よくある思考

「おまんこ」
「言えばいいってもんじゃないでしょ。」
「タイトル詐欺ね、」
「全くよ。」


夕食のカレーを食べた後、浣腸をするって
メリーと約束したのだけれど
遅いわね…何やってるのかしら。

「ごめんなさい、ナニしてたわ。」
「しばくぞ」

ただでさえあまりやりたくないのに…
そんな態度ならしてあげないわよ。

「あら蓮子、随分張り切ってるわね。」
「」

そう見えるのだろうか。
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おまけ


そもそも愛してるだの抱きたいだの言い合ってるくせに
やっぱり迷惑かけてるとか無理させてるとか
そう考えてしまうのは一体何なのだろうか。
結局は相手の方から言ってほしいんだろうか。
心が見えないというのは中々に不便なものである。
愛が見えないというのは時々に不安なものである。
しかし、それが楽しいのではないのか。
いや、楽しいというのは間違えているのか。
それでも、どっちにしても信じられるだろうか。
見える愛を信じられるのだろうか。
見えぬ愛を信じられるのだろうか。
恐らく信じられないだろう。
何故ならその者は既に疑心暗鬼に陥っている。
相手との関係、会話、接し方、一つ一つ疑い始める。
こうなるとキリがなく、周りも御手上げとなる。
もっと冷静になって考えてほしい。
本当に相手は迷惑しているのか。
本当に相手は無理しているのか。
断言できないなら黙れ。
安心できないなら祈れ。
人に見える発言をしてなんになる。
誰かが教えてくれるのか？
「あの人は貴女を嫌ってなんかない」と。
それでも信じはしないだろう。
誰かが助けてくれるのか？
「それでは一緒に探りましょう」と。
それは一時的な自己満足で終わるだろう。
負の感情を出しているより
いつもの自分というのを出すべきだ。
その後、嫌われていないようにと祈るのだ。
相手も周囲の者もその者自身も
いちいち不安だなんだと言われれば良い気持ちではない。
素直な相談ならまた変わってはくるが。
だから、あまりそんなに深読みし過ぎず
気持ちを楽にしたら良い。
大丈夫、相手もきっと好いてくれている。
そう信じていろ。
その明るさは相手に好印象を与えるかもしれない。
確かに低く見積もるのは大切である。
しかし、いつまでも低くいては相手は見付けてはくれない。
心配するな。いつも通りで良いのだ。
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「…勇儀。」

「どうかしたのか？」

「いや、ちょっと思い出してて…。」

「へぇ、どんなのだよ？」

「言えないわよ。…でね、えっと……。」

「ん？」

「……愛してるわ。」

「あぁ、ありがとう。私も愛してるよ、パルスィ。」



昔友人から言われた言葉を思い出していた。
知らなければ良かったことなんていくらでもあると
よく言っていた友人だ。
その友人は私を気にしてくれていた。
だけどそれは友人だけではなかった。
友人の多少の苛立ちを感じ取りつつも話を聞いた。
私は本当に愛されていることに気が付いていなかったのかもしれない。
もしくは、たくさん言われたかったのかもしれない。
面倒臭いものだ。
そう、面倒臭いのだ。
相手が自分を嫌いなら、周りが教えてくれる筈。
それを理解していなかった。

……それにしても何で勇儀はすぐに付き合ってくれたんだろう。
よく分からないわ。