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『狂った少女(前編)』 作者: キャト
私はずっと地下にいるの。
誰も来ないの。
寂しいの。
だから 殺すの。
人を殺すと気持ちがいい。
全部忘れられて幸せなの。
「ねえ咲夜。」
「なんでしょうか妹様。」
「もう今のおもちゃ飽きちゃった。代わりに可愛い人形持ってきて。」
「・・・かしこまりました。」
咲夜はどんな人形を持ってきてくれるかな。
その人形は可愛い声を出すのかな。
薄暗い地下室で時が過ぎるのを待っている。
そしたらいつの間にか人形がいる。
「!?なんだここ!」
金色の髪に可愛い目。綺麗なお洋服。
やったあ♪
「いらっしゃい!」
人形だってお客様だからいらっしゃい。って言ってあげるの。
「なんだお前・・・私をどうする気だ!?」
「私のお人形さんになってほしいの。前のおもちゃ、すぐ壊れちゃったから。」
そういって私は遊び終わった後のおもちゃを指差す。
「なっ!?それ・・・本物の人間じゃないか!」
「?あれはおもちゃよ?人間じゃないわ。あなたもただの人形でしょ?」
この人形、言ってる事がなんか変。
「わ、私もああなるのか・・・?」
「う〜ん・・・遊んでみないとわかんない!」
そして私は咲夜がくれたナイフを手に取るの。
ずっとお人形と遊んできたから分かる事。
まず逃げないように人形の足を刺さなきゃいけないってこと。
狙いを定めて人形の足にナイフを刺す。
ザクッ
「ぎゃあ!!」
あっ声も可愛い♪
一本だけだと変だからもう一本の足にも刺してあげるの。
ザクッ
「やああ!!痛いいい!!やめてくれ!」
真っ赤な血が床に流れた。
綺麗だな。
人形の喉にもナイフを当ててあげた。
ピタッ
「ひっや、やめてくれ私に出来る事だったらなんだってするから。」
私がしてほしい事はただ一つ。
「叫んでほしいだけなの♪」
ザクッ
「ぎゃああああああ!!!あ・・・あ・・・」
「・・・」
「・・・」
「あれ?もう壊れちゃったの?・・・つまんないの。」
私はいつも地下室にいるの。
だから
私と遊んで。
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- 投稿日時:
- 2015/09/22 07:02:29
- 更新日時:
- 2015/09/22 16:02:29
まあそういう事ですね。
分かりずらかったならすみません。