天涯孤独な身の上の男に家族ができた。愛しい妻と、その腹に宿した幼い命。彼は家族の為にいっそう身を粉にして働くことを決意した。
思い立ったら行動の早い男で妻の妊娠が発覚したその次の日には仕事を増やし、休日も返上する勢いだった。帰宅時間は朝方になり、妻の寝顔を確認しては少しばかりの睡眠を取っては、すぐにまた出勤する。過去に色々な副職をこなしていた手前、朝飯前だと男は豪語した。
しかしこんな生活を毎日続けるのは無茶としか言いようがなく、十二連勤最後の金曜にはへとへとになっていたのも当然の結末と言えよう。それでもなお土日も働くと男は粋がってみせたが、見かねた上司に休暇を押し付けられた。日付が回る頃、ふらふらと千鳥足でなんとか自宅にまで戻ってくると、そのままベッドに倒れ込んだ。
男は日昇時はおろか、日没時までにも目覚めなかった。
二匹の兎がいる。
一方が一方に覆い被さり、体を揺らしている。それで上に乗っかっている方が雄で、乗られている方が雌だとわかった。
パンパンと微かに肉の擦れ合う音がする。ビチャビチャと汁の飛び散る音がする。とどのつまり、兎達は交尾していたのだ。雌穴に飲み込まれてギュギュっと絞られる感覚が雄のはちきれんばかりに震える肉棒を通して伝わってくる。
突き抜けるような刺激が何度も繰り返され、快感に支配される。射精しても出し尽くせぬようで、すぐに雄兎は、それに呼応して雌兎も、運動を再開した。雄は激しく責めるが、雌の乱れ方も負けてはいない。兎は性欲の強い生き物とよく言われるが、それを証明するかのごとく二匹はいつまでもいつまでも求め合った。むせ返る程の獣臭に包まれて。
だがずっと同じ調子かというとそうでもなく、絶頂を迎える度に雌の方に少しの変化が起こっていた。雌の手足が徐々に伸びていき、胴が細くなる。ずんぐりむっくりの体もやがて起伏が富み、頭が分かれ、首ができる。体毛は一部を除いて薄くあるいは抜け落ち、その一部の中でも髪の部分は対してぐんぐん伸びていった。特徴的な長い耳とは別に目の横に短い耳が生え、かつてその役割を果たしていたものは形だけを残して髪飾りとなった。
「あぁん❤ はぁっあぅん❤ んはっ❤ あ❤ んひぃ❤ きもひいぃ❤」
嬌声を上げる雌兎はもはや兎というよりは、人間、いやバニーガールの形をしていた。ゆえに人語で喘ぐ。
「あふぅ❤ ちんぽぉ❤ おちんぽじゅぶじゅぶきもちいいのぉ❤ いぐいぐまたいっちゃうっ❤ んはぁ❤ すけべまんこにとろっとろのあついのきちゃうぅ❤ ぅんふうぅぅぅぅ❤」
翡翠のように輝く長い髪を乱しながら、バニーガールは雄兎を抱き込む。肉棒が我慢の限界に達するのも容易かった。ぴくっと波打つと白い洪水が雌の膣内に氾濫し、隙間からどばっと外に溢れだした。すると関係ないはずのもう一つの穴からも、茶色い汁がぴゅーっと吹きだす。これだけ長いこと交尾していたのだから、そろそろ絶頂の度に緩まる菊門から腸に溜まった物が漏れ出てもおかしくはなかった。
ぶすっぷすっとしきりにオナラが鳴り続ける。それはやがてぶしゅっという水気を含んだものに変わった。盛り上がる淫靡な穴から黄金の塊が顔を覗かせる。もう我慢できないと雌は叫んだ。
「あっ❤ はあっ❤ 出ちゃうっ❤ ごめんなしゃいわたしおもらししちゃうのぉ❤ やぁん❤ えっちしてるのにうんちぃ❤ うんちぶちまけちゃうよぉおおぉぉぉおぉ❤」
男が目を覚まして壁を見ると、ちょうど時計の針が十二時を差していた。寝ぼけていた頭は時が少し遡ったと一瞬誤認させたが、なんてことはない、約一日寝過ごしていたのである。
「夢か……最近ご無沙汰だったしなぁ。下着もやっちまったなぁ」
男は股間を覆う布の冷たい感触に気づいて、やれやれだと一息ついた。夢精したのは勿論、これだけ長く寝ていると尿も垂れ流しだったことは十分考えられるし、その上汗で全身がびしょびしょである。しかし股先の男根はというと勃起したままで熱気を帯びていた。
働き詰めのこの二週間、夫婦の営みを行う余裕もなかった。始めのうちは性欲を持て余して空き時間にトイレで一人慰めたものだが、ここ数日は疲れに疲れてもうオナニーどころではない状況であった。
「あっ、やっと気がついたかい? まったく無茶するんだから」
体を起こすと見覚えのある顔と遭遇した。すらっと長い翡翠色の髪はそう、たしか――
「うさぎさん……?」
「まだ寝ぼけてるの? 自分の嫁の顔さえ忘れてしまったのかしら」
「なんだ魅魔様か」
「なんだとはなによ」
確かに夢に出てきたバニーガールにそっくりではあるが、長い耳はない。代わりに三角帽を付けている。紛れもなく、妻の魅魔であった。
魅魔は悪戯っぽい笑みを浮かべて男の体に触れた。どくん、と心臓が一際大きな音を立てる。
「兎の格好をしてくればよかったかな? 衣装、まだあるよ」
「いやそういうわけじゃなくてその……うにゃっ!?」
魅魔の手が男の恥部にあてがわれると、間抜けな声と共にびくりと振動した。
「えっちな夢、見てたのかい? まだまだ足りない、かい? ……したいかい?」
「……はい我慢できません。いやできませんでした。お願いします」
「ふふっ❤ 私も我慢してたんだからね。責任とってもらうよっと」
妻は丁寧に夫の服を剥いでいく。そして素肌にお湯で湿らせた布タオルを滑らせて、汗を拭きとった。それだけでも男には気持よくて、そそり立った肉棒は今にも爆発せんとした。しかし先に悲鳴を上げたのは腹の方であった。
無理もない。一日中寝ていたということは当然三食抜いていることになる。
「おなかすいたよ。したいのは山々なんだけど……」
「そう言うと思って、用意してあるよ」
どこからともなく取り出されたのは、一見ただの真っ黒なボールであった。それを魅魔は口に放り込むと、ガリゴリと噛み砕く。それが液状になるくらいむしゃむしゃと咀嚼したならば、男に跨りぐいっと顔を近づけて、いきなり口移しで流し込んだ。
舌と舌とが絡み合い、そのままディープキスへと移行する。ぬちゃにちゃと淫靡な音を立てながら魅魔の柔らかな舌は男を愛撫する。男もそれに応えるように涎を垂らし舌を躍らせる。蕩けそうな感触に男は身を委ねると、下半身にまで毒が回って白濁液を発射させた。
びゅるるるる、どぴゅっびゅっ!
射精を確認すると、魅魔はゆっくりと男から顔を離した。それからタオルで飛び散らかった精液を拭くと、頬を膨らませて男を叱った。
「ったくもう、これからがお楽しみだというのに我慢が足りないわねぇ」
「そんなこと言ったって、キスなんかするから……それに先に食事って……あれ? 空腹がマシになってる」
「一口でお腹いっぱい栄養満点、魅魔様特製魔法の兵糧丸だよ。便利でしょ」
「流石は大魔法使い」
「崇めなさい」
えへんと得意げに鼻を鳴らす魅魔。彼女はただの人間ではない。というか人間ですらないのだが、こういった人妖のカップルはこの地では珍しくもなんともなかった。
男が妻を呼ぶ際敬称を付けるのもこの種族差が関係していた。神霊たる彼女は旦那を含む人間の信仰によって実体化しえているのである。
魅魔は一旦萎んだ男のモノを横目に見つつ、シャツとブラジャーを脱いでたわわに実った胸を露出させた。するとソレはみるみるせり上がる。くすくすと含み笑いをしながら彼女は乳房をぐいっと押し付けた。男は思わず言葉にならない声を発した。
「すぐに硬くなるなんて、よっぽど溜まってるんじゃないか。このスケベ。いつもみたいにおっぱいでイかせてあげる」
「ひゃっ、ちょっ、タンマタンマ!」
「待ったなし。言ったでしょ? 私も我慢してたんだから。そぉれお仕置きィ❤」
問答無用で開始されるパイズリという名の処刑。99のFという暴力的な乳にしごかれて無事でいられる男子などこの世にもあの世にもいないだろう。男の鼓動が早くなる。魅魔も容赦なく動きを早めていく。
それはさながら風船に空気を送って膨らませるようであった。男の猥棒には性的快感が積み込まれていき、我慢液をじわじわ漏らしながら怒張した。魅魔は粘土を捏ねる要領で乳房を巧みに変形させながら、時に優しく時に激しく愛撫する。
「おちんちんガッチガチィ❤ ねぇ気持ちいい? そろそろ出しちゃいたい?」
「気持ちいいよぉ! 魅魔様のデカパイ辛抱溜まらんんん! これ以上はキッツ……」
「じゃあお預け」
「えぇっ!?」
突然魅魔はパイズリを中断し、体を起こした。男はだらしなく口を開け、驚愕と失望の入り混じった眼差しを向ける。けれども彼女はあくまで自分のペースを崩さず、タイツを少し下にずらすと、見せつけるように桃尻を向けた。その薄毛で覆われたケツ穴には栓がしてあることに男はすぐ気付いた。
そして、妻が涙ぐんでいることにも。
「あんたが先週の土日も仕事に行ったの見て、私も我慢することにしたんだよ? あんたが頑張って働いているのに、自分だけ気持ち良くするなんて、そんな」
「魅魔様……そうか……俺が悪かった。すまん。連勤はやめる。もうお前を我慢させたりはしないよ」
「いやいいの、私が勝手に決めたことだし、当てつけとかそういうんじゃないの。ただ、もう抜いてもいいよね?」
魅魔はアナル栓を指差した。男は迷わず手を伸ばしてそれを掴む。
「いいよ抜こう。一緒に溜めてる物を出してしまおう」
そう言って男は勢いよく引き抜いた。
「んはぁぁぁああぁぁぁあぁ❤ おけつぅぅうぅうぅぅっ❤」
ボトリと落ちる長さ約九センチの楔。解放された魅魔は身をよじらせ嬌声を上げた。彼女の一番の性感帯は肛門である。その上コプロフィリア(糞便愛好症)という筋金入りの変態だ。菊穴はだらしなく開きっぱなしで、すえたニオイを漂わせる。それを嗅ぐと、彼女の顔は一段と紅潮した。
男は妻のアナルに触れると、これを手で無理やり閉じてみせた。そしてずらしたタイツを上げて戻させる。その意図を汲み取った魅魔は体を反転させて、再び男の股間に胸をうずめた。
「いつかの続き、やるの?」
「あぁ、競争しよう。もっとも今回は俺の勝ちだろうけど」
「何言ってんのさ。あんたのソレ今にもぶっ放したくて堪らなそうじゃないの」
「いやいや、そっちの方が締まりがないじゃないか。勝負にもならなさそうだったから閉じてやったよ。どうせすぐ開くだろうけどさ。安心して、タイツごしなら漏らしても部屋の被害は少ないよ」
「舐めた真似を、このっこにょぉ❤」
「うはぁっ!」
魅魔の豊満で凶暴な胸が一本の塔を崩さんと押し寄せる。男は情けなく喘ぐ他なかった。しかしせっかく夫に閉じてもらったばかりの彼女のケツ穴も、すぐに緩められて甲高い声を上げる。
ブウゥップッブッスウゥゥゥ! プスッ! ボシュゥ!
辺りに強烈な臭気がたちまちたちこめる。一週間体内で熟成されたガスだ、ただのオナラとは格が違う。流石に恥ずかしいのか魅魔は顔を逸らした。男は追い打ちをかけるように言葉攻めをしたいところだったが、生憎パイズリの快感に芳しき腐臭が加わってそれどころではなかった。
禁断の果実を口にした者が二度と楽園に戻れなかったように、一度放たれた屁はもう止まらない。約束の時はもうそこまで迫っていた。だからその咆哮は、断末魔と呼ぶのが正しい。
「やぁ❤ オナラ止まらないぃぃ❤ だっめもう駄目❤ うんちもぉ❤ うんち我慢できないんん❤ したい❤ 一週間分のうんちブリブリしちゃいたいぃぃぃいぃ❤」
「出しな……よぉぅ……うぉぉおぉぉ俺ももぉ!」
「そんなぁ❤ じゃあもらしちゃうしかないよぉぉぉ❤ あああ出る出っる❤ うんちぃ❤ ぶっといのがもうおり……んぅうぅぅひゃぁぁぁぁああぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ミチッと硬い塊が顔を出し、そして世界は茶色に染まった。
ブッビュゥッ、ブポビビィィイィィィィッ! ムリュリュッ、ミチッポン! ボッボビュゥゥゥゥ、ブリュッボッミチブシュッ、ボボブピィ、ボババッブポッ、ボトッ、ボリュッモリュゥゥゥゥ!
「おほぉぉぉおぉおぉぉぉぉぉ❤ んぁぁああああうっ❤ しゅごいぃぃぃ❤ ぶっといいっぱいきもひひいぃぃぃぃぃいいぃぃぃ❤ あっはまだまだでるぅ❤」
魅魔の緩い穴から噴出した大便は、すさまじい勢いで下着の中を這いずり回った。お尻の谷間はもりもり盛り上がって山となる。その様子をまざまざと見せつけられて、胸の谷間にそびえ立つ火山も噴火せずにはいられなかった。
どびゅっびゅっびゅるるるるるるるるるるぅっ! ドクドクッ!
ボビュッビュッビュプププブププブブブブゥッ! ミチミチッ!
『んおおおおぉぉおぉおおぉぉぉぉぉ!』
天まで届きそうな程迸る白い濁流は、放物線を描いて汚染区域に叩き付けられた。しかしその程度では浄化することはできないとばかりに汚物は絶えず溜まり続ける。次第に堤防の薄い部分を食い破り、外への進出を図ろうとする。
男が追いついたのは一瞬で、すぐに息切れして置き去りにされた。その後しばらくは魅魔の独断場であった。
「まっだっ出りゅうぅ❤ あひゃあ❤ うんち止まらないよぉぉぉ❤ くさい❤ すごくくさい❤ いぃのぉ❤ おもらしぃい❤」
始めは固形の硬い便がムリュムリュと飛び出していたが、段々ビチャビチャの柔らかなものへと変化していった。山には沼ができ、川が氾濫を起こすのも時間の問題かと思われた。だが流石にタイツが爆発四散する前には限界が来たのか排泄をやめ、ぐったりと倒れ込んだ。
「ハァ、ハァ、お尻うんちまみれぇ……❤ 脚までギッシリでちょっぴり気持ち悪い、けど超気持ち良かったぁ❤」
「フゥ、それは、良かったよ。にしてもすっごいニオイするよ……量も半端ないからね、ちょっと動いたら破けちゃうよ?」
「あぁん❤ 言わないでぇ❤ 私だって恥ずかしいんだからもうっ」
「何を今更、くっさくて汚らしいウンコぶちまけるのが趣味な癖に。それ!」
男が魅魔の尻を叩くとその衝撃で布がビリビリ破れ、ベッドから床にどばぁっと糞が撒き散らされた。魅魔の足には勿論、男にも生暖かい汚物がかかる。まともな者なら目を背けたくなるような惨状が瞬く間に築かれた。
「んもぅ! 結局汚しちゃったじゃないか馬鹿ぁ!」
魅魔は抗議の目で男を見るが、男は好奇の目をしていた。糞塗れの美しき妻を見て、沈黙したはずの肉棒が再起動を始める。そんな夫の様子に呷られて彼女の体も火照っていく。その時、ぷっすぅ〜と可愛らしい音が響いた。どうにも便意まで甦ろうとしていたようだ。
男は立ち上がって魅魔の背後に回った。散乱する妻の便を踏んづけようがお構いなしに。そして汚れきった彼女のケツメドに自分のペニスをあてがった。
「これでも出し尽くしてないらしい。そっちも奥にまだ残ってるのかな?」
「そう、みたい……けどそんな、汚くなるし」
「いや、そういうのはいいんだもう。さっきもギリギリで止めたんだろ? 何か申し訳ない、率直に言えばまだし足りないんだ。お互い外汚して中綺麗にしよ」
「……うん。来て❤ 腸内掻き乱して残りカス洗ってぇ❤」
ズブッにゅるるっズボォ。糞を押しのけて男根が魅魔の菊門へと侵入する。
「くふぅぅぅっ! 入っちゃっ」
「おおおう……快適?」
男のモノはそれなりに大きかったが、さきほどまで同じくらいの太さの便を排出し続けていた魅魔の穴はすっかり緩んでいて、容易く呑み込んだ。汁っぽい軟便が潤滑油になっているせいもある。いつものキツイ締め付けとの違いから、彼の心に余裕が生まれた。これなら激しく腰を動かせると。
貪るように男は突いた。引いた。また突いた。何度も排泄を経験しているような感覚に襲われて魅魔は堪らなくなった。
「あ❤ あふっ❤ ケツ穴ぁ❤ ちんぽっゴリゴリ擦れてぇ❤ うんちしてるみたいで気持ちいいのぉ❤ もっと❤ もっと突いてぇ❤ じゅぶじゅぶ犯してぇ❤」
魅魔の性器からは白い愛液がどろどろと、口からは透明な涎がだらだらと垂れていた。時折接合部からはにゅるにゅると薄茶色いタレが溢れ出す。男が空いた手を使って彼女の垂れ乳を搾れば、白く濃厚な母乳もぴゅーっと発射されてこれに加わった。
極めつけはぷしゃっと漏れ始めた淡い黄色の尿である。すぐにそれは那智の滝と化した。
プシュッジョロロッ、ジョバァァァァァァァァァァ!
「やあぁぁぁあぁぁ❤ ごめんおしっこっ❤ あぁ❤ しゅごいっぱい漏らしちゃってるぅ❤ 許してぇ❤」
「許す許す! どんどん出しちゃえよぉ! 俺も出す!」
「出してぇぇぇ❤ あたしのだらしないケツマンコにぃおちんぽみるくかんちょうしてぇ❤」
男は調子に乗ってピストンを早めすぎていた。だらしがないのは魅魔に限ったことではない。妻の放尿に余計興奮したせいもあってもう我慢の限界に達していた。
「ふおおおぉおぉぉ逝くイクイックゥ!」
「んはああぁあぁぁ❤ ちんぽ汁奥にぃ❤ しゅごいドクドク出てるのぉぉ❤ もう駄目私もイッちゃうぅ❤」
魅魔の直腸に精液がドボドボ注ぎ込まれる。それはこべりついた宿便を攫い、腹を刺激した。男の勇猛なるチンコもついに力尽き、するりと抜けた。一緒に糞が混じった炭酸ミルクが破裂する。ブシュップシュッと下品な音を立てて、彼女に残された全てのウンコが彼の体に降りかからんとする。
男は無言で魅魔に抱きかかった。それが合図となった。
ボピュッブビュゥゥゥゥ! ムリュッビチャア! ブジュルゥゥゥゥウゥウゥゥゥッ!
「お腹の中ぁ全部出りゅうううぅ❤ うんちすごぉ❤ まだぁ❤ まだこんなにぃ❤ お尻ブリブリィ❤ うんちブリブリしてあぁ❤」
時々粘土の塊のようなものも織り交ぜながら、糞汁を噴射する。それは男と魅魔の下半身を伝い汚しながら床へと溜まっていった。大便・小便・精液が混ぜこぜになって、二人を沈める池ができるほどに。
ようやく出しきったというところで魅魔は一段と身震いを大きくさせると、恍惚の表情を浮かべた。
「イッちゃっ、たぁ……」
それっきり魅魔もしゃべらなくなった。二人とも、しばらくはこの余韻にひたっていたかったのである。
「結局後片付け大変になっちゃったじゃないの」
「ごめん……」
男がベッドや床に付着した汚物を拭きとり終えたというところで魅魔は風呂場から出てきた。窓から日が差し込んで彼女の体を照らす。夜はとっくに明けていた。
ここまでヒートアップしてしまったことを男は反省していた。日頃妻との営みを怠らなければ、こんなにも糞まみれになって求め合うこともなかっただろう。
「我慢のし過ぎは良くなかった」
「そう、そして働きすぎも良くない」
「……はい」
「もう私を寂しくさせないでね、パパ」
そう言って魅魔は裸のまま男に抱き着いた。彼の心臓がドキッと高鳴る。ふと彼女は視線を下に向けると、そこにはまたしてもぐんぐん大きくなる息子の姿が。
「全く、しょうがないなぁ」
男は妻の少し出っ張った腹をちらりと見て苦笑した。
あのぐうさんの魅魔様12ヶ月シリーズをリスペクトしたスカラブストーリー!!
黒ハートの蝶々の乱舞!!
液体も固体も欲望も愛情も、景気良くぶちまけましたね〜!!
良かったよ〜!!