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『短編集1 』 作者: 弥生
1
けーね先生「やぁ皆、冬休みはどうだった?楽しむのも良いが、勉強もしっかり
しろよ。…それから、冬休み中にチルノが行方不明になった。
心辺りのある奴は教えてくれ。以上だ。」
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リグルきゅん「チルノちゃんどこ行ったんだろうね。」
チルノは冬休みの間に忽然と姿を消した。目撃者は大妖精と一緒にいた、と言うが、
大妖精は大声で泣き出し話にならなくなるのだ。
大ちゃん「クスクス…何言ってるの?チルノちゃんならいつも一緒にいるよ?」
ルーミア「そっ、そーなのかー」
大妖精はチルノの一件で気が狂った様だ。それもその筈。大妖精はチルノを
溺愛していたからだ。
〜いつもの二人〜
チルノ「大ちゃんあそぼー」
大ちゃん「うんっ!今日もいっぱい遊ぼうね!」
大ちゃん「チルノちゃん冷たくて気持ちいいよぉ〜クンカクンカ」
チルノ「はっ、はずかしいよぉ///」
チルノ「あたい、大ちゃん大好きだよ!」
大ちゃん「わっ、私も…好きっ……」
チルノ「うんっ!ありがとう!」
大ちゃん「///」
〜終わり〜
大ちゃん「じゃあ私こっちだから。」
ミスチィィー「またねー」
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リグルはどうしても後を追いたくなった。それは病んでいる大妖精の生活、
言動、行動に興味があったからだ。関わり方を変えなければいけなくなるかも
しれないから、という理由もある。とりあえず大妖精の状況を把握したいのだ。
リグルは気配を消した。…何処からか下品な音が聴こえる。
ブリィッ!!ブボボボボッッ!
リグルはそれを排便している音だと分かった。しかしこんな所で…いくら森の奥深くだからといったって、こんなに大きな音を出したらバレるだろう。
そーっと音のする方へ行った。
ブッップッッッ!! ハァハァ…
獣の様な荒い息をたてる者の声がだんだんと近づく。
ハァハァ…ハァハァ…!チルノちゃぁぁん…
リグル「!?」
この声は大妖精であった。糞をしていたのは大妖精だった。
糞をしていたのは大妖精だったのだ。
何故チルノの名を出すのか…チルノに見られながらのプレイでも
味わっているのだろうか?
リグル「ぉぉっ…ぉぇぇーー…………」
いや、違った。味わっていたのは糞だった。
彼女は糞を食べている。彼女は糞を食べているのだ。
その場て吐いてしまうリグル。
リグル「(何だよそれぇ…どんなプレイだよ。まさかチルノちゃんのうんこ
食べてるのか?それとも自分の出すうんこ食ってチルノちゃんに冷たい目 で見られるプレイなのか?…どっちの妄想だ……?)」
大妖精「チルノちゃぁん…今日もまた一緒だよぉ。」
今の言葉で、リグルの超天才的頭脳の豆電球が光った。
そうか、大ちゃんはチルノちゃんを食べたんだ。
お腹の中にチルノちゃんが!…いや、きっと何もない。大ちゃんのなかには
誰もいない。チルノちゃんはもう消化されきっているだろう。
リグル「・・・」ガサッ
リグル「!?(しまった……!!)」
大妖精「誰っ!!?」
リグル「くっ、逃げるか…戦…できるかっ!大ちゃんは強い!!」
大妖精「あれぇ?リグルきゅん?どうしたの?」
迫る大妖精。彼女は笑顔であったが、目だけが笑っていなかった。
大妖精「何か見た?」
リグル「何も見てないさ。暗くて怖いよここ。」
大妖精「そう。なら後ろの方をまっすぐだから。」
リグル「あぁ、ありがとう。」
何事も無かったかのように会話を終えた。良かった助か
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けーね「昨日からリグルの行方が不明だ。一体どうなってやがる?」
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2
彼女が具合が悪いというので医者に診てもらう事にした。
その医者はどんな薬でも作ってしまうらしい。
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「ーーーじゃあ、薬出しておくわ。」
ほのかに甘い香りのする診察室。何だか気持ち良くなる香りだ。
綺麗な所ではあるが、奥にある錆びた鉄と充分に換気されているのが気になる。
「貴女も薬いる?」
「いえ、私は特に。」
どうしてそんな変な事を言うのだろう。冗談なのだろうか。
「えぇ、そうね、健康なのは良い事だわ。」
帰る時にも「本当にいらない?」と聞いてきた。
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薬を貰ってから3日目。
彼女の作る料理が不味く感じた。何かと思って作業を見ていると、調味料を大量投下
していたのだ。
あの彼女がそんな事をするなんて…。信じられなかった。
薄味は嫌でしょ? なんて言う彼女。殺す気か?
6日目。
彼女が倒れていた。体が動かないと言う。感覚すら無いと。
だがほんの2分程度で治った。が、やはり心配だ。
もう一度あの医者に診てもらおう。
彼女を連れてあの医者の元へ行った。
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「入院が必要ね。今日の薬は…そう、飲んでないのね。」
医者は彼女に入院をするよう言ったが私が断った。
確かに倒れるところまでいってしまったが、ここに来るまでもいつも通りだった。
入院するほどでもないだろう。
「じゃあ貴女が入院する?」
「しません。」
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おかしい。彼女が今朝から家にいない。外を探しても何処にもいなかった。
遠くに行ってるとは思えないが…。
起きた時、倒れなかっただろうか。何処かで倒れてたら大変だな。
そういえばあの薬を飲み始めてからだったな。彼女がおかしくなったのは……。
…いや、そんな事はないだろう。薬の副作用ってやつだ。
そうでなくても、薬が効いているんだ。そうに違いない。
私は落ち着く為に家にあった新聞を読んだ。
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何て事だ。あの医者の薬には副作用が無い。しかも医者は最近現れたらしい、その上無償で診てくれるという。余りにも怪し過ぎる。
私は急いで医者の元へ向かった。
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そこに彼女はいた。ただ、腕が無かった。千切れているような…そんな感じ。
「何でここにいる?」
私は問う。
「薬が欲しくなって…」
眼の焦点が合っていない。
「その腕はどうしたの?」
「お医者さんに食べられたの。」
……何?
医者に腕を食べられたなんて、と思ったが信じるしかなかった。
今この瞬間に私の腕をかじろうと飛び出してきた医者がいるからだ。
「逃げるよ!!」
「え?」
私は彼女を引っ張って逃げた。幸いにも医者は追ってこなかった。
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あの医者が人の肉を酒のつまみとして喰う事が解ったのは数日後の出来事だった。
何人もの死体があの診察室にあったらしく、臭いを鉄でカモフラージュしてたとか。
その鉄に血がついて錆びていたと考えると納得がいく。
詳しい事は解っていないが、あの甘い香りには体や脳を麻痺させる効果があるのでは
ないかと思う。薬を飲む事で甘い香りを嗅がなくても同じ効果があるのかも。
私が病院にいた時に医者の不自然な点を不信に思っていなかったのもその甘い香りのせいだろうか。
彼女は元気になった。もう調味料を大量投下するなんて事はしない。
そしてあそこには二度と行かない。
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3
フラン「運運」
フラン「運運」
レミリア「その運運言うのやめなさい。」
咲夜「レミリアお嬢様、フランお嬢様は言葉遊びをしていらっしゃいます。」
レミリア「は?」
咲夜「運を連呼していますね。運連呼…うんk」
レミリア「下らないわね。」
フラン「珍珍」
フラン「珍珍」
レミリア「もう良いわ。」
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4
豆撒き。それは鬼に豆を投げつけ家から厄を追い払い、
さらには福は家に入ってこいと叫ぶ行事である。
ちなみに北海道では落花生を投げる習性があり、
投げた後は拾えるやつは拾って食べるのだ。
だからただの豆だったら汚くて食えないと
思うのだが、どうでしょうか、食べるんですか?
萃香「知らんがな。」
(・∀)⊃・∴∵.∴∴∵・∵∴.∵∴.∵・∴∵・.
∵∴∵.∴∴・.∵∵∴.・∴∵
私は豆撒きが嫌いだ。鬼だからといって子供たちが∵∴∴∵∴∵ ・
豆を投げてくるからだ。 ・. ∴∵∴∵∴∵ .
どんなに優しそうな子供でも目の色を変えて . . ∴∵∴∵∴∵
ぶん投げてくる。 ・..・・ . ・・ ・. ・
私はそれがたまらなく怖くて嫌だった。
「いたぞ!鬼だっ!」 「ロリ鬼だ!!」
私は逃げる。ひたすらに逃げる。
逃げれば子供達は満足するのだ。
「追い返したぞー!!」
やったー やったー やったーm
子供達は勝利のポーズをとっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
酒を飲んだ。いつもよりもっと多く酒を飲んだ。
子供達に悪気がある訳ではない。
子供達は厄を追い払っただけなのだ。
…
……
………?
私は何か悪い事をしたのか?
私がいると困る事があるのだろうか。
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霊夢「そんな事無いと思うわ。」
博麗神社に行って慰めてもらう。
霊夢に会うことで少し気分が良くなった。
霊夢「それに…」
急に霊夢が顔を紅くした。
霊夢「私は…萃香の事好きよ?」
萃香「あっ、うっ…ありがと……。」
妙に照れ臭くなった。
そうだ、霊夢がいる。それだけで良いんだ。
霊夢「ところで萃香」
萃香「ん?」
霊夢「豆撒きはしないけど……まっ……」
萃香「ま?」
霊夢「マメを舐めr…
萃香「ヤる。」
霊夢「恵方巻食べる?」
萃香「食べるー」
霊夢「食べさせてあげるわ。」
萃香「んほぉ」
霊夢「可愛いわよ、萃香。」
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「どうするのです?」
「…何がでしょう?」
「質問を質問で(ry いえ、これからのことです。」
「まぁ、見てて下さい。」
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4
リグル「…ここは……。」
気が付くとベッドの上だった。あれは夢だったのか…。
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大妖精「チルノちゃんおはよう〜」
チルノ「おはよう大ちゃん!」
ふふっ、本当に夢だったみたい。良かった。
…あれ?何の夢だっけ?
大妖精「私今日幸せな夢をみた気がするよ〜」
チルノ「あたいは恐ろしい夢をみた気がするよ。」
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早苗「〜♪」
小傘「ビクゥ!」
早苗「なっ、何なんですか?」
小傘「いや、なんかデジャヴが…今朝悪い夢をみた気がして…」
早苗「偶然ですね。私もです。二回死んだ気分がします。」
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「これに理由は?」
「にぼし…」
「は?」
「にぼしの日に向けて書き出しています。」
「…あぁ、成る程。」
「正直下書きにA5用紙(嬉しい線つき)を5枚ほど使うので打つのが大変ですね。」
「メメタァ」
「安心して下さい。誰も死にません。」
「殺さないのですか?」
「えぇ。」
「何故です?折角生き返らせたからですか?」
「そうじゃないです。
一年に一度。それがたとえ某チョコレート会社の売上向上の為のイベント
だとしても、彼女達には想いを伝えられる1つのチャンスなのです。」
「はい。」
「幸せになってほしいんですよ。」
「…分かりました。」
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明けましておめでとう。
どうせ今年も独りよ。妬ましい妬ましい。
クリスマスもシングルベルだったわ。ほんとリア充爆発しろ。
何か悲しくなってきたわ。
…あと1日後にも最悪なイベントがあるわね……。
はぁ…去年も渡せなかった。何度作った事か……。
味も形も上出来なのに……。
どうして皆は簡単にあげられるのかしらね……。
妬ましい……。
妬ましい……。
ねぇ、貴女は私の気持ちに気付いているのかしら?
毎年あの日のために作っているけど…渡せなくて…。
そのたびに独りで食べて…妬んで……。
……今年こそは渡すわ。
私の気持ちに気付いてほしいから。
今はすっかりあのイベントの話題ばかり。
CMは某チョコレート会社がさっそく始めていたわ。
皆には渡せるのに、あいつには渡せない。
会話だって減っていってる。
何だか距離を感じる…。
貴女は何も想ってないのかしら。
とても寂しいわ。
材料を買った。
型もまた新しいの作らなきゃ。
1つ目は『一緒』の後の物語です。テーマは『興味本意』です。明るく書きました。
2つ目は昔私が書いたのを真似して書きました。連メリとえーりんを想像してます。
運呼
4つ目は豆撒き&んほぉ巻です。酒!飲まずにはいられないッ!
夢オチは駄目って誰かが言ってた。
25日遅れの新年祝いの言葉。
プロローグってやつだと思う。
弥生
- 作品情報
- 作品集:
- 32
- 投稿日時:
- 2015/01/21 13:54:32
- 更新日時:
- 2015/02/13 00:23:04
- 分類
- 短編集
- 一部パロディあり
- 夢オチ
- 某チョコレート会社の板チョコは箱買いしてる
にしても一体何のパロディなんだ?
個人的には2つ目の話が怖かったです。(小並感)
ていうか蓮メリだったのですね。
気付きませんでした
元の話のカップルは男女ですが、ここでupするなら
百合カップルが良いと思いまして。
えぇ、そうです。女の子同士が大好きです。