ゆかりんを撲殺するお話

作品集: 3 投稿日時: 2009/09/19 10:24:58 更新日時: 2009/09/19 10:24:58
橙は知っていた。
自分の主、八雲藍の事を。
藍は自分の為、主である八雲紫の為に尽くしている事を。
橙は知っていた。
藍が紫から受けている仕打ちの事を。
紫は自分に酷く不都合な事柄などがあると式である藍に全て押し付け、思うがままにいかなければ藍に折檻を行っていた。
それは理不尽なままに行なわれ、いくら式は所有者の道具として扱われても、その行為は周りの目にも余るものだった。
しかし橙は知っていた。
藍は紫の様に式である自分に酷い仕打ちをする訳でも無くただただ見てくれている事を。
そんな本当の母のような藍を橙は大好きだった。
だが藍の笑顔も紫の我儘な命令によって掻き消されてしまう。
そんな頭ごなしに藍を束縛する紫を橙は大嫌いだった。
橙はもう耐えられなかった。
だから橙は考えた。
どうしたら自分は主である藍と自由に暮らす事が出来るのか。
それはそれはとても簡単な事であった。
「紫さまが…居なくなればいいんだ…!」
小さな橙の大きな野望が今決意された。

〜〜〜

草木も妖怪も眠る丑三つ時、妖怪の賢者八雲紫は自室の布団にて熟睡していた。
しかしいくら寝ているとはいえその神経は常に研ぎ済まれ、いざ危機が迫れば瞬時に覚醒することが出来る。
刻々とその神経に察知されるべく殺意に満ちた影が紫の頭上に迫りつつあった。
橙が自分の背丈程ある戦斧を構えていた。
それはマヨイガの蔵にて紫がスキマにて蒐集したガラクタの山々から唯一橙が紫を殺害し得ると判断したものだった。
その得物の全貌は1m強程ある槍の頂点に斧と槌がついた中世の騎士が使う様な物だ。
これで紫の寝込みを襲えば自分でも紫の殺害に成功すると考えたのであった。
なんとも一か八かな大博打な行為だが狂気に満たされた橙には最早関係無かった。
紫を殺せば藍が自由になる
橙の思考は既に上記の事柄で一杯だった。
荒い息を吐きながら橙は遂にその手に持つ物を振り落とした。

〜〜〜

突如の尋常では無い殺意に目を覚ました紫の眼の前に橙が斧を振り落としていた。

ザシュッ

「あぐぁああああああぁっ!?」
咄嗟に顔を覆った手に刃が食い込む。
「ちぇ…橙!?あなた何て事しているの!?」
布団から飛ぶ様に起き上がる。
紫の問い掛けにも気にする事無く橙は第2撃を振りかざす。

ザシュッ

「うがぁぁああっ…!!」
どうしようもなく再び手で刃を受け止める。
橙の容赦無いフルスイングによって受け止めた左手首が中を舞う。
「あぁああ!!手がぁぁあああッ!!」
突然の出来事にいつもの様にスキマを展開出来ない。
どくどくと流血する手を抑えながら再び紫は橙に問う。
「橙ッ!!あなた私に何をしているのかわかっているの!?」
その問に初めて橙が口を開く。
「ゆかりを…殺せば…らんさまが自由になれる…ゆかりを…殺せば…らんさまが自由になれる…ゆかりを…殺せば…らんさまが自由になれる…ゆかりを…殺せば…らんさまが自由になれる…」
ブツブツと念仏を唱える様に橙が発した死の宣告に紫は戦慄を覚える。
「なんてこと…橙、お願いだから考え直してーーー

ブンッ

紫が言葉が言い終える前に橙は更に斬撃を払う。
体を仰け反ってなんとか回避するが残った右手首が二の腕ごと持っていかれてしまう。
「ぎゃぁああああっ!!!」
仰け反った反動で尻餅をついてしまう。
「らんーーーッ!!らんたすけーーー

ゴキャッ

助けを求める紫の顎目掛けて槌を振り下ろした。
「うるさいいですよ、らんさまが起きちゃいます」
顔を血と涙で濡らし顎を砕かれた醜悪な面様にかつての紫の面影は最早幻想になっていた。
「おごぉぉお!!!あんーーーッ!!!あんーーッ!!」
「うるさいっていってるだろ!!!」
激昂した橙が最後の止めと言わんばかりに猛烈な殴打を始める。
「おふぇがいひゃからゆるひーーー
「うるさい!!今更許すか!!」

グチャッ

「ごふぇんなさぃいい!!!もうしないーーー
「そんなこと信用できるか!!!」

ゴキャッ

「ほうあふぁたたちにはかまわなうかひゃーーー
「黙れ!!!寝てばかりの老害め!!!」

グチャッ

「おぇぇえ!!!おごぇええぇ!!!」
「死ねっ!!死ねっ!!死んでしまえ!!!」

グチャッ

「…!…………」

グチャッ
ゴキャッ
メキョッ…


〜〜〜

小鳥がさえずり、朝日が庭先を照らす。
八雲家一番の早起きの藍は朝食の準備を既に終えていた。
いくら怠惰な主とはいえども朝食にはいつも顔を出していた。
無理矢理起こすとやはり理不尽な暴力を振るわれるのでなるべく自首的に起きて来て欲しいのだが、起こさなくても何故起こさなかったと怒る。
また憂鬱な一日が始まると落ち込みながら紫の部屋を開ける。
藍の眼に写った光景は異様だった。
血まみれの橙がやはり血まみれの戦斧を手にし、その傍にはかつて紫だったと思われる肉塊が転がっていた。
唖然とする藍に虚ろ目の橙が気付いた。
「らんさま…私達はもう自由ですよ…!」
そう言う橙をただ藍は泣きながら抱くことしかできなかった。
予定では魔理沙を毒殺する話を書いていた筈なんですが…
いかんせん息抜きに即興で書いたものなのでツッコミ所が多々有りますがその点は御容赦を。

最後にこんな事するけどゆかりんかわいいよ大好きだよ!
ヨシナミ
作品情報
作品集:
3
投稿日時:
2009/09/19 10:24:58
更新日時:
2009/09/19 10:24:58
分類
撲殺
惨殺
グロ
1. 名無し ■2009/09/19 12:15:38
これはヤンデレと言うべきなんだろうか
2. pnp ■2009/09/19 12:28:31
強キャラの命乞いって何か燃えるものがありますね。
やはり叫び声って必要なんだと感じました。
3. 排気ガス ■2009/09/19 13:02:46
ゾクゾクするぜ
4. 名無し ■2009/09/19 13:09:50
老害くそふいたwww
泣き叫ぶゆかりんにおっきした
5. 名無し ■2009/09/19 14:23:12
小さな橙の〜がいい。すごくいい。
三人ともかわいすぎた
6. 名無し ■2009/09/20 02:01:23
強い奴が弱い奴に命乞いをする場面はどうしてこう興奮するんだろう・・・。


そしてこの紫は間違いなく団塊世代。
7. 名無し ■2009/09/21 02:17:47
これって撲殺じゃない気が…
8. 名無し ■2009/09/29 02:08:38
細かい事は気にするな
重要なのは命乞いをするゆかりんだけだ
9. 名無し ■2009/10/04 23:11:17
式じゃなくなったらこの二匹って
ただの雑魚になっちまうよ
10. 名無し ■2011/03/28 00:22:10
「死んでしまえ!!!」 ってどこかで聞いたような...。
11. ふすま ■2014/06/14 18:56:51
ひぐらし乙。
紫ざまぁ
名前 メール
パスワード
投稿パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード