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『話の始まり』 作者: もう駄目俺の作品
魔理沙は森の道を歩いていた。昼下がりの午後、特にやることもないから楽しいことを探していた。
先ほどから小一時間は歩いている。それでも、何も楽しいことはない。とりあえず、歩きながら小石を蹴って遊んでみる。
ところが、石は思ったところに跳ねず面白くない。今度は、森の道に落ちてるゴミの分類でも調査してみようかと思って下を向いて歩いてみる。下らない遊びだとわかっていても、何もしていないとつまらないからやってみる。
しかし、ゴミがまったくない。ゴミが落ちていないことはいいことだ。でも、それでは調査にならないから困る。
だから、魔理沙はエプロンドレスのポケットからお菓子の包み紙を取り出して捨てた。
「……うん。分類、紙ゴミだぜ」
…………うん。魔理沙は何だかすごい罪悪感に駆られてゴミを拾おうとした。
ああ、詰まらないぜ。
「魔理沙! こんにちは!」
「ヒ!」
突然背後から霊夢に話しかけられた。
魔理沙はそれに驚いて、頭に手をまわして地面に擦り付けた。突然の恐怖にパニックを起こし地面に顔を擦りつければなんとなく大丈夫な気がしたからである。
「なに、驚いているのよ?」
「べ、別に驚いていないぜ! ちょっと、茸を探していたんだぜ!」
- 作品情報
- 作品集:
- 30
- 投稿日時:
- 2012/04/14 14:57:10
- 更新日時:
- 2012/04/14 23:59:33
- 分類
- 起承転結の起
しかしこれは、人間がどんな物質を、一体どんな根拠でゴミと判別するかという哲学的な……