢と早苗は……吸血鬼二人と人間一人を殺した事がきっかけで地獄裁判をかけられたのだった。
「さて、博麗霊夢と東風谷早苗。貴方達の犯した罪はとても重いです。……よって、ここに死刑を下す!」
裁判所に響く少女の声。
霊夢達がこの後どうなったのかは……分からない。
〜終わり〜
初投稿です。
……それにしても駄作だ。
正直言ってあまりグロくありません。
それ故、タイトルが完全に詐欺です。
グロシーンはちょっと無理があったのかな?w
まぁ、駄作を書く『沙汰』ですが今後はよろしくお願いします。
沙汰
作品情報
作品集:
29
投稿日時:
2011/09/23 13:44:44
更新日時:
2011/09/23 22:44:44
分類
キャラ崩壊
タイトル詐欺
微グロ?
これ、正当な異変解決でも妖怪退治でもない……ですよね?
まぁ、理不尽なバイオレンスこそ、産廃の真骨頂ですけれどね。
また貴方の作品を読みたいので、お願いします。