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『はっぴぃとうほうふれんず』 作者: パワフル裸ロボ
太陽がさんさんと輝く日曜日。アリス・マーガトロイドは家を掃除していた。潔癖の癖があるアリスは、家の中に埃が少しでも積もるのが許せないため、週に一度大掃除を決行する。今は人形達のための武器を保管している部屋を掃除していた。壁や天井にネジで留めた糸で飾られた武器の数々は、芸術品のように輝きを放っている。
鼻歌混じりに窓を開け(上にスライドさせるタイプ)、元々埃一つない窓枠を雑巾で綺麗に拭っていく。
「おーアリス、ここにいたのか」
ガチャリ、と唐突に部屋の扉が開き、親友と言える霧雨魔理沙が入ってきた。
「あ、もう、また勝手に入ってる!」
「ノックはした!」
胸を張る魔理沙にアリスはため息をついた。だが、嫌ではないようで、笑顔である。
「はいはい、今掃除してるんだから、部屋の埃が廊下に出ないようにちゃんとドア閉めてね」
「おー、わかった。本当に几帳面だな、お前」
バタン、と少々強めに扉を閉める魔理沙。別にイラついているわけではなく、いつもそうなのだ。だが、その強めの衝撃が、この部屋に致命傷をもたらしてしまった。魔理沙が扉を閉めた衝撃で、部屋中の武器を固定していたネジが一斉に揺れて緩み、キシリと妙な音を立てる。
「ん、何の音?」
ふと、その妙な音を聞いたアリスが、外側の窓枠を拭きながら天井を見上げる。すると、これまた扉を閉めた衝撃で、最初から外れかかっていた窓のロックが完全に外れ、窓が下にスライドした。
ズシャリ! 何か湿った物体をたたきつぶしたような音が聞こえ、二人が音の発信源である窓を見た。窓のガラスは真っ赤に染まり、外を眺めることが出来なくなっていた。その不思議な光景はアリスに、手の感覚が無くなっていることを気付かせる。自分の腕を目線の高さに合わせると、手の代わりに血を勢い良く吹き出す肉の断面がそこにあった。
「ぎ、ぎゃぁぁぁああぁぁぁ!」
「うわぁぁぁ!?」
手が無い。それを見た瞬間、耐え難い激痛がアリスを襲った。その異様な光景を見た魔理沙もまた悲鳴を上げて仰け反り、ドアに背中をぶつけた。そして、その衝撃がさらなる不幸を招く結果となる。
魔理沙がぶつかった衝撃で、部屋中の武器を固定していたネジが完全に緩んで外れ、重さに耐えきれなくなった武器たちが一斉に壁や天井から離れていく。
「あぁぁぁぁぁぶぎゃっ!?」
天井に提げられていたハンマーが、振り子のようにアリスの後頭部を打つ。その衝撃でアリスの眼球が打ち出され、壁に当たって弾けた。次にナタがアリスの顔面を襲い、アリスの頭部はかいわれ大根のような形に変形する。そしてハンマーの隣にあったチェーンフレイルがアリスの体を吹き飛ばし、壁に飾られた大きな盾に衝突して倒れたアリスの体に、止めのダメ押しで大きな盾が倒れこみアリスをひき肉に変える。
その一部始終を見ていた魔理沙は、嫌な予感を感じてふと天井を見上げた。すると、振り子のように自分目がけて襲いくる鎌が目に入り、咄嗟に前に転がった。
間一髪、鎌は魔理沙のお気に入りの帽子を壁に縫い付けて止まり、九死に一生を得る。
「は、はは、はははは……」
友人を失った悲しみと、自分が生きてた喜びで、うつ伏せの体勢のまま渇いた笑い声を上げる。だが、神はそれを許さなかったようで、魔理沙の頭上に一つだけ残っていたランス、その支えの糸のネジが丁度天井から離れ、ランスは真下へと落下していく。
「はははは…ぺがっ!」
人形用の小さなランスは、見事に魔理沙の脳天を突き破り、口内を通って顎を突きぬけ、魔理沙の頭を地面に縫い付けた。脊椎反射で魔理沙の瞼がまばたきのように震えるが、その瞳には生命の火を感じることはできない。
窓の外では、雑巾を握り締めたアリスの手を野犬がおいしくいただいていた。
フレイキーが可愛すぎてもっと死んでほしいです。
パワフル裸ロボ
作品情報
作品集:
30
投稿日時:
2012/08/14 16:49:39
更新日時:
2012/08/15 01:49:39
分類
某幸せの木の友達風
とくせい:とうふボディ
短い
ランピーは死ね
アリスと魔理沙じゃ、この程度の不幸イベントは日常茶飯事。
感動した。
とうふボディ理解
残虐描写が秀逸でした。