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『幻想郷、緑に染まる 〜0〜』 作者: シオン
無音で流れる旧都の川
それに架かる赤い橋
そこには、橋と真反対の瞳をもつ妖怪がいた
〜*〜*〜*〜*〜
「嗚呼、暇過ぎて妬ましいわ」
妖怪 水橋パルスィはとても退屈していた
この間の地霊殿にいる地獄鴉が暴走したという異変から何もないのだ
おまけに地上の妖怪も来るようになってから、地底はとてつもなく平和になってしまった
「誰か来ないかしら…」
期待はせずに呟く
すると、
「ちょ、文さん地底で何しでかすつもりですか!?」
「地底を統べる古明寺さとりに突撃インタビューしに行くんですよ」
「死にに行くようなものでは?」
「大丈夫ですよ、私逃げ足と囮作戦には自信がありますから」
「私を見捨てるおつもりで?」
なんて会話をする二人の天狗らしき少女が現れた
片方には黒い翼が生え
もう片方には白い獣のような耳と尾が生えていた
「ふん、仲良く地底観光かしらね、妬ましい。……あら?」
パルスィは二人に「妬ましい」とは呟いたものの、それ以上の関心は示さなかった。
代わりに、二人の天狗少女の後ろを歩くツインテールの少女に緑色の瞳は向けられた
よく見ると彼女にも黒い翼が生えており、どうやら先程の二人のあとをつけているようだった
「犬走椛…下っ端のクセに私の文に馴れ馴れしくしやがって……妬ましい妬ましい」
その言葉は、パルスィにそっくりだった
その酷似っぷりはパルスィでさえも吃驚する程だった
「(相当な人ねー……ん?)」
パルスィは呆れながらとある事を思いついた
あの天狗達を使えば面白そうだと。
パルスィは早速、それを実行することにした
「ねえ、そこのツインテールのあなた。」
- 0 end -
どうも、シオンでございます。
今回は私の嫁、パルさんメインの長編を書いてみようと思いまして。
とりあえずプロローグです。
まあ、1話はいつになるのか分かりませんが……;;
頑張ってみますので、生温かい目で見守ってやってください。それでは。
シオン
作品情報
作品集:
30
投稿日時:
2012/04/04 04:17:58
更新日時:
2012/04/04 13:17:58
分類
パルスィ
長編
このような駄文を期待してくださるなんて……
ありがとうございます^^
期待に応えられるよう、頑張らせていただきます。