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『福は内、鬼は漏(ろう)』 作者: ぐう
「ささ、姐さんどうぞどうぞ」
「おおっ、気が利くねぇ」
地底のとある屋敷にて、勇儀に酒を注ぐ男。
勇儀が持つ杯の大きさは尋常ではなく、並大抵の人間が飲むには厳しく、飲みにくい大きさ。それに注がれた酒を、勇儀はいともたやすく飲みほしてしまう。
「ねぇ、私にも注いでよ」
「あっ、はいはーい」
同じく酒をねだる萃香。二人とも鬼だけあって、飲みっぷりの豪快さたるや半端ではない。
特に勇儀にかかれば、一人でどこぞの酒蔵を一人で空にすることも可能なほどである。
「久々にあんたに会えたのは嬉しいけど、あたしゃ今日ほど苦手な日はないよ」
「そうそう、鬼にとっては一番居心地が悪いからね」
「今日ほど? ああ、なるほどね」
勇儀と男は、以前飲みの帰りで道案内を兼ねて出会った中である。
その途中で致したことに関しては、未だ二人だけの秘密となっていた。
それより二人が嫌と言い張る今日この日・・・そう、2月3日の節分である。
「鬼は外、福は内っていうけどさ、鬼が家に居座っちゃあいけないってのかい?」
「私も地上にいたら何されるかわからないから、今日は地底に逃げてきたよ」
「お二人とも、実を言えば節分の鬼ってのは厄とか病とか厄介なものを例えたことで、本当の鬼を意味してるんじゃないんだよ」
何故節分が行われるのかは男の言うとおりで、何も種族の鬼を悪者扱いしている訳ではない。
しかし、それを知らない者が結構多いのが現実だった。
「だったら『厄は外』とか言って、どこぞの厄神に祓ってもらえばいいんだよ。鬼なんて表現をしてあたしたちがとばっちり喰らうから困るよ」
「まったく、誰が鬼という表現を最初に持ってきたんだろうね」
「いや、さすがにそれは俺に聞かれても・・・」
といった理由で、今日の二人はやたら機嫌が悪かった。
これには鬼と仲の良い男も、苦笑いしながら酌を進めるしかなかった。
(でもわかってるよ、あんたはそんなことに囚われない優しい奴だってね)
それが勇儀が心の中でつぶやいた一言だった。
「くかー・・・くかー・・・」
「あーあ、やっぱりこいつが先に潰れちゃったね」
「しょうがないだろ、人間はあたしたち鬼ほど酒に強くないんだから」
その後、飲み比べ対決を突如行った三人。男も人間の中ではかなり酒に強いほうなのだが、やはり鬼二人には及ぶものではなく、酔い潰れて寝に入ってしまった。
顔を真っ赤にして寝る男に、勇儀はそっと布団代わりの布をかけた。
「私ちょっと風呂入ってくるけど、勇儀はどうする?」
「あたしはここでのんびりしてるよ」
萃香は一声かけると、部屋を後にして風呂場へと向かっていった。
残った勇儀は、男の隣で横になり、眠りにつく男の顔を見て優しく微笑んだ。
「かわいい奴、わざわざあたしたちの為に金はたいて酒用意してくれたんだから」
辺りには空になった瓶が散乱し、その大半は男が自腹で仕入れてきたものだった。
お人よしというか何というか、だけど勇儀は男の気持ちはしっかりと理解していた。少なくとも男のほうは好意を寄せていることを。
「他人が言えないと笑ってたけど、いざ自分が言うとなると恥ずかしいもんだね」
勇儀の言葉が意味するもの、二人が一歩近づく日もそんなに遠くないだろう。
すると、勇儀は男の体を引き寄せ・・・
「これが今のあたしからの、せめてもの礼だよ・・・」
体を密着させ、あたかも胸を枕のようにして男の頭を乗せた。
鬼である自分たちを思いやり、好意を寄せてくれる男に対してのお礼の気持ちだろう。
男の眠る顔を見てると、やがて勇儀もまどろみに包まれ・・・
「んっ・・・あいつつつつつ・・・。ってうわっ!?」
それからしばらくして、男は目を覚ました。そして目覚めると同時に、声を上げるほどに驚いた。
いきなり真横で勇儀が寝ており、あまつさえ彼女の胸を枕にしていたのだから。
「俺、姐さんのおっぱいの上で寝てたのか・・・」
まさか勇儀が自らしたものだとは思わず、男は緊張を隠せなかった。
そしてその枕にしていた胸は、改めて見ると触りたくなる大きさだ。
「んっ・・・、ん・・・」
「うおっ、すげぇ柔らかい・・・」
次の瞬間には、男は躊躇いを捨てて勇儀の胸を揉んでいた。
何と柔らかいのだろうか。今までこんな柔らかく、触り心地が気持ちいいものがあっただろうか。
「んんん・・・」
男が揉み続けるも、勇儀は顔をしかめる程度で起きる様子はない。
調子に乗って、男は勇儀の胸を揉み続けた。
ぐううううう・・・
「うんっ・・・」
その時、微かな音が男が揉む胸の近くから聞こえてきた。
同時に勇儀の顔が歪み、もぞもぞと動く。
「姐さん、まさかまた・・・」
男は胸を揉む手を止めて、勇儀の様子を見た。
勇儀のお腹はごろごろと鳴り続け、顔も何度も眉をしかめている。
男はドキドキすると同時に、あの瞬間がまた拝めるかと期待し、彼女の背後に回った。
スカートをめくるも、まだ下着は汚れていなかったが・・・
ブビッ、ビイィィィィィ!
「うわっ!?」
男が勇儀の下着に目をやっていると、突然下劣な音が響いて下着が茶色に染まりはじめた。
噴出したのは下痢便で、勇儀が横になっているのもありすぐに下着から流れ出した。
ブビュッブビビビビビ・・・ビチビチビチ・・・
「すげぇ・・・また姐さんの糞が拝めるなんて・・・」
男はドキドキしながら、一部始終をじっくりと見つめた。
下着と太ももが下痢便で汚れ、更に溢れてスカートの中に垂れ流れる。固形だったあの時とはまた違う味わいがあった。
漏らしてる勇儀がこんなにも美しいとは・・・それは普段の力強さとのギャップと相まってのものだろう。
「んっ・・・何か尻が冷たいな・・・」
「やべっ!」
その時、勇儀がついに起きだした。廊下までは遠く、逃げ場がない。
果たして男は勇儀にどう言い訳するのだろうか。
「うぅ寒い寒い・・・折角温まったのに・・・」
同じ頃萃香は、体を洗って一人湯船に浸かっていた。あとは上がり湯で体を温めればいいだけのこと。
ぐりゅぐりゅりゅりゅ・・・
「やばい・・・すごくうんちしたい・・・」
しかし体を洗うだけならまだしも、身長くらいある長い髪を洗うのは短時間ではできない。
あまりに時間をかけすぎて冷めてしまった結果。お腹に冷え込みが集中したようだ。
「どうしよ・・・風呂の中でしたら後で勇儀に何言われるんだろ・・・」
できることならトイレで用を足したい、萃香もそれくらいわかっていた。
だが体が再度温まるまでは時間が掛かるだろうし、仮にそれまで我慢できても今度はトイレまで我慢できるかどうか・・・
「いいや、後で洗えばいいだけだし、ここで出しちゃお・・・」
しかし萃香は後先のことを考えず、何とここでの排泄を決心した。
そしてお腹にゆっくりと力を込め・・・
ボコッボコボコゴポッ!
「はぁぁ・・・すっきりする・・・」
萃香の周囲に次々と泡が浮き出て、空気中に濃厚な臭いを放った。
そんな彼女の顔は、便意我慢から開放された爽やかなものだった。
ボコボコッゴポゴポゴンッ!
「あーあ、ちょっと下痢ってたからなぁ・・・」
水面に茶色の物体が浮き上がり、やがて湯の色も変色しはじめた。
気持ちよかったのはメリットだが、まさかここまで豪快にお湯を濁すとは萃香も思ってはいなかっただろう。
自らの汚物によって予想以上に汚れたお湯に、萃香は苦笑いするしかなかった。
- 作品情報
- 作品集:
- 30
- 投稿日時:
- 2012/02/03 05:14:08
- 更新日時:
- 2012/02/03 14:14:08
- 分類
- 星熊勇儀
- 伊吹萃香
- スカトロ
- お漏らし
勇儀姐さんの寝グソ、頂きました。
愛があれば糞の一つや二つ、どうということはないですよね?
萃香の大英断!! 漏らすより自分から致す!! てか、まだそれに浸かっているのか!?
能力でお湯の不純物を集めて浄水するとかしないと後が大変だ〜!!
華扇? 正体ははぐらかすんじゃないですかね。どっちにしろ便想郷にいる限りやらかすチャンスは幾らでもありますから。
ギャップっていいもんですね…!
勇儀姐さんなら話せばわかってくれるはずです。ただ風呂に至っては(ry
>視界ゼロカスさん
ギャップを上手く活用できると楽しいです。