会話の一部

お姉ちゃん、私普通かな？

藪から棒になによ？

みんなが私のことを普通じゃないって言うの

どうして？なんで？なんで私が普通じゃないって言われるの？

それはアナタの趣向が死体愛好なんでしょ？

お燐だって死体好きじゃない

まあそうね

死体愛好のどこが異常なのよ

そりゃあ、倫理的に異常なんじゃないかしら

人間にはそういう特殊な考えがあるのよ

そんなの差別だよ、お姉ちゃん

人間の方も異常な趣味を･･････っていつの間にか趣味の話しになってるよ！

ああ、そうね

じゃなくて、私がなんで異常だって言われるのか聞いているの！

それはね、相手が自分とすごく違っていたり、非常識的な部分をもっているからだと思うわ

例えると妖怪が人間を食べることってことなの？

まあ、そうね･･････そうよね

非常識的な違いがあったら異常なの？

なんで？なんでなんで？私普通だよ？

異常っていうやつが異常なんだよ！

あれ？普通？･･････普通ってなんなのよ！

待ってこいし、落ち着きなさい

取り敢えずクールダウンしなさい

はぁ･･････はぁ･･････

こういう時は･･････たしか、素数を数えればいいんだっけ･･････

（･･･････････）

落ち着いたかしら？

･･････うん、落ち着いた

ごめん、お姉ちゃん･･････

いいのよ、誰だってカッカッしちゃうわよ

でも異常と言ったらお姉ちゃんも異常だよね

････････････なんですって？

だってお姉ちゃん、部屋に引きこもってなんか小説みたいなの書いているし

希に街中に出かけても誰にも話しかけられないように俯いて歩いてるし

たまに話しかけられても会話できてないし〜

ちょっとこいし！やめなさい！

ひぇっ！？やめてやめて！ぶたないで！なぶらないで！

あっ･･････ご、ごめんなさいこいし･･････でもアナタが悪いのよ？

アナタが言ってはいけないことを言ったからなのよ

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

もういいわ、謝らないで･･････鬱陶しいから

ところで、私の淹れたお茶･･････飲まないの？

あ、飲む飲む〜！

ところで、今日はなんの話しだったかしら？

え？あ、そうそう！実はね、この前私の死体がね〜･･････