代替

小傘「芳香ちゃんがぬるぬる動いてる！」
芳香「柔軟剤の力だな」
小傘「だからってお墓を玉座に改造するのはよくないと思うよ」








メディスン「首取れた」
ヤマメ「何だと」
メディスン「くっつけて」
ヤマメ「ネジでくっついてたのかよ」
レティ「錆びてるわね」
メディスン「何だと」
メディスン「このままじゃボディが動かないよ」
ヤマメ「どうすんの」
メディスン「代わりの首を調達する」
ヤマメ「ネジの方何とかしろよ」
レティ「私は余った卵を全部ゆで卵にして食べないといけないから」
ヤマメ「静葉は？」
レティ「さっき食べたでしょ」
ヤマメ「何だと」






ヤマメ「何が悲しくて首のスペアなんて探さないといけないんだ」
メディスン「スイカ入れるネットに私の首入れないでくれない？」
ヤマメ「重いんだぞ首って」
メディスン「あとボディ引きずらないで」
ヤマメ「蜘蛛っぽい足を出すと目立つんだよ」
メディスン「ところでどこに向かってるの？」
ヤマメ「寺」
メディスン「首があってたまるか」





響子「おは
ヤマメ「おざまーす」
メディスン「おざまーす」
響子「首をスイカ入れるネットに持ち運んでる妖怪がでた！」
ぬえ「ヤマメじゃん」
響子「え？知り合い？」
メディスン「え？知り合い？」
ヤマメ「幻想郷七並べ愛好会で出会った」
メディスン「何だと」
ぬえ「どうしたの今日は」
ヤマメ「コイツの首のスペアを探している」
ぬえ「ネジでくっついてんのかよ」
メディスン「うるさい」
響子「錆びてる」
メディスン「うるさい」
ぬえ「何故ネジを直さない？」
メディスン「人形なんだから新しいパーツに興味持つのは自然なことよ」
ぬえ「服じゃねぇんだな」
ヤマメ「ロボット体質っぽい」
響子「なんで首探しに寺なんかにきたの？」
ヤマメ「住職に首を生け贄に捧げてるかと思って」
ぬえ「いるんだよたまにそういうヤツ」
響子「何だと」
ぬえ「全く迷惑な都市伝説だよ」
メディスン「なんで広まったのよ」
ぬえ「多分七並べ愛好会の時にヤマメが酔った勢いで...」
ヤマメ「アレが原因だとは考えにくいね」
ぬえ「だよなぁ」
響子「何だと」
ぬえ「とりあえず余った首がないか聖に聞いてくる」
ヤマメ「頼んだよ」
メディスン「なんで生け贄余ってんの」







ぬえ「首余ってない？」
聖「さっき食べたでしょ」
ぬえ「何だと」






ヤマメ「どうだった？」
ぬえ「知らない間にさっき私が食べたらしい」
響子「何だと」
メディスン「どうしよう」
ぬえ「墓にキョンシー住んでるからそいつから貰えば？」
ヤマメ「なるほど」








ヤマメ「なんだあの玉座」
メディスン「墓でできてる」
小傘「スイカ入れるネットに
メディスン「うるさい」
芳香「ヤマメじゃないか」
ヤマメ「芳香お前キョンシーだったのか」
メディスン「顔広いねヤマメ」
芳香「幻想郷七並べ愛好会知らないのか」
メディスン「つまんなそう」
ヤマメ「何だと」
芳香「今日はどうした」
ヤマメ「コイツの首のスペアを探している」
芳香「ネジでくっついてんのかよ」
メディスン「うるさい」
小傘「錆び
メディスン「殺すぞ」
芳香「私じゃなくて首持ってんの青娥なんだよな」
ヤマメ「貰ってきて」
芳香「貰えるかな...」







芳香「首くれ」
青娥「さっき食べたでしょ」
芳香「それはお前の首だ」
青娥「







ヤマメ「どうだった」
芳香「食った」
メディスン「何だと」
ヤマメ「どうする」
芳香「私の使うか」
メディスン「遠慮しとく」







赤蛮鬼「首を探しているんだって？」
ヤマメ「さっき食べたでしょ」
赤蛮鬼「何だと」







ヤマメ「ただいま」
レティ「どうだった？」
メディスン「みんな食べちゃった」
ヤマメ「しばらくはこのままでいいんじゃないか？」
レティ「そうね」
メディスン「何だと」