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『死にたい』 作者: あーたん
「・・・なんで人生ってこうもつまらないのかしら。」
私の人生思い起こせば後悔だらけだ。
当たり前に笑って当たり前に生きて当たり前に死んでゆく。
多分そんな人生がずっと続くのだろう。
「はあ・・・」
博麗の巫女として私は十分がんばった。
もう死んでもいいんじゃないか。
『あやまって。』
「!?誰よあんた!」
『今。言った事。あやまって。』
「はあ!?」
『死ぬとか簡単に言わないで。』
「知らないわよ!死のーが生きよーが私の勝手でしょ!?」
『・・・せっかく忠告したのに・・・』
なんなのこいつ。
『もういい。霊夢の事死ねなくしてやる。』
「なに言ってんの!?」
『・・・今から霊夢は死ねなくなる。永遠に。』
「は!?唐突に決めないで・・・」
見るとそこにはさっきの子の姿はなかった。
「・・・バカみたい。」
・・・「っはあはあはあ・・・なんで!?どうして死ねないの!?」
あれからいろんなところで死のうとした。
でも死ねない。
こんなに血が出て
こんなに骨が折れて
こんなにぐちゃぐちゃになってるのに
「なんで死ねないの!?」
ー神社ー
「・・・今度はこの包丁で胸を刺して・・・」
「お〜い霊夢〜遊びに来たぜ〜」
「!?魔理沙!?」
「・・・!?おいどうしたんだよ!?なにやってんだバカ!!」
やだ。
永遠に死ねないなんて嫌だ。
「来ないで・・・」
「死ぬな!」
「こないで・・・」
「やめろ!」
「コナイデ・・・」
「包丁を下ろせ!」
「うわああああああ!!!!!」
一瞬。
目の前が真っ暗になって。
誰の声も聞こえなくなった。
「やった。私死ねたんだ。あはははははは・・・」
博麗神社の中では
笑う少女と
うつろな目の色をした金髪の少女の姿があった。
ただ言うと狂った霊夢を書いてみたかっただけなんだ。
前作の百物語だと狂い度が足りなかったんだ!(言い訳)
あーたん
- 作品情報
- 作品集:
- 最新
- 投稿日時:
- 2015/08/24 23:33:16
- 更新日時:
- 2015/08/26 08:43:24
- 分類
- 霊夢
- 魔理沙(とばっちり)
あーたんの話は不思議な気分になれるから好きだよ。
それにしても「っはあはあはあ」のところを「あっはあはあは」と読んでしまった……。
ところでこの話は最後どうなったの?
あと1番好きな東方キャラは誰?
えーとですねこの話は霊夢は狂い続け、魔理沙は永遠に帰らぬ人となりました。
東方で一番好きなキャラは魔理沙です。