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『狂った少女(後編)』 作者: キャト
私は今日も地下室にいたの。
そしたらパチュリーがものすごく怖い顔をしてこっちにきた。
「なあにパチュリー。私と遊んでくれるの?」
「・・・いいえ。昨日あなたが遊んだ人形をみせてほしいの。」
パチュリーはいつも私を無視するのにこういう時だけは頼み事をしてくる。
でも私は優しいから素直にそれに従うの。
「はい、これ!」
パチュリーに昨日の人形を差し出す。
「!魔・・・理沙・・・」
まりさ?
誰の事?
「どうしたのパチュリー。目から水が出てるよ?」
変なパチュリー。
「・・・フランがやったのね・・・?」
「?うんそうだよ?私がそれで遊んだの。」
面白かった〜
「・・・さない・・・」
「え?」
「許さない!!」
パチュリーの声が聞こえてからあと私の意識は途切れた。
***・・・
「う〜ん?」
気づくとそこはいつもの地下室。
でも体が動かなかった。
そして目の前には咲夜とパチュリーの姿。
「何?ねえこれとって。怖いよ・・・」
「大丈夫。すぐ終わるわ。」
パチュリーの顔が悪魔に見えた。
「咲夜。」
「はい。 スペルカード発動。『殺人ドール』」
一瞬何が何だか分からなくなって。
でもそれも痛みですぐわかった。
ドスドスッ
体に突き刺さる無数のナイフ。
「きゃあああ!痛いよ!!」
「ふん、咲夜。もっとやって。」
「・・・スペルカード発動『プライベートスクエア』」
ドスッ
さっきよりも深く突き刺さるナイフ。
「うぐっ!」
これ以上やられたら死んじゃう・・・
「や・・・めて・・・私にできることならなんでもするから・・・」
「・・・ねえフラン。魔理沙がそう言ったとき、あなたはどうした?」
「え・・・?」
まりさ、それは昨日遊んだ人形だ。
その人形も今の私と同じ事を言っていた。
その時私は・・・
殺した。
「フラン、あなたも魔理沙と同じ苦しみを味わえばいいのよ。」
ドスッ
深く突き刺さったナイフ。
私の目から滴が流れた。
今日も私は地下室にいるの。
吸血鬼はすぐに死ねないの。
だから今日も私は
おもちゃと遊ぶの。
BAD END
- 作品情報
- 作品集:
- 最新
- 投稿日時:
- 2015/09/23 02:21:09
- 更新日時:
- 2015/09/23 11:21:09
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