Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『胃がいたいの』 作者: ミジンコ総長
今のアリスにあるのは、生殖本能じゃなくて。
爆発本能があった。
12月のアリスは自ら爆発を望んでいる。
しかし、それが地獄の始まりだった。
ひとたび、アリスが爆発すると、幻想郷は滅びてしまうから郷の管理者の紫にとっては悩みの種だった。
12月に入ると胃が痛くてたまらない。
それを心配していた藍は、アリスを拉致して爆発を無効化してどこかに閉じ込めて置くことを進言した。
それは、快諾されて、すぐに霊夢に異変と銘打ってアリスを拉致してくることになった。
「さあ、アリス。ここよ、素敵なお洋服屋さん」
「本当? 私に似合うお洋服あるかな?」
早速、霊夢はアリスを監禁するための部屋に騙して連れてきた。
爆発を無効化する呪詛がたくさん書かれている。
「あるよ。きっとある」
「そう? うれしいな」
そして、二人は部屋に入った。
「あれ? ねえ、霊夢、これはどういうこと?」
「ごめん。騙すつもりは無かったんだけど紫が言うから」
その部屋には照明しかない。すぐにそこは素敵なお洋服屋さんじゃないことは分かった。
「どういうこと? ことと場合によってはここで爆発するけど?」
「ごめんね」
そういうと霊夢は部屋を出て行こうとした。
しかし、お約束というものは霊夢にも存在している。
ドアは一回開いたらもう開かない。
紫は霊夢ももてあましていた。
我侭な巫女も胃の痛みの原因だからアリスと一緒に処分するのが上策だった。
ミジンコ総長
- 作品情報
- 作品集:
- 31
- 投稿日時:
- 2013/12/10 16:15:13
- 更新日時:
- 2013/12/11 01:15:13
- 分類
- 霊夢
- アリス
- 紫
処分するつもりなら、アリスの爆発は無効化されていないのだろう。
そして、部屋のドアを閉じた描写はなかった。
アリスの爆発衝動と、霊夢の攻撃衝動に、方向性が与えられた。
幻想郷は、管理者の尊い犠牲のおかげで滅びを免れたのだった。