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『産廃百物語B「神様はいる」』 作者: レヴィ
これは、子供の時のこと何だが、多分、みんなには、怖くないことだと思う。
文章にするのは、初めてだがまとめてみる。
俺の地元は、何か神社で神様を祭っていたことがあったんだが、それが少し異常なんだよ。
例えば、神社に新年の御参りしないと近所から邪険に扱われたりとか神社の娘がちょっと頭のボケた子供で神様が見えるらしく、その子を奉ったりとか色々してたな。
それで、俺はこの子と同年齢だったの。
小学生の時はそこまで、いじめや差別は無かったが中学に入って学校内での友達同士のグループが出来始めて孤立し始めたようだった。
いつも、休み時間に窓の方を見て誰かと話していた。
クラスの連中は半分以上は気味悪がっていたな。
厨二と言うより、メンヘラ電波っぽい感じかな
まあ、色々あったんだが、一番俺があの子と関わって怖かったことを書く。
その日は、12月の冬の大会が近く、部活で帰りが遅くなってしまったから急いで校内の駐輪場まで走ってきた。
そしたら、あの子とばったり出くわしてしまったのさ。
服装が何かおかしかったが思い出せない。
「あっ、●●くんじゃない、部活終わったの?」みたいに話しかけられたんだが、妙に雰囲気がおかしかった。(元からおかしいがその時、寒気がしそうだった。)
俺はこの子が怖く思い無視して自転車に乗ろうとした。
そしたら
べちゃあ
って何か肉を地面に叩きつける音があの子の方からした。
「××子様、怒らないでください……私は大丈夫ですから」
よく聞き取れなかったが神様がいたらしい。
「くぁえdrftghyじゅいkぉ;pざなえぇ」
犬と蛙とか色々な混ざった動物のような何かが応答するような鳴き叫ぶ声がした。
何か意味不明な存在があの子と話しているのがわかったよ。
怖くて振り向けなくて急いで自転車を走らせて帰った。
失禁しそうになって必死だったために、転んだ。
今、思い出すとSAN値削られていたんだなw
その後、急いで帰ると居間にいた祖母と祖父が玄関まで走ってきた。
「おめぇ、なぁにかしたべ? あそこの神様に何かしなかったか?」
そんな質問を怒鳴られながら、俺は何もしていないと先に言い説明した。
祖母は転んだ足の傷を診てくれた。痛みはなかったがヘビの鱗のように皮が剥がれていた。
説明をすると祖父は真剣な眼差しで俺に酒を飲ませながら、言ってきた
「おめぇは、もう少ないが今年、ヘビや蛙を殺したらこの家に祟りが起こる。謝ることは出来ると思うが、それはおめぇの心が汚い状態じゃ意味がねぇ。だから、今年終わるまで家にいな。爺ちゃんが巫女様に謝るから大丈夫だぁ」
そんで、俺は部屋にずっといることになった。
大会に出られないわ、学校の授業も分からなくなるとかあったがそんなことより、夢がやばかった。
気がつくと神社の境内の中で一人立っていて夢だと理解できるんだが、後ろからすごい笑い声がするんだよ。
「あぁっははははははははははは」
声の方を振り返ると後ろ姿の異様な格好をした女性がいた。
巫女服のような白と青が基調とされた服、髪は蛙のような、緑色だった。
一瞬ドキっとしたらそいつが
首を90度ガクリと振り向きヘビ人間のような顔をニタリとして
「オマエニハ刻印ヲノコス刻印ヲノコスノコスノコスノコスノコスノコスノコスノコスノコスノコスノコスノコスノコスノコスノコスノコスノコス」
そんな意味不明なことを言われて近づかれて目の前まで迫りくると目が覚め起きることがあった。
年が開けたら見ることはなくなったがな。
そんなことがあって冬休みも終わり登校したんだが、あの子はいなくなっていた。
仲の良い友人に聞いたら、特別学級にいったらしい。
卒業式でも見なかった。
俺はその後、違う県の高校に進学して今は上京して大学に普通に通っている。
祖父も祖母も元気だ。
多分、夢もストレスが原因だと思う。
しかし。今も傷の痕が消えないんだよ。
刻印とはこの傷なのかな……
以上です。
長文、駄文スマソ
ちなみに、東方ってゲームあるじゃん?
あれのあるキャラとか設定を見て、二度とやらなくなった。
だって、お前らが好きなあのキャラ似た奴が現実にいたんだよ。
不気味すぎるだろう?
そして、今もどこかにあの神様といるんだろうな。
作品情報
作品集:
30
投稿日時:
2012/08/21 17:30:26
更新日時:
2012/08/22 02:30:26
分類
産廃百物語B
洒落怖っぽい
早苗
遅刻
だって現実世界にいるときでも東方ってゲームの中にいるときでも、なんだかおかしいんだもの。
いじめられてた
だけど、ちょっと私達と異なるから、あまり深入りしないようにね。
なんと言えばいいのか、言い表すならば
水面に張られた、破れやすい紙切れ…?
( ゚д゚)ウム 自分で言っときながらよく分からん。
イイ怪談でしt