金曜日の命蓮寺

「では、これから皆さんには首を吊って頂きますわ♡」
突然、少女達を拉致した邪仙・・・私、霍青娥は言った
「冗談じゃないわ！」
と、天人
「あら、抵抗するとあなた達の大切な人達が、この暗い穴蔵で舌を付き出して真っ赤でぶっさいくな顔で首をダランと伸ばして糞を垂れ流しながらくたばる事になりますよ・・・」
青褪めた顔で口をパクパクさせている、可愛い。
吊られた時の顔を想像しているうちに隣の部屋でのキョンシー達による作業−彼女達（一人は男だが）を吊るす為のロープの設置−が終わったらしい
「じゃあ、皆さん服を脱いで下さい♡」
「「いっ、いきなり何を言い出すのですかあなたは！殿方も居るというのに！！」」
閻魔と同業者の声がハモる
「どうせその男性もあなた達と同じく、後数分の命なんだし、最後に良い物でも見せてあげてくださいよ・・・それに死体の服を脱がせるのは難しいんですよ・・・まあ嫌というのなら、キョンシーに力づくで脱がされた上、死神とペットの無様な最後を見た上で旅立つことになってもいいんですか・・・？」
それを聞いて観念したのか、私以外は全員生まれたままの姿になった上（一人は元々服を着ていなかったが）で隣の部屋に入り、私の指示の下で棚の上に整列させられた
左から幽谷響子、魂魄妖夢、鈴仙・優曇華院・イナバ、パチュリー・ノーレッジ、風見幽香、雲山、紅美鈴、射命丸文、比那名居天子、茨木華扇、博麗霊夢、四季映姫と、１２名、
モニターの前のあなた達も、嫁とまでは行かなくても愛人位には思っている娘がこの中に一人はいるでしょう
「こんなおっさんの隣で死ねっていうの！せめて場所を変えてよ！」
（今が）死期のフラワーマスターが喚く
「しょうがありませんね、鈴仙さん、雲山さんと場所を変わってくれませんか？・・・え、せめて妖夢の隣で死にたいって、熱々ですねｗｗｗ・・・という訳で幽香さん諦めて下さい、嫌と言ったら、燃える向日葵畑と最近あなたを慕って来る子ども達が首を吊る光景が最後に見るものに・・・え、やっぱりいいって、話が分かる妖怪は長生き出来るって言いますよ・・・まあ、あなたはここで終わりなんですけれどねｗｗｗ」
幽香が睨みつけて来る、口の端からは唇を噛み切ったのか血が垂れている、
おお、こわいこわい
「じゃあ、私が手を叩いたら一斉に飛び降りて下さい♡」
「自、自殺しろってことですか！」
と、半人前が一丁前に叫ぶ
「罪人の躰でキョンシーを作るとどうなるのかを試したかったのです、自殺は最大の罪ですよね、閻・魔・様？♡」
パンッ
タッ、ガダダッ！
流石に１２人もの人妖が飛び降りると大きい音がする
「クー！」「グエー！」「ケヒッ」
首が絞まって漏れる音も十二人十二色だ
腕を縛って居なかった為か、輪の中に手を入れて延命しようと試みているような娘も居るが、手が血塗れになるだけでなんの意味も無い
中には、せめて快楽の中で逝こうというのか空中で交わっている者すら居る
そんな中で最初に逝ったのはパチュリーだ、あまり体力が無い上、出不精のせいで重かったのが死因であろう・・・
どんどん首を垂れ、大人しくなっていく少女達
最速の烏天狗が絶命してから、キョンシーに命じてパチュリーと文の死体を逆さ吊りにさせる
死後失禁は終わっていなかったので、当然二人の死体は自ら垂れ流した糞と小便塗れになる
最後まで生き残っていた同郷人が絶命したのを確認してから、出かける支度をする
出掛けに首吊り死体達を見ておく、うどみょん、霊華、など、苦しそうな中悦んで死んで逝った彼女らに引っ張られたのか、絡み合っている縄を直し、順番を合わせるようキョンシーに命じる
幽香は雲山の一物を受け入れて死んでいる、苦しみからか（首）吊り橋効果からか
彼は当然だが、女性陣は性器が濡れているかどうかは個人差があったのに対して、クリの勃起は全員に見られた、生存本能が作用していたのかもしれない
ちゃんと“順番に”並んでいる事を確認して、家を出る

※
「ただいまー」
帰って来た芳香は死体の列を見て
「ふむふむ、ふーん」
と呟いて、また遊びに出かけた

私が家に着くと、遊びから帰って来た所らしい芳香が待っていた
幾ら腐っているのが好きといっても、加工前に腐られると創る時の手間が億劫になるので、私は服を脱いで、やはり全裸になった芳香に手伝わせて首吊死体を解体、洗浄し、保存液に分類して入れ、ラベルを貼り付けた
その後、足が早いので別にして残しておいた“モツ”を入れたカレーを作った
寸胴鍋にいっぱい作ったのだが、芳香も私も割りと大食いの方なので、明日の朝頃には無くなっているであろう事が悲しい・・・

「なあ、母ちゃん、１つだけ聞いていいか？」
「ふぇ、まみ？、みもえままっま」（え、何？、聞こえなかった）
「母ちゃん、口に物を入れて喋るのは、あんまり行儀の良い行為じゃ無いぞ・・・」
ゴクン
「で、えーと、質問？・・・１つじゃなくて幾つでも答えてあげるわ！天才だし！」キラッ！
「えーと、・・・真面目に質問すると、突っ込み所が多そうだけど、１つだけ聞くぞ・・・
































私に晩御飯のメニューを教える為だけに、１２人も殺す必要はあったのか？」