黒色の悪夢

ある日の永遠亭

「キャアアアアアアアアアアアア！！助けてえーりんんんんんんん！！」

「(ﾎﾞｿｯ)ッチ…煩いわね……どうしました姫様？」

「…ゴキ●リがいるの」

輝夜が指差した先には黒光りするアレがいた

「は？」

「私マジ虫とかムリなの！永琳退治して」

「はぁ……月の姫であろう御方が虫けら一匹に……」
溜め息混じりに永琳は言った

「つべこべ言わず殺しちゃいなさいよ！」

「御自分で殺ったらいいでしょう？」

「だから、永琳がやればi　「ブーン」　ウギャアアアアア！！ととと、飛んだだだだだぁ！？」

「そりゃあゴキ●リだって飛びますよ」

「怖くないの？」

「なんのこれしき」

「じゃあ何故あなたは天井を壊してまで上に行ったのよ」

「………あれです、無数のレーザービームが私をサイコロにしようとこちらへ迫ってきたもので」

「どこのバイオよ」

「あれ目玉トロトロしてたよね」

「話逸らすなや」

「…ところでゴキ●リはどこ行ったんですか？」

「あ……」

「見失ったようね」

「師匠〜〜〜〜っ！！」

「あら、ウドンゲ……ってその服！どうしたのよ？」

「レイプされました」

「誰に！？」

「えっとぉ……この子に////」
鈴仙は握っていた手を開いた

すると


「ブーン」



「「えええええええええええええええええええええ！？」」

そこからはゴキ●リが出てきたではないか


「この子、すっごいテクニシャンで……恥ずかしながら10回もイかされちゃいました……」

「ゴキ●リとsexするなんて…とんだ淫乱ウサギね」

「そんなことどうでもいいから永琳」

「…そうですね、医者に連れていきましょう」

「お前だろ」

「えっ」
「ち」

「ちょっとウドンゲぇ//////」

「なんなのよおまえら…んっ！？///」

輝夜は体をビクリと震わせ、頬を紅く染めた
そう、アレが輝夜の割れ目に入ったのだ


「あ…あ…入ってきてるぅ……ぁあん！ナカ…かき回さないでぇ/////」

幸いなことに永琳と鈴仙は今の輝夜に気づいていない


「そんなに攻めないで……あああ、イくぅ！！！！」


輝夜は果てた

「やだぁ、私ゴキ●リに犯されて……/////」

輝夜は余韻に浸っていた

刹那
「痛ッ！？」

輝夜の体に激痛が走った


「まさか……」

輝夜の顔が青色に染まる


というのも輝夜はゴキ●リを食べた人間を知っている
不幸なことに、その人間が食べたソレは雌で、料理されていても完全には死んでいなかった

生命力が強いうえ、繁殖力が高く雑食である
きっと何でも食べるのだろう
例えそれが人間の肉だとしても……






「ああああ………」

そんなことを考えている内でもソレは食事を進める


子宮から腸、腸から胃袋……
ソレは輝夜の“中身”を喰い荒らしてゆく


「うぷっ……おええええええええ…カハッ」

ソレを吐き出そうとするが、すでに胃袋にはいなかった

胃袋を破り心臓へと移ったようだ

「あ……」

どさり


輝夜は果てた













「…ん？ここは……」


輝夜は目を覚ました

「ここは…私の部屋？」

どうやら輝夜は寝ていたようだ

「夢…だったのか」


カサカサ


「…！？」

そこには黒光りする、ソレがいた


「……くそっ」

輝夜は握り拳をつくり、
そして………


ぐちゃっ


辺りに欠片が飛び散った


「あら？起きたのね」

「あ……永琳。えーりん〜〜〜〜〜」

輝夜は涙を浮かべて永琳に抱きついた

「あらあら…月の姫とあろう御方が…情けないわ」

そんなことを言いながらも、微笑みを浮かべ輝夜を優しく抱きしめる永琳

「ふぅ…」

「おさまった？」

「うん」

「でもどうしたの？」

「怖い夢を見たの」

「どんな夢？」

「ゴキ●リが私の体内を喰い荒らして…」

「……」

「？」

「姫様、本当に言いづらいのだけど…」
「何よ」

「それ、夢じゃないわ」

輝夜が先ほど潰したゴキ●リを見ると、欠片が動いていた

-end-