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『ふう、今日は階段掃除頑張った。だって、今日は大切な日ですよ。当然覚えていますよね幽々様。』 作者: ギョウヘルインニ
「妖夢、今日も仕事ご苦労様」
「それだけですか? 幽々子様」
今日の階段掃除はここまで、妖夢が仕事を終えるとのん気に幽々子が現れてそう言った。
白玉楼の経営者として、従業員である妖夢にたいして労をねぎらうためだ。
「え? それだけって。どういうこと?」
「そうです。今日が何の日だか分かっています?」
給料日は一昨日だった。妖夢が仮釈放される予定日は未定。そして、幽々子の生理が終わったのは昨日だった。
幽々子には、妖夢が何を言いたいのか分からない。
「わからないわ」
「本当に分からないのですか?」
妖夢は幻滅し、幽々子のことを自身の肌より白い目をして見る。何でわからないのですか?分かっていて当然ですよね。と思っている。
「……ごめんね。どうして、怒っているのか教えてほしい」
「本当! 分からないのですね。さいってい。です」
そういうと、妖夢は怒って折角集めたゴミが入ったチリトリを蹴り飛ばし飛び立った。
「何? 何か、私が悪いことした?」
「そういうことがあったんです。これって、全面的に幽々子様悪いですよね。パチュリープロフェッサー」
「え? ちょっと、どういうこと?」
弁護士を電撃引退したパチュリーは相談を受けていた。そして、ついこの間、思い出せないけれど重要なことがあってパチュリーは気絶し、起きたら教授になっていた。
そして、主に精神がおかしな妖夢の研究を行っている。
「わからないのですか? プロフェッサーのクセに。研究結果は捏造ですか?」
「研究結果って、私は一つも論文とか発表していない」
ちなみに、パチュリーには教授の自覚は無いらしくなんで妖夢とはなしているのかも納得できない。
重要なことがあったときに、小悪魔に何かされてこうなったらしい。そして、本能に目覚め研究心にとらわれている。
「そんなことはどうでも良いんです。プロフェッサーなら何でも知っているんじゃないですか?」
「……いや、そんなことは無いけれど」
それを言ったとたん。妖夢はパチュリー教授のことを、やはり白々しい目で見始めた。
そんな目をされたら、パチュリーは怖くて心臓がまるで汽車のように早くなってしまう。
恐怖だった。怖い。まるで、パチュリーの元に夜這いに来た慧音のようなこの感じは恐怖だった。
「詐欺教授!」
「何? もしかして、私のことを言っているの?」
怖い。妖夢の一言一句一挙一動が全て怖い。何でこんなに怖いのかそれは、パチュリーには分からない。
小悪魔なら何か知っているかもしれないが、それを聞くことさえ怖かった。
きっと、その情報と引き換えに犯されるに違いない。いつか現れる。理想の男性の為にとって置いている貞操は簡単に小悪魔に奪われてしまうだろう。
そして、それを言いふらされる。そして、郷の全員に知れ渡ることになる。
こうなってしまったらもう駄目だ。もう、小悪魔しか頼ることが出来ず今の主従関係は逆転してしまうことだろう。そうしたら、変な魔法でも何でも使われて小悪魔に妊娠させられてしまう。
「なんですか? 今何考えているんですか! もういいです! この変態パチュリー!」
「やぁ! やめて! こないで!」
パチュリーは妖夢にまたなんかされると思い頭を手で守った。本能でそういう行動をとってしまった。
いつ放たれるか分からない暴力にただ震えながら堪えることしかできない。
「……? 妖夢?」
「パチュリー様、いったい一人で何をしているのですか?」
「コア? コア! 怖かったよぉ」
それから、しばらくの時間がたった。沈黙が大學化した図書館を襲った。
パチュリーは余りにもその長い沈黙を疑問に思い、ふと顔を上げた。すると、そこには小悪魔がいてパチュリーのことを心配そうに見ていた。
パチュリーはなりふり構わず先ほどまでの恐怖から逃れるために小悪魔に抱きついた。
小悪魔も何かを察したらしく、やわらかくそれでいて力強く抱きしめ返してくれた。
何だ。私は間違っていた。パチュリーはそう思った。小悪魔はパチュリーが想像した悪魔ではなかった。
でもパチュリーは間違ってなど居なかったというのに。
「なんで、二人とも忘れているんですか!」
「いや、そう興奮されても困ります」
バリン!妖夢の話を適当にあしらいながら、映姫はクレー射撃をしているところだった。
裁判が面倒になったので、もう何も考えないでこういう遊戯に没頭していたところだった。
昨日まで、銃なんて凶器が存在することすらおぞましいと言っていた少女の面影はそこにはもうない。
「映姫さんは覚えていますよね。今日がなんの日か!」
「東方の新作が配布される日でしたっけ?」
だったら、映姫もこんなことしている暇は無い。すぐに新作を手に入れなければならない。
しかし、そんな話も動画も無かった。
「違いますよ! もっと、重要な日なんです」
「え? 以上に重要なことってありましたっけ?」
バリン!とまた飛んできたクレーを撃った。百発百中の射撃の腕を披露してみせる。
「分からないのですね! 今日は私の誕生日なんですよ」
「え? だからなんですか?」
バリン!またまた、クレーを撃ち落とし映姫は上機嫌だった。
「ああもう。どいつもこいつも!」
「邪魔だから、帰ってくれませんか?」
せっかく、上機嫌なのに妖夢が居ると楽しさが半減してしまう。どっかに行って適当に野垂れ死んでくれないかなと映姫は思う。
いっそのことこのまま撃ち殺してやろうかと思うけれど、それでは殺人だ。半人だから半殺しかもしれない。
「いわれ無くてもかえります」
「はいどうぞ。あ!」
バリン!とまたクレーを撃ち落したと思ったらそれは、浄玻璃の鏡だった。
妖夢が話を聞かない映姫の置いて有った荷物から、抜き出してクレーのように投げたのだった。
誕生日の為にここまでしてしまうのかと、割れた鏡を見て映姫は思った。
そして、明日には白玉楼に鏡を弁償させようと久しぶりに仕事をして見る気になった。
そのころ、散らばったゴミを見ていてようやく幽々子は今日が妖夢の誕生日だということを思い出していた。
そして、理解した。一言、誕生日おめでとうと言って欲しかったのだろうと推測に至り結論付けた。
でも、幽々子はをとても言う気にはなれなかった。
「ねえ妖夢、何で勝手に階段にタバコ自動販売機置いたの?」
「なんですか? 幽々子様何か入れて欲しい銘柄あるんですか?」
ある日、幽々子は階段を上っていました。そうすると、見覚えの無いタバコ自動販売機が設置してありました。
これは妖夢のしわさに違いないと思いました。そして、妖夢を見つけて話しかけたのです。
「そういうことじゃないの」
「じゃあ、何ですか?」
すでに、妖夢は警戒しています。自動販売機で儲けた金を奪われると思って居るのです。
「あのね、ここは白玉楼なの。美観が損なわれるものを置きたくないの?」
「美観って、何ですか初めて聞きました」
「いや、私教えてないもの」
「じゃあ、分からなくて当然ですね。何だ。また言いがかりか」
「そういうことは、心の中で言いなさい」
幽々子から教わった言葉は、最後に立っていたものが勝ちという言葉だけです。
たとえ、身体が滅びても幽霊になって憎い奴等を滅ぼすのです。絶対に負けは許されません。
「で、私にどうして欲しいのですか?」
「自動販売機を撤去してくれない」
「そう言うわけにはいきませんよ」
「黙ってたけど、こういう勝手はしないでくれない」
「いいじゃないですか! この階段は私が掃除している。だから、いいじゃないですか」
ギョウヘルインニ
作品情報
作品集:
31
投稿日時:
2013/04/28 14:28:43
更新日時:
2013/04/29 21:53:43
分類
妖夢
幽々子
パチュリー教授
小悪魔
たばこ自動販売機
前より理不尽になったような気が……。
幽々子様のボケが酷くなったような気がしないことも無きにしも非ず。
だけど、最後の一文は、全くその通りだと思いました。
魔理沙が求めてたのは新徒にあったのね
ここに景観を損ねることに抵抗のない庭師の狂気が云々
だがそれがいい
パチュリーが「怖かったよぅ」と言ってるシーンで妄想のパチェのおマンコをprprしてた(無意識)
俺(読み手)が気持ち悪いと言う事意外は完璧だった。