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『給食』 作者: ギョウヘルインニ
「ねえ、魔理沙さん」
「早苗、ウホぜ?」
「プラスチックっで作った槍って本当に殺傷能力が無いのか試してみたいんですけど」
「スライムにはウホぜ。ウホホぜ」
「その喋りかたどうにか成りません? ぶちますよ」
「ごめんだぜ。なんか原始な気分なんだぜ」
「わかったら、そこに立ってください」
「え? どうして?」
「スライムには、効きませんでした。でも魔理沙さんなら倒せますよね」
「痛いことしないで欲しいぜ」
「あ〜、魔理沙さんがスライムだったら痛くないですよ」
「スライムにはどうやったら成れるんだ?」
「そうですね。水にほう砂に洗濯ノリでなれるって中学の時に遊びました」
「早苗ってちゃんと中学行ってたのか?」
「あ、それに触れますか」
「触れるも何も、不登校って奴だったんだろ。お前はそもそも繊細すぎるんだよ」
「……」
「大体だぜ。給食の味噌汁にわかめ入れられる方にも問題があるってんだ」
「……わかめは」
「あ? 何だ聞こえないぜ」
「……わかめは、かんけぃな、ない、です」
「あ? なんだ? 小さい声で言っても聞こえないぜ」
「わかめぇ......ない」
「おいおい、そんなにわかめが嫌だったのか? 豆腐がそんなに恋しかったのか?」
「……豆腐」
「何だ? 核心ついてしまったか?」
「私はわかめも豆腐も乗り越えてここに来たのです」
「っち、じゃあ、あの味噌汁にカニが入っていたとしたらどうする? それもただのカニじゃないぜオスの越前ガニだぜ。ウホホ」
「あのカニを入れたのは魔理沙さんだったのですね」
「だったらどうだって言うんだ?」
「……あの味噌汁の味は私は一生忘れないでしょう」
「なんだ? 復讐でもするきか?」
「いいえ、寧ろ感謝しているくらいですよ。人の心がどれだけ醜いか知りました」
「そうだろ。そうだろ。だから、不登校になったんだろ」
「え? なんで美味しい味噌汁で不登校にならないとならないんですか? 私が不登校になったのは学校なんて枠にはまることが嫌で世界を旅してみたいと思ったからですよ」
「なんだそれは、ちょっと、格好良くないか?」
「まあ、それは別として。そうですか、魔理沙さんが味噌汁の具に細工したのですか?」
「いや、そんなことは」
「まあ、どっちにしてもいいのですがこれで、魔理沙さんに攻撃する正式な理由ができましたね」
「待ってくれ。まだスライムになってないぜ」
「大丈夫です。魔理沙さんが中学のころに食べた給食の味噌汁に・・・・が入ってましたから」
「なんだよ。もう、ほう砂と洗濯ノリが入ってたって言うのか?」
「だったら、良かったですね」
「……! やめてくれ!」
「もう遅いです」
「早苗ウホってくれ!」
「魔理沙ウホ!」
「ぅほ!」
「うほうほう」
ギョウヘルインニ
- 作品情報
- 作品集:
- 32
- 投稿日時:
- 2014/09/22 13:16:51
- 更新日時:
- 2014/09/23 00:10:51
- 分類
- 早苗さん
- 魔理沙
どこぞの知恵の付いたエテ公はM16のカスタムを掲げて馬に乗っているのに、この魔理沙ときたら……。
そういや、どっかのガッコではカニが給食に出るそうですね。
俺も最近、スライムを作っていたので早苗の気持ちはわかりますwww
早苗とは旨い酒が飲めそうだ……(遠い目)