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『糞雨「下痢ラ台風」 壱号』 作者: ぐう
朝こそ秋晴れが眩しい幻想郷。しかし、それは朝だけの話だった。
少し風が強くなったかと思いきや、にわかに空が曇りはじめ、そして・・・大雨が降りはじめた。
「もーっ、何なのこの風と雨は・・・台風が来るなんて聞いてなかったわよ」
雨風の激しい中、ほとんど使い物にならない傘を向けて歩いている一人の少女。
紅葉の神、静葉だった。
傘こそ差しているが、実際は顔以外ほとんど雨風を受けてしまっており、服もスカートもびしょびしょだ。
どこかに出かけていたのだろが、まさか台風が来るとは思ってなかった様子。
「うぅ寒い・・・傘じゃなくて雨具もってくればよかった・・・」
風は向かい風のため非常に歩きにくく、それに加えて激しい雨が容赦なく静葉の身体を濡らしてゆく。
秋も深まって日中の気温が下がったのもあり、より一層寒さが肌に染み渡る。
ぐりゅりゅりゅうぅぅ・・・
「やだ、こんな時に・・・。雨で身体冷えちゃったからかな」
雨によって服も身体もずぶ濡れ、あまつさえ風が運ぶ冷気。
その組み合わせが例のごとく、静葉のお腹の具合を崩してしまった。
しかしこんな野道に公衆トイレはなく、こんな大荒れの中で用を足すのも色々と危険である。
幸い家までは比較的近いので、急げは十分間に合うはず。
「こないだみたいに漏らしちゃう前に、急がなきゃ・・・」
神といえど所詮は一人の女の子、当然トイレも我慢しなければならない。
波が大きくなる前に、静葉は向かい風に向かって歩を進めた。
「はうう寒い・・・やっと着いた・・・」
雨にも負けず、風にも負けず、歩き続けてようやく着いた我が家。
まだ便意に少々の余裕があるのだが、ここで気を抜くと後が怖い。静葉は傘をたたんで家へと入った。
「あぁやばい出そう出そう・・・」
家に入った途端、用を足せる安心感からか便意が突然強くなった。
静葉はスカートの上からお尻を押さえながら、早歩きでトイレへと向かう。
トイレまであと5歩、4歩、3、2、1・・・
ブビッブビュブビビビー! チョロロロロロ・・・
「はぁ・・・間に合った・・・」
何とかトイレまで間に合い、静葉は下着を下ろして白磁の便器に腰掛けた。
便器の中に、おしっこと便が盛大な音を立てて落ちてゆく。
「そういえば穣子はいないのかしら? 返事が何もなかったけど・・・」
用を足しながら静葉は、ふと妹の穣子のことを思った。
今日はどこかに出かける予定もないようで、ずっと家にいたはずである。
それなのに返事がなかったということは、どこかに出ているのだろうか。
「た・・・ただいま・・・」
静葉がトイレから出て手を洗っていると、玄関の戸の開く音がした。
玄関に向かうと、静葉以上に全身ずぶ濡れの穣子がヘロヘロの状態で立っていた。
「どうしたのよ穣子!? びしょびしょじゃない!」
「ちょっと・・・色々あって・・・」
穣子の話によると、昼寝から目覚めると台風で大荒れになってるのに気づき、慌てて洗濯物を取り込みに出たという。
何とか取り込んだのはいいが、家に入ろうとした途端に帽子が風に飛ばされてしまったらしく、それを丸一時間追いかけ続けたとのことだった。
静葉みたく傘もなかったため、真っ向から雨風を受け続けたのだろう。ヘロヘロになるのも無理はなかった。
「それは散々だったわね・・・ってどこに行くの?」
静葉のなだめもものともせず、穣子はふらつきながら外へ出ようとした。
「まだ・・・まだあの焼き芋の車を片付けてないから・・・」
「あっそうだ、あれ来週の芋の収穫の際に使おうと思ってたんだ。穣子、私も手伝うわ」
どうやらあれを出したのは静葉らしい。ふらふらの妹一人に任せるのは心配なため、静葉も一緒に外に出た。
焼き芋の車については「芋食へば 放屁鳴る鳴る 秋姉妹(上下)」を参照のこと。
外はやはり暴風雨に見舞われており、それを受けて荷車もガタガタと音を立てていた。
これが仮に横転でもしたら、焼き芋の販売ができなくなってしまう。早急にしまわなければならない。
「穣子、私が引っ張るからあなたは後ろから押して」
「わかったわ・・・」
静葉は楽なほうを妹にさせ、自ら大変なほうを買って出た。
しかし・・・
「うーんせっ! うーんせっ! ・・・ふぅ、なかなか動かないわね・・・」
荷車を納屋に向かわす方向はちょうど向かい風になっており、それに加えて地面がぬかるんでなかなか動かすことができなかった。
更に動かない要因はもうひとつ・・・
ぐるるる、ぐりゅううううう・・・・
(どうしよう、さっき行ってくればよかった・・・)
後ろから押しているはずの穣子が、荷車ではなく自分のお腹を押さえていた。
やはり一時間も雨風にさらされたのだから、先ほどの静葉と同じように冷やしてしまったのだろう。
「穣子、しっかり押してよー!」
「ふえっ!? う、うん・・・」
(ごめんお姉ちゃん・・・お腹痛くてそれどころじゃ・・・)
どうやら静葉は穣子の状態に気がついてないようで、念押しを言いつけてきた。
穣子はお腹の具合のほうに精一杯。だが言いだしっぺとしては、ここで退くことなどできない。
「じゃあもう一回いくわよ、せーのっ!」
ガラガラガラッ!
静葉の合図に合わせて、穣子はやけくそのつもりで思いっきり車を押した。
その甲斐もあってか、荷車は勢いよく動き出し、静葉はそのまま納屋まで引っ張っていった。
「ふーっ、これでもう大丈夫だわ。ありがとう穣子」
数分後、静葉が納屋の戸を閉めて出てきた。
荷車以外の道具はあらかじめ穣子が片付けてくれたようで、これで物が吹き飛ばされる心配はない。
「穣子・・・?」
しかしお礼を言った相手の穣子の姿はそこにはなく、ふと見ると家の壁に両手をついていた。
静葉が何事かと思って近づいてみると・・・
「穣子、そんなところでどうしたのよ?」
「えぐっ・・・お姉ちゃん・・・」
顔を覗くと穣子は泣いており、またしても帽子が飛ばされたのかと思いきや、帽子は彼女の頭の上にあった。
じゃあ何で泣いているのか、静葉が考えようとしたそのとき・・・
ビチチチチ・・・
「やあぁ・・・もう出ないでぇ・・・」
「何今の音? それに『出ないで』? ってうわっ!」
雨風の音の中に微かに聞こえる妙な音、同時に涙声を出す穣子。
静葉がふと足元を見ると、穣子の足の間から黄土色の液体がポタポタと落ち、同様の液体が彼女の足を伝って流れていた。
「うわ・・・穣子、うんち我慢できなかったの?」
「ごめんなさい・・・車押してる時からお腹が痛くって・・・」
穣子のスカートをめくると、下着が広範囲が液体と同じ色に染まっており、小さくビチビチと音を立てながら振動していた。
まるで穣子の流す涙と連動するように、下痢便は更に下着から溢れてくる。
「神様なのにうんちお漏らししちゃうなんて、私・・・私・・・」
「穣子、やっちゃったのは仕方な・・・うっ!」
ブビチチッ!
「あああっ!」
ぐずる穣子をなだめている最中に再び響く排泄音。
瞬く間に便意がお腹に迫ったかと思った次の瞬間、静葉は妹と同じように致してしまっていた。
腹痛がきてから便意がくるまではほんの一瞬しかなく、静葉も一瞬の出来事を疑った。
ビュビッ、ブビビビビビ・・・
「ど・・・どうして・・・、さっきトイレで出したはずなのに・・・」
わずか一瞬でぶり返したにも関わらず、便意は思った以上に強烈だった。
静葉が状況を理解しきれていない間にも、下痢便は静葉の下着にひり出されてゆく。
「もしかしてお姉ちゃんも・・・うんち?」
「な・・・何か知らないけど、一瞬でお腹が痛くなって・・・ああああ・・・」
ブビュッ、ビビブビビ、ビィィビビビ・・・
先ほどの排泄では全て出きっておらず、残った便が腹痛をほとんど起こさずに出口へと送り込んでいた。
更に静葉は荷車を思いっきり引っ張っていたのもあり、それによって普通先に来るはずの腹痛が便意の波とほぼ同じになったのである。
「お姉ちゃん、私内緒にしてあげるから一緒に全部出しちゃおう? ね?」
「うん・・・ごめんね穣子・・・」
台風の吹き荒れる中、秋を司る神様が姉妹そろっての失禁。
こうなることを誰が予想していたのだろうか。
その後、家に上がってお互いに身体を流し合う姉妹・・・
「台風のせいで帽子飛んじゃうしお腹壊してうんち漏らしちゃうし、散々だったね」
「出しちゃったものは仕方ないわ。それにしてもこの台風、どこかに被害を及ぼしそうな勢いね」
そう、静葉の言葉通り被害は確かに及ぶのであった。それも家屋などではなく・・・
お久しぶりです。ちょっとした間にこんなにグレードアップするとは思いませんでした。
イミテーションもあるのでどうしようかと思いましたが、変わらずこちらに投稿していきます。
今回は秋も深まってきたので、お約束で秋姉妹に致していただきました。
今年は台風の被害がやたら半端ない気がします。みなさんも今後の台風にご注意を。
最近pixivでも同名で投稿してるので、よければそちらもどうぞ。
ただしGを可能にするのが前提ですw
ぐう
作品情報
作品集:
29
投稿日時:
2011/09/28 12:18:01
更新日時:
2011/09/28 21:18:01
分類
秋静葉
秋穣子
スカトロ
お漏らし
と思ったら、そうきましたか。
え!? この悲劇はまだ序章!?
こりゃ、楽しみだ。
間に合わせたのはほんのフェイントに過ぎません。
お漏らしあってこその便想郷ですから。