虚無感

作品集: 2 投稿日時: 2009/08/07 18:26:45 更新日時: 2009/08/07 18:26:45
何故、何故彼女は立ち上がるのだろう。私の弾幕を何発食らおうとも、炎で身を焦がそうとも、妖力を持った手で腕をもごうとも、彼女は立ち上がる。
死が怖くないのだろうか。それとも、あきらめているのか。諦める、否、彼女は諦めていない。だからこそ立ち上がって私に攻撃を仕掛けてくる。不思議な少女、博麗霊夢。彼女の肉体はただの人間と変わりない。握ってしまえばすぐにつぶれるような、脆弱で愚かで悲しい生き物だ。かつて私もそうだった。私もこの生き物と変わりない、ただの人だった。
永遠の時を行き続ける様になってから、もはや私にとって人間などつまらない生き物だった。
朝起きて、決められた事をして、寝る。つまらなすぎる。人間だった頃の私も、この生きていくうちに起きる一連の動作を繰り返してきた。
生まれたとき、私には名前がつけられた。藤原妹紅。世界に一つしかない名前。いや、一つ、とは限らないかもしれない。どこかに、同姓同名がいるかもしれない。そんな事を考えながら、11回目に起き上がった霊夢の顔に蹴りを入れた。
霊夢は何故戦うのだろう。本当に死が怖くないのだろうか。私は何度も死を体験した。だが、あれは本当の死じゃない。朝起きるように、目覚める時のように意識が覚醒して、いつの間にか生きている。じゃあ死んだ時の空白の時間はどこだ。死んだら無になるのか。自分がわからぬまま、永久に眠っている状態になるのか。
それは怖い。そんな怖いことがおきそうなのに、霊夢は立ち上がる。12回目に起き上がった霊夢に、炎を浴びせて火傷を負わせてやった。
「どうして貴女は戦うの」
私は尋ねた。しばらく霊夢が起き上がらないので、しばらく待つ。すると、霊夢は顔だけ上げて、答えた。
「自分が生きるためよ」
生きる。生きるために死にかけてまで戦うのか。ばかばかしい。やはり人間は馬鹿だ。
こんな愚かな生き物は消えてしまっていい。所詮はこの世の全てを食いつぶす害虫だ。霊夢は左肩の部分を抑えて、出血を少しでも抑えようとし、立ち上がる。顔には治っても痕が残りそうなくらい重度の火傷を負い、血まみれの体で立ち上がった。
「もう立ち上がらなくてもいいでしょう、生きるために戦うなら負けないと死ぬわよ」
それでも、霊夢はこちらに歩み寄ってきた。拳を握り締め、振り上げて、私の頬に当てる。痛くは無い。頬に、手が触れる程度の感触。そのまま、霊夢は崩れた。地面に倒れて、目をあけたまま倒れている。息はしていない。脈も無い。死んだ。
私は彼女を火葬してやった。哀れな人間だった。ふと振り返ると、涙で顔をグチャグチャにした霧雨魔理沙がいた。よくも霊夢を、などと口走っている。私は意味が分からなかった。彼女は私に挑み、自分から死んだのだ。私はそのまま戦ったら死ぬと、警告した。それを無視して、霊夢は立ち上がり、死んだ。憎しみの対象にされる意味がわからない。面倒くさくなって、私は竹林を焼き潰す勢いで魔理沙を焼いた。たんぱく質の匂いが、気持ち悪くなるくらいに私の鼻をついた。もう私に関わって欲しくない。人でいさせないでくれ。人であるだけで悲しい。他人との係わり合いが怖い。誰とも喋りたくない。それでも他
人は、私に係わり合いを持とうとする。
「妹紅」
振り返れば、上白沢慧音が、悲しそうな顔をして立っていた。何が悲しいのかは、わからない。彼女は私の心を安らげようとしてくれる。余計なお世話だ。そんなものはいらない。でもいくら拒絶しても彼女は私に言う。お前は人間だと。
聞きたくない言葉だ。私が嫌いな人間。それは私自身。そんな事は聞きたくない。
小さな悲鳴と共に、慧音が倒れた。お腹には、朱色に染まった穴が開いていた。振り返ると、体の一部が炭化した魔理沙が、白い目をぎらつかせ、弾を放った。それが、慧音に当たった。私はなぜか魔理沙を思い切り踏みつけた。悲鳴を上げようと、命乞いしようと、構わず踏みつけた。そして、死んだ。
慧音に駆け寄る。虫の息だった。私の手を握って、呟くように言った。
「お前は人間だ」
そして、目を閉じた。二度と覚める事の無い眠り。私はなぜか涙を零した。
私は人じゃないんだ。もう、生きている事に理由も見出せぬ、化け物だ。なのに、なぜ涙が出る。この半獣のことなんて、どうも思っていない。なのに、なぜ彼女がいつも私に語りかけてくる事が頭の中を駆け巡る。
慧音の遺体は家の近くに埋めて、木を一本突き刺した。そして、私は自分の家に帰り、壁に寄りかかりながら、座り込んだ。もう何もする気力が無い。
朝起きて、食事も食べず、眠らず、死に、朝を迎えるように生き返る。
そうか。
そうかなるほど。

私は人間だ。
死ぬことが眠りとすれば、私は人間だ。起きる事は生き返ることだ。
そうだったのか、慧音。そうか。そうだったのか。

私は人間だ。
私は人間。
人間。
人間。
なんかもういろいろ疲れちまったよ
妹紅かわいいよサスペンダーしゃぶって一日終えたいよ妹紅
ワイシャツの腋の匂い永遠にかいでいたいよ妹紅
ズボンの股間部分から端っこの部分まで精液で汚してあげたいよ
寝顔を延々と見つめていたいよ
妹紅妹紅もコウもコウもコウも高
神社バイト
作品情報
作品集:
2
投稿日時:
2009/08/07 18:26:45
更新日時:
2009/08/07 18:26:45
分類
暴力描写アリ
理解不能
俺も理解不能
妹紅
霊夢
魔理沙
慧音
1. 名無し ■2009/08/08 00:54:44
し、しっかりするんだバイト!!
2. 名無し ■2009/08/08 08:22:40
じゃあ妹紅のリボンは僕が持っていきますね
3. 名無し ■2009/08/08 20:29:46
とりあえず妹紅が好きなのは大変良くわかった
4. 名無し ■2009/08/08 20:56:30
長編を書くより、短くて読ませるものを書く方が難しい気がする
中々良かったよ。イ`
5. 名無し ■2009/08/16 03:22:10
ここで泣けるとは・・・
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