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『死屍累々』 作者: 弥生

死屍累々

作品集: 最新 投稿日時: 2015/08/20 08:11:13 更新日時: 2015/08/20 17:11:13
早苗ちゃんは今日も元気いっぱい!
あれあれー?なんだか怖いお姉さんがいるよ?
話を掛けてみよう!お姉さーーん!!

「…今、呪いをかけたわ。」

あれれれー?どうしてだろう、怒られてるのかな?
早苗ちゃん、心当たりはあるのかな?

「どういう事でしょうか?呪い?」

早苗ちゃん、困っちゃった!

「貴女はもう死ぬまで幸せを感じることはできない。」

んーー?早苗ちゃん、このお姉さん思ったよりも怖いよ!

「えっ、いやぁ、デタラメですよね?」

「いずれ分かるわ。」

お姉さんが何処かに去って行っちゃった!
まだまだ聞きたいことあったのになぁ……ぐすん。
´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´´
「ということがあったんです。」

「お前の回想ホントキモい。」

「同感ね。」

「皆でいじめないで下さい、泣きます。」

博麗神社へ、この話をする為だけにやって来た早苗。
魔理沙と霊夢に聞いてもらっていたが、思わぬところでツッコミが。

「それで?呪いの効果はあったのか?まぁないだろうけどよ。」

「いやあるんですよ。」

「「マジで!?」」

ここぞとばかりに反応する二人。
そこまで信用されていなかったことに落ち込む。

「え…それって具体的にどんな感じなのよ?」

「超高級酒を見付けて「おぉ」ってなる感じですかね。」

「それ後で頂戴ね。」

「もう呑みました。」

「!?!?」

「それで、幸せだけじゃなくて、喜びも消えたみたいです。」

「おい、それって最近映画で……

「まず興味ないですし、違いますし。」

会話がズレていく。


…。
来客が来たようだ。



「大変だよ!大ちゃんが!」

「そんな騒がないでチルノちゃん。」

大妖精とチルノだ。

「どうかしたの?」

「大ちゃんがねぇ……!」




「成る程、私と同じですか。」

「つまりその女が犯人って訳なんだな。」

「そうなるわね。それにしても呪いって。」

半笑いの霊夢。まだ信じていないみたいだ。

「嘘じゃないよ!大ちゃん私と居てもなんとも思わないって!」

「マズい事になったわねぇ……。」

マズい事になっているのだ。
あと大妖精の認識のされ方が酷い気がする。

「取り合えず様子見になるんじゃないか?」

「それもそうですね、フッと消えるかもしれませんし。」

「私、チルノちゃんに冷めたのかな?」

「「「「それはない。」」」」
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「貴女は…」

「また会いましたね、そしてまた話を掛けてしまった。」



大妖精が壊れるまで、あと数十分。



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「何?また来たの?」

「良いじゃないですか、私可愛いので。それに魔理沙さんだって同じですよ。」

「だってここ快適だから。」

「嘘でもいいから私目当てって言いなさいよ。」


「で、あれからどうなの?」

「全く駄目です。信仰が増えても何も感じません。」

「だからそういうのを霊夢の前で言うなって。」

「気 に し て な い か ら、大丈夫よ?」

「怖いです。」


…。
来客
「多分あの二人だろ」

「そうね。」

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「またあの女に会ったの!?」

「はい…私、どうなっちゃうんでしょう?」

「ってそんな事言われても。」

「何も言われなかったんですか?」

「はい…。」

「大ちゃん……、あたいの事嫌いになったの?」

「「「「それはない。」」」」

「良かったぁ〜、私、大ちゃんの事好きだから、嫌われてたらどうしようかと。」

「「「それはな「ちょっと待って。」

この安定した流れを壊したのは大妖精だった。

「信じられないよ……そんなの………」

「はぇ?ちょっと大ちゃん?」

「信じられないよっ!!」

大きな炎が上がる。

チルノが燃えた。



「え…は……?ちょっと大妖精?」

「信じられないい信じられない信じられない信じられない信じら」

「皆っ!逃げろぉぉぼぉぉおあああああああああ!!!!」

魔理沙の顔が一瞬で丸コゲになった。
灰になったそれはボロボロと崩れ落ちる。

「だ、大妖精……落ちつッッッ」

「うるさいなぁ」




私はどうすれば良い。
奇跡か?いや、今奇跡が起こってどうなる?
皆が生き返ったりとかするのか?

「もう誰も信じられないもう誰も信じられない信じられない信じ」



……行った様だ。

待て、こんなところで休んだら駄目だろう。
大妖精が暴れたりでもしたらっ!
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遅かった。
遅かった。
遅かった。




止めなければ、私が。
たとえ殺す事になろうとも。
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「あ"… …あ" ぁ "……」

「ごめんなさい、許して下さい。」



「おい!何してるんだっ!」

「その声は……っ!?」

そこにいたのは魔理沙であった。
霊夢に、チルノ、それに皆も。


「早苗さん、ごめんなさい私、おかしくなってて……。」

「あ………はいっ!もう大丈夫なんですよね!」

きっと私の能力だ。
奇跡が起こったんだ。
皆生き返って、平和になった。
こんなに嬉しいことはない。
あぁ、とても嬉しい!
皆に囲まれて、皆笑顔で

________幸せだ。
どうも、感動の再開を果たした弥生です。
私をあの手(検索)この手(検索)で某SNSにいる私を探し当てたそうです。
私の書いた話を読んでくれているらしく、とても嬉しいです。

さて、今回はホラーに挑戦しました。
以前からホラーをやると某SNSで言っていたものの、ネタがなかったのです。
テーマはないです。

最後はとっても平和になりました!!やったぁっ!!
弥生
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2015/08/20 08:11:13
更新日時:
2015/08/20 17:11:13
分類
ホラー
早苗
1. 偏頭痛 ■2015/08/20 18:49:54
何だろう・・・・・都合が良すぎて素直に喜べない感じ…ホラーですね
2. 弥生 ■2015/08/20 18:53:41
コメントありがとうございます。
タイトル、謎の女の発言を確認してみましょう。
そう感じた原因の正体が分かるかもしれませんね。
3. レベル0 ■2015/08/21 21:48:01
これは……異変か!?
満場一致の「それはない」に笑ったwww
もしかしてこれ早苗死んでる?
4. 弥生 ■2015/08/21 23:27:46
コメントありがとうございます。
自分では寒いかなぁと思いましたが良かったです。
はい、そうですね。
5. あーたん ■2015/08/24 07:46:36
インサイドヘッド混じってましたねw
弥生さんの作品はなぜこうも面白いんだろう
6. 弥生 ■2015/08/24 18:10:01
コメントありがとうございます。
そういう映画には一切興味がないのでよく分かりません。
面白かったなら良かったです。
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