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『悪魔と毒』 作者: あーたん
ある晴れた日の午後。
霧雨魔理沙は一人でパチュリーのいる図書館を訪れていた。
もちろん本を盗むためである。
それは魔理沙にとってはいつものことだった。
「・・・フ〜今日は暑かったからここは天国だぜ〜」
魔理沙は図書館を歩き、目当ての本を探していた。
やっと目当ての本が見つかったところで聞き覚えのある声が聞こえた。
「こんにちは魔理沙。」
「なんだパチュリーか・・・この本は死ぬまで借りていくぜ」
「死ぬまで・・・ね・・・」
パチュリーはまるでいつもとはちがう別の冷静さだった。
「?お前いつもとなんかちがうような・・・」
「・・・そんなことないわよ?」
「・・・」
魔理沙はすこしパチュリーに不信感を覚えたが気にせず帰ろうとした。
しかしそれを阻止するかのようにパチュリーが呼び止めた。
「あ・・・!ちょっと待って魔理沙!」
「なんだよ。本なら返さねーぞ」
「お茶してかない?」
「はあ?」
「入れすぎたのよお茶を。」
なにか企んでいる。それは魔理沙も気付いていた。しかし歩きまわって疲れていた魔理沙は休むために少しだけなら・・・とイスに座った。
「はいこれ。」
そう言って差し出されたお茶は鮮やかなピンク色だった。
「じゃあもらうぜ〜」
「どうぞ」
飲んだ瞬間魔理沙は妙な違和感を覚えた。
「なあパチュリー。これなにが入ってるんだ?」
「毒よ。」
毒という言葉に魔理沙は驚き、今飲んだものを必死に吐き出そうとした。
「あら。そんなにあわてなくても死にはしないわ。」
「・・・じゃあどんな毒なんだよ。」
「そうね・・・効果からいえば毒というより薬ね。」
「薬?」
「永遠に死ねない毒よ・・・」
永遠に死ねない。その言葉を魔理沙が理解するのに時間はいらなかった。
「ふざけるな!!永遠に死ねないなんて!苦しいだけじゃないか!!!それにお前にだって本は永遠に返ってこないじゃないか!!!」
「じゃああなたは死んだら返す気なんてもとからあったの?」
そうパチュリーに言われて返す言葉などなかった。
「あなたのことを今どんなに殴ったって今どんなに刺したってあなたは死ねない。死なずに苦しむだけ。永遠に。」
「そ、そんな・・・」
「あら?あなたは本を永遠に返さなくていいのよ?喜ぶことじゃない?」
「い、いやだ!頼む!この毒を消してくれ!」
魔理沙は必死に頼み込んだ。しかしどんなに頼もうとパチュリーは毒なんて消してくれない。
「ざんねんね・・・」
そう言ったパチュリーの顔は悪魔のようだった。
あんまりまとまってない話になってしまいましたが、コメントくれたらうれしいです・・・
あーたん
はjs
- 作品情報
- 作品集:
- 32
- 投稿日時:
- 2015/07/24 03:45:41
- 更新日時:
- 2015/07/24 12:45:41
- 分類
- パチュリー
- 魔理沙
それにしても前作から魔理沙はろくな目に遭ってないですね。
なんか私が話を投稿するとなにかと分類は霊夢と魔理沙になっちゃいます・・・
魔理沙が前回からろくな目に遭ってないのはそのせいかとおもわれます。