これって・・・ドリーム？

気がつくと、見知らぬ場所で突っ立っていた

手に重量感があると思ったら、鈍い金属光沢を放つ自動小銃を持っていた

そして、いつもの着慣れた服ではなく迷彩の野戦服を着ていた

パパパンッと乾いた音が響いた

向こう側に銃を持った軍人がいたのだ

それも銃口はこちらに向けて発泡していた

反射的に姿勢を屈みながら銃を奴らに向けて発泡をした

丁度、身を隠せそうな溝があったので、咄嗟にその溝に滑り込んだ

少し姿勢を屈めると身を隠せれる程の自然の塹壕のような溝だった

ふと、自分と同じ格好の人物がその溝に隠れていることに気がつく

この独自の迷彩パターンに見たことのある自動小銃……

私はこの人達は某極左島国の軍隊だと分かった

そして撃ってくる向こうの連中は某どこかの社会主義国の兵だとわかった

なでならばその国の茶色い軍服に時代遅れのAK-47を装備していたからだ

その背後には中型自動車らしき自動車が数代停車していた

なぜそいつらが北朝鮮軍かと断言できたと云うのは分からない

私自身わからない

わからないけど、体が私の意思関係なく自動小銃を構え引き金を引いた

銃口が火を吹き、敵に鉛玉を浴びせる

不思議なことに銃の反動は感じなかった

まるで玩具の銃を撃っているのかと思った

撃った直後、またもや体は勝手に動き出す

塹壕から身を乗り出し、敵向かって突っ走る

ちょっとちょっと、いい加減にしなさいよ

私の体なのよ、勝手に動くんじゃないわよ

そう思った瞬間、俺の体は地面に伏せた

被弾したのかと思ったがそうでもなかった

目の前に敵の装甲車が出現したのだ

ジッと地面に伏せていると背中に誰かがのしかかってきた

きっと仲間の誰かが撃たれて自分の背中に倒れたんだろう

その間もジッと待った

なぜ待ったのは分からないよ

するとロケット弾らしきものが飛来してきて、装甲車に命中した

直撃を受けた装甲車は爆発、炎上した

装甲車が撃破されても兵を乗せたトラックがこっちに向かってきた

だが、そのトラックは味方のヘリ（？）から機銃掃射を受け、乗車していた兵は死んだ

…………いつまでこうして地面に伏していればいいのだ？

その矢先、AK-47を乱射しながら敵兵が突撃してきた

突撃してきたのはたったの四人だった

その内の一人のはAKを二丁持って乱射していた

その時私の腕がやっと動き、突撃してくる奴らに向けてトリガーを引いた

放たれた銃弾が敵に襲いかかる

銃弾を彼らは前のめりにブッ倒れた

終わった…………

戦闘が終わり、安堵した時であった

視界が一瞬途切れ、再び戻った時には私に拳銃を向けられていた

銃を持った男は私の顔に狙いを定めると拳銃のトリガーを引いた

そこで私の意識はブラックアウトした


ザザッ………ザッー………


ガヤガヤ………ガヤガヤ………

周りが騒がしい

周囲は凄い数の人が集まっていた

見渡すと見覚えのある会場だったけど、何か構造が違う

壇上に何か偉そうな初老の人が上がり、マイクで何か言っている

マイクで言っているはずなのに私に言葉が入っていない

っというより、いきなり「音」が途切れた

耳からは何も入ってこない

すると、周りの人は大急ぎで何かを取りに行った

私も何かを取りに向かった

すれ違う人は大きな箱や袋を持っていた

ちらっと見えたが、どうやら玩具用空気銃みたいだ

自分の持ち物が置かれた所に着いた

アタッシェケースと長いライフル

見たところ、外見がPTRD1941っぽく似ているが銃床がイマイチ違う

あと、なんか銃床が半分に割れているし、紐みたいなのがついている

対物ライフルなんて需要なんかあるのかな？

みんな席についているので適当に空いている席に着いた

びよーんと紐を伸ばしてたら紐が邪魔に思えてきた

邪魔なので紐やテープなどを取ったりしていたら

「あれ？もしかして壊しちゃった？」

・・・・・

・・・・

・・・

・・

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「早苗、いい加減に起きさないよ！」

「ふにゃ？はれ、もうこんな時間？」

……今日も神社は平和です！